発表年:2008年
ez的ジャンル:ネクストMJB系女性R&B
気分は... :祝!ドルフィンズ地区優勝!
やった!やりました!
NFLのレギュラーシーズン最終戦で我がマイアミ・ドルフィンズが勝利し、11勝5敗でAFC東地区の優勝を成し遂げました。昨年の1勝15敗から奇跡の復活です!
しかも、最終戦の相手はジェッツ!
古巣相手にファーブとのQB因縁対決を制したぺニントンも良かったですね。
頼れるQB不在で泣いてきたチームの救世主となってくれました。
シーズン終盤5連勝の勢いそのままにプレイオフでも快進撃を続けて欲しいものです。
さて今日は年内最後の作品紹介です。
※明日は恒例の特別企画「ezが選ぶ2008年の10枚」をエントリーする予定です。
2008年最後の1枚は、アルバムをリリースするたびに存在感を増していく女性R&BシンガーKeyshia Coleの最新作『A Different Me』です。
本作『A Different Me』は、1st『The Way It Is』(2005年)、2nd『Just Like You』(2007年)に続く3rdアルバムです。
デビュー当時から"ネクストMary J. Blige"の呼び声が高かったKeyshia Coleですが、「Let It Go」、「I Remember」、「Heaven Sent」という3曲の全米R&BチャートNo.1ヒットを生んだ前作『Just Like You』(2007年)で大物女性R&Bシンガーの仲間入りを果たした感じですね。
個人的にも『Just Like You』は、『ezが選ぶ2007年の10枚』にリストアップしたお気に入りの作品でした。
現時点で僕にとってのフェイバリット男性R&Bシンガーが数日前に紹介したMusiq Soulchild、フェイバリット女性R&BシンガーがKeyshia Coleといった位置づけです。
本作『A Different Me』もKeyshiaの自信に満ちた1枚に仕上がっています。
タイトルが示すように、これまでとは異なるKeyshiaを表現したアルバムです。具体的には、人生を自ら切り開き、前進、成長する女性像を描いた歌が多いみたいですね。期待の若手女性R&Bシンガーからシーンを牽引する大物女性R&Bシンガーへとステージアップしていますね。サウンドもミディアム〜スロウ系の作品を中心に聴かせる曲が充実しています。
Keyshia本人とManny Halley、Ron Fairがエグゼクティブ・プロデューサーとなり、Polow da Don、The Runners、The Outsyders、KWAME、Carvin & Ivan(Ivan "Orthodox" Barias & Carvin "Ransum" Haggins)、Tank、Trackmasters(Poke & Tone)等多彩なプロデューサー陣が参加しています。全体としてはストリングス・アレンジを中心にRon Fairの貢献が大きいと思います。
また、ゲストとしてAmina Harris、故2 Pac、Nas、Monicaがフィーチャーされています。
年末になって、ようやく今年最高の女性R&Bアルバムに出会えた!って感じですな。
特に後半が聴きモノだと思います。
全曲紹介しときやす。
「A Different Me "Intro"」
スケールアップしたKeyshiaに出会うための準備をしましょう!
「Make Me Over」
Polow Da Don/Ron Fairプロデュース。40〜50年代あたりのレトロ感を出した仕上がりです。昔のキャバレーのショータイムといった雰囲気ですな。
http://jp.youtube.com/watch?v=xVPtKQ2X2W4&feature=related
「Please Don't Stop」
僕のオススメその1。The Runners/Ron Fairプロデュースによる軽快なアップ・チューン。エレクトロ・サウンドとストリングス・サウンドをうまく融合させています。
http://jp.youtube.com/watch?v=_g3rznatHdY&feature=related
「Erotic」
"THE-RON" Feemsterプロデュース。妖しいフェロモン出まくりのダーク&妖艶モードな仕上がりです。
http://jp.youtube.com/watch?v=lHQ7ui1aGDE&feature=related
「You Complete Me」
アルバムからの2ndシングルです。スケールアップしたKeyshiaに出会える正統派バラードに仕上がっています。"THE-RON" Feemsterプロデュース。
http://jp.youtube.com/watch?v=JhuS8IRndrk&feature=related
「No Other」
Amina Harrisをフィーチャーしたミッド・チューン。KWAMEプロデュース。Amina Harrisは前作でも「Shoulda Let You Go」でもフィーチャーされていましたね。Ron Fairによるドラマティックなストリングス・アレンジが印象的です。
http://jp.youtube.com/watch?v=A9ZsWdtHF9M
「Oh-Oh, Yeah-Yea」
Nasをフィーチャーした力強いミッド・チューン。このタイプの曲をしっかり聴かせるあたりにKeyshiaの成長を窺えるのでは?The Outsydersプロデュース。
http://jp.youtube.com/watch?v=Ga4dwT5D_dA&feature=related
「Playa Cardz Right」
アルバムからの先行シングル。故2 Pacをフィーチャーした擬似共演曲です。元々は2 Pacの『Pac's Life』(2006年)に収録されていた曲であり、今回はその最新ヴァージョンといったところでしょうか。Ivan "Orthodox" Barias & Carvin "Ransum" Haggins/Ron Fairプロデュース。感動的な仕上がりですが、何故この曲を先行シングルにしたのでしょうかね。僕にはあまりピンと来ません。
http://jp.youtube.com/watch?v=w7GvNuZEKvM
「Brand New」
僕のオススメその2。しっとり大人のR&Bシンガーといった雰囲気で聴かせてくる美メロ・バラード。男性コーラスとの絡みも実に素敵です。
http://jp.youtube.com/watch?v=EsO8EmNDygc&feature=related
「Trust」
僕のオススメその3。僕の一番のお気に入り曲はMonicaとのデュエットという新旧歌姫の共演です。特別な仕掛けがある曲ではありませんが、良い楽曲を良いシンガー2人で歌えば、それだけで素晴らしい作品となるということでしょう。Toxic Donald Alford/Ron Fairプロデュース。
http://jp.youtube.com/watch?v=CxD1WzzrAgo
「Thought You Should Know」
僕のオススメその4。Tank/Ron Fairプロデュースによるミディアム・スロウ。80年代ブラコン風のサウンドとRon Fairによるストリングス・サウンドの組み合わせが絶妙です。
http://jp.youtube.com/watch?v=79SFRq0DSl8&feature=related
「This Is Us」
僕のオススメその5。「Trust」と並ぶ僕のイチオシ!アコースティック・テイストが清々しい美メロのミディアム・チューン。R&Bファンのみならず広く受け入れられそうな名曲だと思います。Ron Fair/Jason T. Millerプロデュース。
http://jp.youtube.com/watch?v=uVfPWK6jKWo&feature=related
「Where This Love Could End Up」
僕のオススメその6。Trackmasters(Poke & Tone)プロデュース。ダイナミックかつエレガントなミッド・グルーヴに仕上がっています。ビシッとキマっているって感じですね。
http://jp.youtube.com/watch?v=isC_P1HIeq4&feature=related
「Beautiful Music」
この曲もTrackmastersプロデュース。タイトルの通り、ビューティフルなメロディ&サウンドにヤラれます。
http://jp.youtube.com/watch?v=v-IZhR84qYg
「A Different Me "Outro"」
アルバムの余韻に浸りましょう。
明日は前述の通り、恒例の特別企画「ezが選ぶ2008年の10枚」をエントリーする予定です。お楽しみに!