発表年:1999年
ez的ジャンル:USインディー系パワーポップ
気分は... :スタミナつけないと...
バタバタ・モードが続き、更新さぼりがちです。
心身共にぐったり...スタミナつけるために昨晩はうな串で一杯やりましたが、まだパワー不足気味です(泣)
今日は90年代USインディー・ポップの中からVelvet Crushの4thアルバム『Free Expression』(1999年)をセレクト。
Velvet Crushは、Choo Choo Trainというバンドで活動していたRic Menck、Paul ChastainとHoneybunchのギタリストJeffrey Borchardtが1989年に結成したUSパワー・ポップ・バンド。
Matthew Sweetがプロデュースした1stアルバム『In the Presence of Greatness』(1991年)とTeenage FanclubとのUKツアーにより、注目されるようになります。ちなみに『In the Presence of Greatness』はUKを代表するインディーズ・レーベルCreation Recordsからリリースされました。
その後2nd『Teenage Symphonies to God』(1994年)、3rd『Heavy Changes』(1998年)をリリースした後、再びMatthew Sweetをプロデュースに迎えて制作された4thアルバムのが本作『Free Expression』(1999年)です。本作時点でのメンバーはRic Menck、Paul Chastainの二人。
僕の場合、Matthew Sweetプロデュースということで本作を購入した記憶があります。
Velvet Crushと言えば、同じくMatthew Sweetプロデュースの1st『In the Presence of Greatness』が有名ですが、本作もなかなか良質のギター・ポップ・アルバムに仕上がっていると思います。
レコーディングはカリフォルニアにあるMatthewの自宅スタジオで行われた模様です。気心知れたメンツによるリラックスした雰囲気の中で、楽しげに演奏している様子が伝わってくるのがいいですね。音楽好きが純粋に自分たちが楽しめるものを作ったという感じが好感持てます。
この方面のUSインディー・ポップに明るい訳ではありませんが、たまに聴きたくなるんですよね。疲れている時に甘いものが食べたくなるような感覚に似ているのかも?
オススメ曲を紹介しときやす。
「Kill Me Now」
"カモン!"の掛け声と共にギター・ポップの始まり、始まり!キャッチーなメロディとPaul Chastainの線の細いスウィート・ヴォーカルがいいですね。
「Worst Enemy」
僕の一番のお気に入り曲。2分強の短い楽曲ですが、Matthew Sweetにも通じる甘く切ない展開がたまりません。
「Between the Lines」
メランコリックな仕上がり。甘すぎないビター・スウィートな感じがいいですね。
「Goin' to My Head」
適度にハードなUSインディー・ポップらしい仕上がりですね。サビの♪Goin' to My Head〜♪Goin' to My Head〜♪ってところがいいですな。
「Heaven Knows」
ポップ・カントリー調の仕上がり。ペダル・スティールによる味付けがいい感じです。
「Roman Candle」
青春のホロ苦さといった雰囲気があっていいですね。Paul Chastainの頼りないが実にハマっていますな。
「Melody No.1」
胸キュンなメロディと少年のようなPaul Chastainのヴォーカルが印象的です。
「Things Get Better」
よく言われるように、これはBeatles「Blackbird」直系といった仕上がりですね(笑)鳥の囀りに加え、Matthew Sweetの飼い猫の鳴き声入りです。
「Gentle Breeze」
まさに優しい微風といった感じのさり気ない仕上がり。ビター・スウィートなソフトさが僕好みです。
「All Together」
ホーンセクションが効果的に鳴り響くギターポップ。
「Ballad of Yesteryear」
ピアノを中心としたバラード。アルバム中のアクセントとしていい感じです。
「On My Side」
コーラスが素敵なアコースティック・チューン。
パワー不足のため、曲紹介もあっさりめになってしまいました。
1日何もせずに音楽聴きながら、ボ〜ッと過ごしたい!