発表年:1990年
ez的ジャンル:ポップ&スタイリッシュ系UKレゲエ
気分は... :ビールのおつまみにぜひ!
暑い日が続きますね。
いよいよビールと枝豆とレゲエが欠かせない季節になってきましたな!
UKレゲエ・シーンを代表するグループAswadの2回目の登場です。
前回はもUKチャートNo.1となったシングル「Don't Turn Around」を含む大ヒット作『Distant Thunder』(1988年)でしたが、1990年リリースの『Too Wicked』です。
ポップ路線に変更して大成功を収めた前作『Distant Thunder』に続く作品ですが、本作もレゲエの枠を飛び越えてより幅広いリスナーに訴求できる作品に仕上がっています。特に当時流行のグラウンド・ビートを取り入れたシングル「Next to You」は、みんな"ヤラれた!"って感じでしたよね!
Drummie Zeb(ds、vo)、Brinsley Forde(g、vo)、Tony Gad(b、vo)というメンバーの3人以外に、僕の知っているところではShabba Ranks、Steely & Clevie、"Ibo" & "Cat" Cooper(Third World)、Brian & Tony Gold、J.C. Lodgeといった名前をクレジットで確認できます。
最近は中古品が安値で出回っていることもあり、ビミョーに感じている人もいるかもしれないアルバムですが、このポップかつスタイリッシュなUKレゲエは今でも充分に魅力的だと思いマス。
特に「Next to You」、「Best of My Love」、「Smile」、「Got to Get (To Your Loving) 」の4曲は、夏のお供にぜひどうぞ!
オススメ曲を紹介しときやす。
「Fire」
オープニングはShabba Ranksをフィーチャーしてラガマフィンしています。当時、Shabba Ranksは人気ありましたね!
「Next to You」
シングル・カットもされたアルバムのハイライト曲。Maxi Priest「Close To You」と並び、レゲエにグラウンド・ビートを取り入れた名曲です。ヴォコーダーを使っているあたりも僕好みです!とにかくサイコー!
「Best of My Love」
ご存知Eaglesの名曲カヴァー。オリジナルを聴いた人も、聴いたことがない人もこの極上ラヴァーズには満足すると思います。♪Oh, sweet darlin’〜♪ you get the best of my love〜♪
「Confidential」
「Gotta Find a Way」
ルーツ・ロック色の強い仕上がりの2曲。昔からのファンはこういった曲が聴きたいのでは?
「Smile」
この曲も人気曲でしたね。名曲「Don't Turn Around」に通じるキャッチー&メロウな魅力を持っていますね。まさにみんなをスマイルにするハッピー・モードの名曲ですな。
「Love Won't Leave Me」
ヴォコーダーも使ったキャッチーなダンス・チューン。
「Got to Get (To Your Loving) 」
僕の一番のお気に入り曲は昔も今もコレ。メロメロ好きにはたまらない極上のメロウ・チューン。レゲエを聴いてラブリー、ハッピーな気分になりたい人は絶対聴いてみてぇ〜っ!
「Old Firestick」
正統派レゲエ・ファンも納得のダンスホール・チューン。ポップになりつつも、こういったキホンを忘れないのがAswadの魅力ですね。
「Just Can't Take It」
「Hang on Baby」
90年代前半らしいリズムがいい感じの2曲。本作にも参加しているBrian & Tony Gold あたりが聴きたくなりますな。
本作を気に入った方は『Rise and Shine』(1994年)もセットでどうぞ!