2008年09月04日

Bootsy's Rubber Band『Bootsy? Player of the Year』

まさにPlayer of the Yearなファンク・アルバム☆Bootsy Collins『Bootsy? Player of the Year』
Bootsy? Player of the Year
発表年:1978年
ez的ジャンル:能天気系P-Funk
気分は... :Player of the Yearはあんたしかいないぜ!(☆_☆)

サッカー好きとしては6日のW杯アジア最終予選が気になるところですが、それと同時にNFL(アメフト)大好きの僕としては今週末のシーズン開幕が待ち遠しいですね。

約30年間マイアミ・ドルフィンズ一筋の僕としては、昨年の1勝15敗という成績は受け入れ難いものでした。今シーズンはドラフト全体第1位のスーパールーキーTジェイク・ロング、今年のエースQBチャド・ペニントン、かつてのリーディングRBリッキー・ウィリアムスあたりに期待しています。特に開幕のジェッツ戦はQBチャド・ペニントンにとってリベンジの絶好の機会だと思うので頑張って欲しいですね。

今回はウルトラ・ファンキー・べーシストBootsy Collinsの2回目の登場です。

『The One Giveth, The Count Taketh Away』(1982年)に続き紹介するのは、1978年のアルバム『Bootsy? Player of the Year』です。

『Bootsy? Player of the Year』は、『Stretchin' Out In Bootsy's Rubber Band』(1976年)、『Ahh...The Name Is Bootsy, Baby!』(1977年)に続くBootsy's Rubber Bandの3枚目のアルバムです。

1978年はFunkadelicが『One Nation Under a Groove』、Parliamentが『Motor Booty Affair』をリリースした時期であり、P-Funkの盛り上がりがピークを迎えていた時期とも符合します。その弟分グループBootsy's Rubber Band『Bootsy? Player of the Year』においても、そうした勢いを感じます。その証拠に本作はR&Bアルバム・チャートNo.1に輝き、シングル「Bootzilla」もR&Bシングル・チャートNo.1という大ヒットを記録しています。

プロデュースにはBootsy本人とGeorge Clintonの名がクレジットされています。参加ミュージシャンには兄Catfish Collinsをはじめ、Fred Wesley、Maceo Parkerといったお馴染みのメンバーも名を連ねています。

ビジュアル面でのインパクトも手伝ってか(☆_☆)、意外と能天気なノリ一発の人と思われがちですが、時折見せるシリアス・モードのBootyの中にコノ人の本質が見え隠れするのかもしれません。

なんて、言いつつやっぱり能天気なファンキー・モードで思い切りおバカしてくるBootyが大好きですし、そういったものを期待して聴いています。

いつも真面目モードじゃ、人生疲れるでしょ?
たまにはおバカモードでガス抜きしましょ!

全曲紹介しときやす。

「Bootsy What's the Name of This Town」
オリジナルLPのA面には"Radio Active"というタイトルが付けられています。オープニングは軽やかにファンク・グルーヴをかましてくれます。この程度のファンク・チューンならば、いつでも出来るぜ!って余裕を感じますな。妖しげに響くフルートはMaceo Parkerでしょうか?

「May the Force Be With You」
一転してシリアス・モードのスロウ・チューン。ご機嫌なファンク・チューンの合間にチラリとこうした曲を聴かせてくれるのがいいですね。

2Pac「Where Do We Go from Here?」のサンプリング・ネタにもなっていますね。

「Very Yes」
ひたすらスウィート&スウィートなバラッド。でも、そこはBootsy!思い切り毒のあるロマンス・モードで迫ってきます。ベリー・イエス!

「Bootzilla」
ここからが"Monster Rock"と名付けられたオリジナルLPのB面です。本曲はアルバムからの1stシングルとして全米R&BチャートNo.1に輝いた代表曲。P-Funk好きにはたまらないご機嫌なスぺイシー・ファンク・チューン!Funk-A-Tech社製の世界最古のロック・スター人形が暴れまくってくれます。Bootsyの奇声&ラップ風のヴォーカルがおバカな感じで大好き!

「Hollywood Squares」
アルバムからの2ndシングルとして全米R&Bチャート第17位となりました。大袈裟なイントロに続き、サイコーにノリノリのカッチョ良いミッド・ファンクが....さぁ、ハリウッドでブギーしよう!テイク2なんて言わず、テイク5くらいまで聴きたいですね。

Too $hort「I'm a Player」、L.L. Cool J「All We Got Left is the Beat」などのサンプリング・ネタとしてもお馴染みの曲ですね。

「Roto-Rooter」
個人的には一番好き!シンセのフレーズがたまらなくカッチョ良いですね。どんどんファンキー度合いが高まり、思い切りおバカなハッピー・モードになれる感じがサイコー!

「As in "I Love You"」
最後はブラック・フィーリング溢れる哀愁バラッドで締めてくれます。

Bootsy、やっぱりアンタがPlayer of the Yearだぜぃ!
posted by ez at 13:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする