2008年08月03日

Brazilian Love Affair『Uma Brasileira』

イタリアならではのお洒落なラウンジ・ボッサ☆Brazilian Love Affair『Uma Brasileira』
Brazilian Love Affair
発表年:1996年
ez的ジャンル:イタリアン・ラウンジ・ボッサ
気分は... :1000回まで残り3本...

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今日も本ブログのこれまでを振り返ってみたいと思います。

当初の記事と現在の記事で大きく異なる点の1つに文体の変化があります。
ある時期から記事の文体を「である」調から「ですます」調に変えました。

これには2つ理由があります。

1つは閲覧ページ数が増えたことです。アクセス数が3万PV/月を超えたあたりから、僕自身の単なる音楽日記ではなく、多くの方が閲覧する音楽日刊誌のようなものを意識するようになったのかもしれません。

もう1つはezの正体がバレてきたからです(笑)ezの正体を知っている人も多く閲覧くださるようになり、年相応の社会人としての記事投稿を多少は意識するようになりました。「である」調の頃の記事を読むと、かなり生意気かつ年齢不詳な感じですからね。僕自身は当初の訳わからん感じの文体が結構好きだったのですが(笑)

続きはまた明日...

今日はボッサ・ラウンジものを!
ということでBrazilian Love Affair『Uma Brasileira』(1996年)の紹介です。

Brazilian Love Affairは、ブラジル生まれ、イタリア育ちの女性シンガーDilena Ferrazを中心としたイタリアン・ラウンジ・ユニット。グループ名は昨日投稿したGeorge Duke『A Brazilian Love Affair』に因んだものでしょうね。『Natureza Humana』(1995年)、『Uma Brasileira』(1996年)、『Dilene』(1997年)、『Rio de Janeiro Blue』(1999年)のアルバムをリリースしています。

グループ名の通り、ブラジリアン・テイストに溢れたラウンジ・ボッサを聴かせてくれます。クラブ系リスナーの方はMichael Jackson「Human Nature」のカヴァーであるタイトル曲やEW&Fのカヴァー「Star」を収録した1st『Natureza Humana』あたりが人気かもしれませんが、今回は『Uma Brasileira』を取り上げました。有名曲のカヴァーがない分、逆にこのユニット本来の魅力に触れることができるのではと思います。

本格的なブラジル音楽にはない、ラウンジならではのスタイリッシュ感がいいですね。イタリアらしい粋なオシャレ感がいいですね。

そんなラウンジ・サウンドとDilena嬢のキュートな歌声が実にマッチしています。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Fortuna」
一番のお気に入り曲。当時、僕のウォークマンのヘビロテ曲でした。ロマンティックなラウンジ・ボッサ・チューンです。夏の夕暮れにピッタリな1曲です。

「Demais」
「Fortuna」と並ぶ僕のお気に入り。今時のクラブ・ジャズ好きの方も気に入るであろう、小粋なボッサ・ジャズな仕上がりです。

「Ninho De Cobra」
フロア向けに使えそうなサンバ・ダンス・チューン。大沢伸一やbirdなんかが好きな人は気に入る仕上がりだと思います。

「Uma Brasileira」
タイトル曲はブラジル音楽好きにはお馴染みCarlinhos Brown作品。ライト・タッチなレゲエ・チューンに仕上がっています。

「Franci」
美メロなボッサ・チューン。メロウ好きの人にはかなりオススメ。有名カヴァーばかりが注目されますがDilena Ferraz嬢のソングライティングもなかなかです。途中で子供の歌声も聴こえてくるのも可愛いですね。

「Quando Chiove」
ナポリ出身の世界的なミュージシャンPino Daniele作品のカヴァー。幻想的な雰囲気の中でジワジワと迫ってきます。

「Ferias No Brasil」
クラブ好きの人は気に入るであろう爽快なブラジリアン・グルーヴ。大音量で聴けば、みんなで大盛り上がりできると思います。パリア〜パッパッパ〜!

「I'm Out Of Your Life」
このメロウ・ボッサも超オススメ!Ken Gold とMicky Denneが手掛けたArnie's Loveの1983年作品のカヴァーです。すっきりとした大人のボッサ・チューンに仕上がっています。

「Voce E Linda」
Caetano Veloso作品のカヴァー。ブラジル音楽好きの方も納得の出来栄えだと思います。サウダージ気分に浸りたい方はぜひ!

「Esta Em Mim」
エンディングはしっとりと落ち着いた大人のラウンジ・ボッサで...

本作以外に紹介した『Natureza Humana』(1995年)、『Dilene』(1997年)、『Rio de Janeiro Blue』(1999年)という3枚も全てオススメです。入手困難なものもあるようですが。
posted by ez at 14:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする