2008年10月21日

Billy Wooten『In This World』

『Live』と並ぶレア・グルーヴ人気作☆Billy Wooten『In This World』
イン・ディス・ワールド
発表年:1979年
ez的ジャンル:メロウ・フュージョン系レア・グルーヴ
気分は... :インディアナポリスと言えば...

週明けはNFL情報から...

我がドルフィンズは...と言いたいところですが、レイブンズに完敗したのであまりその話題には触れません(泣)

昨日は「グリーンベイ・パッカーズ対インディアナポリス・コルツ」を生放送でTV観戦していました。AFCの強豪として長年安定した強さを見せているコルツですが、パッカーズに完敗して早くも3敗...

コルツ以外にペイトリオッツ、チャージャースといったシーズン前に下馬評の高かったチームがいずれも苦戦している今シーズン。かなり意外な展開になりそうですね。

今日はコルツに因んでインディアナ州を拠点に活動していたアーティストBilly Wootenの紹介です。レア・グルーヴ・ファンから再評価の高まるヴァイヴ奏者Billy Wootenの紹介は2回目になります。

前回はThe Wooden Glass名義の人気盤『Live』(1972年)を紹介しました。今回紹介するのは1979年録音の作品『In This World』です。

正式にはBilly Wooten And Special Friends Featuring Steve Weakley名義の作品となっています。Steve Weakleyはレア・グルーヴ・ファンにはお馴染みのグループFunk Inc.のメンバーであったギタリストです。Billy Wootenと同じくインディアナ州を拠点にしているということで接点があったのでしょうね。

『Live』あたりと比較すると、『In This World』はファンキー・グルーヴというよりブラジル/ラテン・フレイヴァーのメロウ・フュージョンという印象が強いかもしれませんね。

Roy AyersBobby HutchersonDave Pikeといったレア・グルーヴ・ファンに人気のヴァイヴ奏者と比較するとマイナーな感じですが、逆に惹かれますよね。

まずは『Live』だと思いますが、その次の1枚としてどうぞ!

全曲紹介しときやす。

「Narration」
「Somebody's Calling My Name」
まずはイントロダクションといった感じです。

「Chicango (Chicago Land)」
ナレーションに続き、爽快かつセクシーな魅惑のラテン・フュージョンが展開されます。フルートの音色とマリンバの響きが心地好いですね。「Dancing And Singing」と並ぶ僕のお気に入り曲です。

「Blues In The Pocket」
Steve Weakley作品。ブルージーなSteveのギターをフィーチャーしたファンキー・グルーヴに仕上がっています。メロウな味わいの作品が並ぶ本作ですが、ご機嫌なファンキー・チューンも忘れてはいません。

「Indy Cakewalk Rag」
ボードヴィル調のほんわかモードの演奏で小休止といった感じです。コミカルな要素もあって楽しいですね。

「Dancing And Singing」
メロウ・フュージョンという聴き方をするならば、男女ヴォーカルによるブラジリアン・フレイヴァーの効いたこのメロウ・ダンサーが一番かも!フルートやヴァイヴの音色が爽快な気分にさせてくれます。

「Steve's Song」
タイトル通りSteve Weakleyのギターが大きくフィーチャーされています。ソングライティングもSteveです。Funk Inc.を彷彿させるファンキー・グルーヴです。レア・グルーヴ好きの人であれば気に入るはずだと思います。

「Times Of Your Life」
Paul Ankaによるヒットで知られるRoger Nichols作品のカヴァー。オリジナルはいかにもポップスなバラードでしたが、ここでは落ち着いたメロウ・チューンに仕上がっています。ヴァイヴらしいメロウネスにホッとします。

「Summerlight」
タイトルの通り、秋よりも夏の浜辺が似合う爽快メロウ・フュージョン。ハワイアンAOR/フュージョンあたりと一緒に聴きたくなる仕上がりです。

「Crown Royale」
ニューヨーク・ラテン風味のファンキー・メロウ・グルーヴ。ライト感覚ですが足取りが軽くなるグルーヴ感がグッドです!

「In This World」
メロウ&ソウルフルなヴォーカル・チューン。ヴォーカルは正直ダメダメですが、そこはご愛嬌ということで(笑)

『Live』、本作から更に展開したい方は『Lost Tapes』The Nineteenth Whole『Smilin'』あたりをゲットしましょう!

『Lost Tapes』は未発表音源集、The Nineteenth Whole『Smilin'』はEmmanuel Riggins(org、vo)、Harold Cardwell(ds)らと組んだグループThe Nineteenth Wholeによる1972年のスタジオ録音作です。Cornell Dupree(g)も参加しています。

ロスト・テープス
ロスト・テープス

Smilin'
Smilin'
posted by ez at 00:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする