発表年:2008年
ez的ジャンル:次世代デスチャ系女性R&Bグループ
気分は... :あなたと私は♪ 夢の国♪ 森の小さな教会で〜♪
本ブログで重視しているのがトップページに表示される10作品のバランスです。
"年代、ジャンルを問わない"というブログのコンセプトは勿論のこと、ベタなヒット作とややマイナーな作品のバランスあたりも、僕なりに考えています。
そんな中で結構心掛けているのが女性アーティストの紹介です。
ある時バランスへの配慮が疎かになってトップの10作品が男性アーティストだらけになってしまったのですが、自分で眺めていてむさ苦しい印象を受けました。
やっぱり女性アーティストのジャケがあると華がありますよね。
特に90年代、2000年代カテゴリーの女性アーティストは紹介記事を書いているだけで気持ちがウキウキしてきます(笑)
ということで今時のガールズグループCherish『The Truth』の紹介です。
チェリッシュは、まっちゃんとえっちゃんのデュオ。1973年に「てんとう虫のサンバ」が大ヒットし...って、そのチェリッシュかよ〜!
軽くノリつっこみしてみました(笑)年齢がバレてしまいますな。
ちなみにチェリッシュのグループ名って、The Associationのあの大ヒット曲に由来していたんですね。今日初めて知りました。
Cherishはアトランタ出身のFarrah、Neosh、Felisha、FallonのKing4姉妹が2003年に結成したR&Bグループです。
2003年にJermaine Dupriがプロデュースし、Da Bratをフィーチャーしたシングル「Miss P.」でデビューしています。同年にリリースされたDa Bratのシングル「In Love wit Chu」にもフックアップされています。
2006年にJazze PhaのレーベルSho'nuff Recordsよりデビューアルバム『Unappreciated』をリリース。全米アルバム・チャート、R&Bアルバム・チャート共に第4位となるヒットを収めました。
本作『The Truth』は『Unappreciated』に続く2ndアルバム。
1st同様Sho'nuffからのリリースです。
"次世代のデスチャ"、"アトランタのデスチャ"といった評判もあるようですね。
Destiny's Childを引き合いに出すには、まだまだ実力不足だし、それ以前にルックス不足かも?
でもその発展途上のひたむきな感じが良かったりします。
正直パンチのあるキラー・チューンはありませんが、全体の雰囲気は悪くないです。メンバーの年齢が20〜24歳となり、大人のグループへの脱皮を図ろうとしていますが、脱皮しきれないあどけなさ、初々しさが残っており、それが逆に魅力となっています。
個人的にはミディアム〜スロウ系の楽曲が好きですね。
プロデュースはJazze Phaをはじめ、Don Vito、C.Tricky Stewart、Eric Hudson、Bryan Michael Cox等が担当しています。
あなたと私は♪ 夢の国♪ 森の小さな教会で〜♪
全曲紹介しておきマス。
「Killa」
このオープニング曲は2007年にシングル・カットされています。Yung Jocをフィーチャーしたアップ・チューン。「キラ★キラ★トゥナイト」という邦題が軽いノリで好きです(笑)Don Vitoプロデュース。
本曲は青春ダンス映画『Step Up: 2 The Streets』(2008年)のサントラにも収録されています。同サントラにはFlo Rida『Low』やMissy Elliott、T-Pain等の楽曲も収録されており、なかなか勢いのあるサントラに仕上がっているようです。
「I Ain't Trippin'」
C.Tricky Stewartプロデュース。ソングライティングにはThe-Dreamの名もあります。この強力コンビの割には弱い気もしますが、個人的にこのあっさり感は嫌いじゃありません。
「Amnesia」
アルバムからの2ndシングルは哀愁モードのスロウ。この曲を聴いていると"アトランタのデスチャ"って書きたくなる気持ちがわかりますね(笑)
「Notice」
キュートなトラックが僕好みのミディアム・スロウ。Don Vitoプロデュース。
「Framed Out」
「I Ain't Trippin'」に続き、C.Tricky Stewartプロデュース。この曲のソングライティングにもThe-Dreamが参加しています。もっとアクの強い仕上がりが好みの人もいるかもそれませんが、僕は初々しさが残るこのくらいで十分です。
「Before You Were My Man」
イントロのピコピコがたまりません!初々しくキュートなミディアム・スロウは、かなりのお気に入り曲です。Omarion作品等でも活躍する期待の若手Eric Hudsonプロデュース。
「Superstar」
僕の一番のお気に入り曲。Jazze Phaプロデュースによる哀愁の美メロ・チューンです。切ない乙女心が伝わってくる感じがグッド!
「Only One」
僕にとっては、「Before You Were My Man」〜「Superstar」〜「Only One」という流れが本作のハイライト。Bryan Michael Coxプロデュース。この曲も切ないモードのミディアム・スロウです。彼女達には、こうした切ないミディアム〜スロウ系の楽曲が合っている気がします。
「Love Sick」
哀愁エレクトロ・サウンドが印象的ですね。Marlena Shaw「It Was A Very Good Year」ネタ。
「Damages」
近未来感のあるトラックが印象的ですね。この曲に限ってはもっとクセを強調しても良かったかなぁ?Ron "Neff-U" Feemsterプロデュース。
「Like a Drum」
Jazze Phaプロデュース。デスチャの影がチラつく仕上がりですが、でも個人的には好きなタイプの曲です。
Euro2008はベスト4が出揃いましたね。
今朝は「イタリア対スペイン」という決勝でもおかしくない好カードでしたが、それまでの3試合が好試合続きだったせいか、いまいち面白みに欠ける試合でしたね。
これで準決勝は「ドイツ対トルコ」、「ロシア対スペイン」の組み合わせ。
結果として、決勝トーナメント1回戦の僕の予想は4戦全敗でした(笑)
ここまで来たらロシアに優勝して欲しいですね。
グループリーグで大敗したスペインにリベンジなるか楽しみです。