2008年07月24日

Amy Holland『On Your Every Word』

後のMichael McDonald夫人によるAORアルバム☆Amy Holland『On Your Every Word』
On Your Every Word
発表年:1983年
ez的ジャンル:Michael McDonald系AOR
気分は... :鰻でスタミナつけましょ!

今日は土用の丑ですな。
今晩は某所で肝焼きで一杯やった後、鰻重を食する予定です。
みなさん鰻を食べて、スタミナつけましょ。

今日は昔懐かしいAORサウンドが聴きたい気分!
ということでAmy Holland『On Your Every Word』(1983年)です。

Amy HollandはN.Y.生まれのシンガー。母親はカントリー・シンガーEsmereldy、父親はオペラ歌手Harry Boersma。そして、彼女の夫は後期Doobie BrothersのリーダーMichael McDonaldです。

そのMichael McDonaldプロデュースで『Amy Holland』(1980年)、『On Your Every Word』(1983年)という2枚のアルバムをリリースしています。

また、『Scarface』(1983年)、『St. Elmo's Fire』(1985年)、『Teen Wolf』(1985年)といったサントラで彼女の歌を聴くことができます。

今回はその2枚のアルバムの中から2ndとなる『On Your Every Word』(1983年)をセレクト。清楚な感じの1st『Amy Holland』と比較すると、大阪のオバちゃん風の垢抜けないジャケが残念ですが、サウンドは80年代AORサウンドらしい仕上がりです。

バック陣にも豪華なメンバーが勢揃いです。Michael McDonald以下Patrick Simmons、John McFee、Chet McCracken といったDoobies勢、Jeff Porcaro、Steve LukatherといったToto勢、Richard Page、Steve GeorgeのPages勢をはじめ、その他Robben Ford(g)、James Newton Howard(key)、Louis Johnson(Brothers Johnson)(b)、Willie Weeks(b)、Larry Williams, Chuck Findley、Tom Scott、Jerry Hey、Ernie Wattsといったホーン勢が参加しています。

Michael McDonald好きの方はぜひお試しあれ!

全曲紹介しときやす。

「Anytime You Want Me」
オープニングは80年代らしいポップ・ロック・チューン。作者はThe Bliss BandのPaul Bliss。1stに収録され、シングルとして全米ポップ・チャート第22位となった「How Do I Survive」もPaul Bliss作品でした。

「I Hang on Your Every Word」
僕が本アルバムを紹介するのも、この曲が聴きたいからと言っても過言ではありません。Amy Holland/Michael McDonald作品。Doobieファンが歓喜する200%Michael McDonald印の仕上がりです。思わずDoobies「What A Fool Believes」を一緒に聴きたくなりますね。

『No Lookin' Back』(1985年)収録のMichael自身のヴァージョンをお聴きの方も多いと思うので聴き比べてみるのも楽しいのでは?

「I'll Never Give Up」
Amy Holland/Jeff Day作品。憂いのあるAmyのヴォーカルとその雰囲気を盛り上げるバック陣の好サポートも光ります。

「Shake Me, Wake Me (When It's Over)」
Four Topsの1966年のヒット曲カヴァー(Holland-Dozier-Holland作品)。Doobies調の小気味良いウエスト・コースト・ロックに仕上がっています。

「Hurts a Little Bit」
Lauren Wood/Melissa Lundgren作品。哀愁メロウな味わいのミッド・グルーヴです。地味ながらなかなかの仕上がりだと思います。

「You & I」
「I Hang on Your Every Word」と並ぶ本作のハイライト曲はRichard Page/Steve GeorgeのPagesコンビ作品。Richard Page/Steve Georgeの2人はバック・コーラスでも参加しています。Pagesファン納得の素晴らしい楽曲です。

「So Sentimental」
クロスオーヴァー風のスタイリッシュな演奏がグッドですね。Amyのキュートなヴォーカルとも実にマッチしています。Tom Scottによるホーン・アレンジが光りますな。

「I Still Run to You」
AORファンには嬉しいDavid Packとのデュエット。楽曲もDavid Pack/Michael McDonaldの共作です。ロマンティックな胸キュン・スロウに仕上がっています。

「Rollin' By」
Michael McDonald/Ed Sanford作品。Ed SanfordはMichael McDonaldの代表曲「I Keep Forgettin' (Every Time You're ear) 」の共作者としてご存知の方も多いのでは?Doobies「Minute by Minute」がお好きな人ならば気に入るであろう仕上がり。Jeff Porcaro(ds)、Steve Lukather(g)というToto勢の好演奏が楽曲の魅力をさらに高めてくれます。

ご興味のある方は『Amy Holland』(1980年)もセットでどうぞ!
posted by ez at 00:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする