2009年03月05日

Angela Winbush『Angela Winbush』

大人の魅力溢れるメロウ&セクシー女性R&B☆Angela Winbush『Angela Winbush』
Angela Winbush
発表年:1994年
ez的ジャンル:メロウ&セクシー女性R&B
気分は... :豹柄ファッションはねぇ...

今日は妖艶な女性R&BシンガーAngela Winbushです。

セレクトしたのは1994年リリースの『Angela Winbush』

Angela Winbushは1955年生まれの女性R&Bシンガー/ソングライター。幼少期から音楽に親しんだきたAngelaは、多くのR&Bシンガーを輩出していることでも知られるハワード大学へ進学します。ただし、彼女が入ったのは建築科でした。そこでアルバイト的に音楽活動をしているうちに、本格的にミュージシャンへの道を志すようになり専攻を音楽へ移します。

1977年にはStevie Wonderのバック・ヴォーカル・グループWonderloveに参加する機会を得て、プロとしてのキャリアをスタートさせます。その後男性R&BシンガーRene Mooreと出会い、男女デュオRene & Angelaを結成します。

Rene & Angelaは、『Rene & Angela』(1980年)、『Wall to Wall』(1981年)、『Rise』(1983年)、『Street Called Desire』(1985年)という4枚のアルバムをリリースしています。また、Janet Jacksonのデビュー・アルバム『Janet Jackson』(1982年)で半分の楽曲のプロデュースも手掛けています。

リリースされたアルバムのうち、『Street Called Desire』からは、「Save Your Love (For #1)」(全米R&Bチャート第1位、ラッパーのKurtis Blowをフィーチャー)、「I'll Be Good」(同第4位)、「Your Smile」(同第1位)、「You Don't Have To Cry」(同第2位)といったヒット・シングルが続々生まれました。

Rene & Angelaを全く聴いたことがない若いリスナーの方も、「I Love You More」(アルバム『Wall to Wall』収録)をサンプリングしたThe Notorious B.I.G. feat.Jay-Z & Angela Winbush「I Love the Dough」(Angela本人をフィーチャー)、「I'll Be Good」をサンプリングしたFoxy Brown「I'll Be」、「My First Love」(アルバム『Rise』収録)のAvantによるカヴァー等でRene & Angelaのヒット曲に出会っているかもしれませんね。

Rene & Angela「I Love You More」
 http://www.youtube.com/watch?v=IKvylac3zic

Rene & Angela「You Don't Have To Cry」
 http://www.youtube.com/watch?v=wxUNDyTqT_o

Avant「My First Love」
 http://www.youtube.com/watch?v=B47t_4bNENo

1986年にRene & Angelaを解散させた後、Angelaはソロに転進。『Sharp』(1987年)、『It's The Real Thing 』(1989年)、『Angela Winbush』(1994年)とったアルバムをリリースしています。

『Sharp』からは「Angel」(全米R&Bチャート第1位)、「Run to Me」(同第4位)、『It's The Real Thing 』からは「It's The Real Thing」(同第2位)、『Angela Winbush』からは「Treat U Rite」(同第6位)といったヒット・シングルが生まれています。

また、The Isley Brothers『Smooth Sailin』(1987年)をはじめ、Sheena Easton、Stephanie Mills等のプロデュースでも才能を発揮しています。特にThe Isley BrothersRonald Isleyとは公私にわたるパートナーとなりました(1993年に結婚するものの後年離婚)。

Angela Winbushのソロといった場合、デビュー作『Sharp』(1987年)または2ndソロ『It's The Real Thing 』(1989年)を推す方が多いのではと思います。

80年代ブラコンしているそららの2枚も好きですが、個人的には90年代R&Bしている『Angela Winbush』(1994年)がお気に入りです。前述の2枚に比べて、地味な存在のアルバムだと思うので今回セレクトしてみました。

本作がリリースされた1994年頃のR&Bシーンは新世代R&Bアーティストの台頭が著しく、ベテランR&Bアーティストはかなり苦戦していた時期だったように思います。そうした中で本作『Angela Winbush』は、Angelaのメロウ&セクシーな魅力を維持したまま、90年代ならではのアップデートされたサウンドをうまく取り入れることに成功している作品という気がします。

ヒットした「Treat U Rite」において、当時注目されていたChuckii Bookerをプロデューサーに起用し、自らはシンガーに専念しているあたりがミソかもしれません。

また、レコーディングにはパートナーのRonald Isleyをはじめ、Ernie Isley(g)、Roman Johnson(syn)、Sekou Bunch(b)、Herman Matthews(ds)といったIsleysのツアー・メンバーが参加しています。また、George Duke、Thom Bellが参加しているのも興味深いですね。それ以外にNathan East(b)、Gerald Albright(sax)等も参加しています。

豹柄ファッションのジャケはイケていませんが(笑)、中身はかなりイケてますよ!

全曲紹介しときやす。

「Treat U Rite」
僕のオススメその1。前述の通り、シングルカットされ全米R&Bチャート第6位のヒットとなりました。90年代アーバン感覚のクール&メロウなミッド・グルーヴに仕上がっています。当時CDショップで本曲を試聴し、購入を即決した記憶があります。Chuckii Bookerがプロデュースし、演奏&プログラミングも全て手掛けています。従来の作品にはない、Angelaの新たな魅力を引き出すことに成功していますね。サイコー!
http://www.youtube.com/watch?v=yvskN47bNow

「Inner City Blues (Make Me Wanna Holler) 」
僕のオススメその2。ご存知Marvin Gayeの名曲カヴァー。コーラス部分はオリジナルのMarvin自身のヴォーカルをサンプリングしています。「Inner City Blues 」のカヴァーに関してはBrian Auger's Oblivion Expressがかなり好きなのですが、改めて聴くと本バージョンもかなりグッときますね。特に若いリスナーの方が聴くのであれば一番フィットするかもしれませんね。アルバムにはChuckii BookerによるRadio Versionも収録されています。
http://www.youtube.com/watch?v=X-f5oJnr3Tw

「Keep Turnin' Me On」
僕のオススメその3。超お気に入り!Angelaのメロウ&セクシーな魅力全開の大人のスロウに仕上がっています。イントロのGeorge Dukeによるロマンティックなピアノも見逃せませんよ。
http://www.youtube.com/watch?v=UPfxjBM_uV8

この超強力な冒頭3曲を聴けば、本作がいかに素晴らしいアルバムか実感できるはずだと思います。

「Too Good to Let You Go」
少し哀愁モードのスロウ・チューン。打ち込みと生音サウンドをうまくミックスさせているのがいいですね。

「Baby Hold On」
僕のオススメその4。Ronald Isleyとのデュエット曲。当時ラブラブだった二人だけに息もピッタリのラブ・バラードに仕上がっています。 Thom Bellのアレンジによるストリングス&ホーン・アレンジにもグッときます。 Isleysファンの方はぜひ!

「You're My Everything」
僕のオススメその5。90年代ならではのアーバン・コンテンポラリー感にグッとくるミディアム・スロウ。この曲でもGeorge Dukeが大活躍です。

「Dream Lover」
僕のオススメその6。クール&メロウなミッド・グルーヴ。Ernie Isleyが控えめながらもらしいギタープレイを聴かせてくれます。

「Hot Summer Love」
僕のオススメその7。大人のアーバン・ナイト気分にピッタリな1曲。♪シャンパンとキャビア...♪なんて歌詞にもグッときます(笑)。Gerald Albrightのムーディなサックスが雰囲気を盛り上げてくれます。

「Sensitive Heart」
哀愁モードのミディアム・スロウ。Ernieのギターも哀愁感を高めてくれます。

「I'm the Kind of Woman」
ラストはベテランの貫禄十分のバラードを堂々と歌い上げます。

今日からWBCですね。
中国に勝利は間違いないでしょうが、次戦(おそらく韓国戦)に向けて勢いのつく勝ち方をして欲しいですね。仕事で生中継を観られないのが残念ですが...
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2009年03月04日

Weldon Irvine『Time Capsule』

神秘的な音宇宙を堪能できる1枚☆Weldon Irvine『Time Capsule』♪
タイム・カプセル
発表年:1973年
ez的ジャンル:コズミック・ジャズ・ファンク/ブラック・ミュージック
気分は... :神秘的ですな...

今日は時間がないので軽めな感じで...

レア・グルーヴ・ファンに人気のキーボード奏者Weldon Irvineの2回目の登場です。

『Sinbad』(1976年)に続き紹介するのは『Time Capsule』(1973年)です。

『Liberated Brother』(1972年)や本作『Time Capsule』(1973年)は Irvine自身のレーベルNodlew Musicからリリースした自主制作盤です。当時は彼独特の世界がなかなか理解されづらかったのかもしれませんね。

そんな『Time Capsule』が、他のIrvine作品同様、後年になって再評価が高まり、人によっては最高傑作に挙げる1枚となりました。

フリーソウル/レア・グルーヴの文脈で語られることが多いWeldon Irvineですが、本作あたりはブラック・ミュージックとして聴くと面白いと思います。例えば、Irvine本人や女性リサイターCharlette Cookのポエトリーリーディングをフィーチャーした楽曲が数曲あります。独特な音空間を感じさせてくれたり、ラップのルーツのようなものもあり、なかなか興味深いですよ。

それ以外にもメロウなソウル・チューンあり、ラテン・グルーヴあり、スリリングなファンク・チューンありと案外バラエティに富んだ内容になっています。

レコーディング・メンバーの中で目を引くのはドラムのLenny Whiteですかね。ジャズ/フュージョン・ファンの方は彼のドラムに注目して聴いてみるのも楽しいかもしれません。また、Irvine本人以外にもう一人George Cablesがキーボード奏者として参加しています。エレピをGeorge Cablesに任せ、Irvineはメロディカ等をプレイしている曲が数曲あり、なかなか面白い演奏を聴くことができます。

Weldon Irvineならではの神秘的な音宇宙を堪能できる1枚だと思います。

僕にとっては、何を聴こうか迷った時に手が伸びやすい1枚です。この人のミステリアスな魅力に、ついつい引き込まれてしまうのが心地好いのでしょうね。

全曲紹介しときやす。

「Time Capsule」
エレピの弾き語りをバックに、IrvineとCharlette Cookがポエトリーリーディングするスピリチュアルなオープニング。シンプルだけど神秘的です。

「Feelin' Mellow」
「Deja Vu」と並ぶ本作のハイライト曲。Willa Vaughanによる女性ヴォーカルをフィーチャーしたメロウ&ハッピーなソウルチューン。ソウル好きの人は気に入る1曲なのでは?ユルいグルーヴ感が実に心地好いですね。

「Soul Sisters」
ライナーノーツによれば、生前Irvine本人が本曲のイントロのポエトリーリーディング部分に関して、"ラップのフリースタイルのルーツであろう"と語っていたらしいです。全体としてトランペット&フリューゲル・ホーンのホーン隊のが目立つソウルフルなジャズ・ファンクに仕上がっています。中盤以降のLenny Whiteのドラムがカッチョ良いですね。この曲でもエレピはGeorge Cablesに任せ、Irvineはオルガンとラップ(?)に専念しています。
http://www.youtube.com/watch?v=U-yF52SMa7E

「Deja Vu」
本作のハイライト。Charlette Cookがポエトリー・リーディングに続き、ヴォーカル入りのメロウなラテン・グルーヴが展開されます。Irvineのエレピ・プレイを堪能できる1曲です。

Madlib率いるYesterday's New Quintetや竹村延和氏のSpiritual Vibesがカヴァーしています。また、DJ Food「Sunvibes」等のサンプリング・ネタにもなっています。

「Watergate----Don't Bug Me!」
カッチョ良さでいけば、この曲が一番かも?タイトルからもわかる通り、ニクソン大統領を辞任に追い込んだ有名なウォーターゲート事件を皮肉った曲。音的にはブラックムーヴィーのサントラっぽいスリリングなファンク・チューンに仕上がっています。この曲でもエレピはGeorge Cablesに任せ、Irvineはメロディカを吹きまくります。これが独特の雰囲気を醸し出して印象深いです。

「Spontaneous Interaction」
George Cablesがエレピ、Irvineがメロディカ&ピアノをプレイしています。Clint Houstonのベースがかなりカッチョ良いですね。各プレイヤーのエキサイティングな演奏で自然とアドレナリンの分泌が活発になります(笑)。エンディングはスピリチュアルに締めてくれるのもグッド!

「I Am」
Charlette Cookがポエトリーリーディングをフィーチャー。「Time Capsule」同様エレピ&ポエトリーリーディングのみのシンプルな演奏ながらも味わい深いです。

「Bananas」
ラストは短いながらもカッチョ良いジャズ・ファンクです。もう少し長尺で聴きたいですな。

昨日、『ヤッターマン』&深田恭子ちゃんネタを書いたら、昨日それ絡みの検索からのアクセスが結構ありました。なんか嬉しいかも〜(笑)
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2009年03月03日

Bee Gees『Odessa』

初期Bee Geesを代表する2枚組大作☆Bee Gees『Odessa』
オデッサ
発表年:1969年
ez的ジャンル:エヴァーグリーン系男性ボーカル・グループ
気分は...:やっておしまい!

最近、映画『ヤッターマン』のプロモで深田恭子チャンをTV番組でよく目にします。
深キョンのドロンジョ役はハマり過ぎですよね。

TVアニメの『ヤッターマン』自体、普遍的なエンタメ要素が隋所に散りばめられ見事な作品だと思います。基本設定や決め台詞が約20年前に放送されていたものと変わらず、それが今の時代でもウケているというのがスゴイですね。

いい歳の大人の僕が熱弁するのもヘンですが(笑)
でも深キョン・ドロンジョの"やっておしまい!"にグッとくる大人は多いのでは?

「天才ドロンボー」
 http://www.youtube.com/watch?v=qXpCOwTCEfE

映画『ヤッターマン』予告編
 http://www.youtube.com/watch?v=fln9fyuFRZM

さて、BarryRobinMauriceGibb三兄弟を中心にしたグループBee Geesの2回目の登場です。

UK、USでのデビュー・アルバム『Bee Gees 1st』(1967年)に続いて紹介するのは、1969年リリースのアルバム『Odessa』です。

オリジナルLP2枚組という大作であり、初期Bee Geesの代表作の呼び声も高い作品です。また、Gibb三兄弟にVince Melouney(g)、Colin Petersen(ds)を加えた5人体制の最後のアルバムでもあります(本作のレコーディング後にVince Melouneyはグループを離れた)。

日本人ファンにとっては、「Melody Fair」「First of May」という人気の2曲を収録した作品としてお馴染みですね。共に1971年の映画『小さな恋のメロディ』で使われたお馴染みの曲です。

若いリスナーの方は、映画『小さな恋のメロディ』と聞いてもピンと来ないかもしれませんね。マーク・レスター演じるダニーとトレーシー・ハイド演じるメロディという11歳の男女の恋の行方を描いたイギリスの映画です。特に、主人公ダニーとメロディが二人だけの世界を求めてトロッコで去っていくラストシーンは印象的です。

英米ではヒットしませんでしたが、日本では映画と共にBee Geesが歌う主題歌「Melody Fair」がオリコン・チャート第3位の大ヒットとなりました。ちなみに英米では「Melody Fair」はシングルカットされていません。

映画公開時、小学生にもなっていなかった僕でさえ、子供の頃から脳内に「Melody Fair」のエヴァーグリーンなメロディがインプットされていました。それだけ日本における人気ぶりは凄かったのでしょう。

そんな大ヒット映画の影響で、本作『Odessa』の印象も日本のリスナーと英米のリスナーとではかなり違うのかもしれませんね。

『Odessa』については、新たなチャレンジを含む全17曲のコンセプト・アルバムという紹介を多く見かけます。

個人的にはコンセプト・アルバムという説明があまりピンと来ません。
トータル・コンセプト云々で聴くよりも、1曲ごとに堪能した方が楽しめる作品であるという気がします。その意味では全17曲は少し間延びしている印象を受けます。思い切ってLP1枚分に曲数絞った方がより充実した作品になったのでは?というのが僕の勝手な意見です。

「Melody Fair」「First of May」というハイライト2曲が目立つのは事実ですが、それ以外の楽曲にも耳を傾けてみましょう!

オススメ曲を紹介しときやす。

「Odessa (City on the Black Sea) 」
タイトル曲は7分を超える大作です。クラシックの要素を取り入れた幻想的なオープニングです。冒頭にこの曲が配してあるので、コンセプト・アルバムという側面が強調されるのかもしれませんね。個人的には少し狙いすぎ!の気もしますが。

「You'll Never See My Face Again」
邦題「私を見ないで」。爽快なフォーキー・チューン。春の到来を待つ、今の時期に聴くとピッタリな雰囲気の1曲です。

「Black Diamond」
邦題「黒いダイヤ」。彼ららしい美しいメロディを堪能できる1曲。Barry独特のファルセットを堪能できます。

「Marley Purt Drive」
邦題「日曜日のドライヴ」。The Bandあたりに通じるアーシーな仕上がりです。何も知らないで聴くとBee Geesの曲だとはわからないのでは?

「Melody Fair」
前述の通り、説明不要!永遠の名曲です。このエヴァーグリーンなメロディを聴くと、誰もが映画の主人公ダニー&メロディのようにピュアな少年&少女に戻ることができるのでは?改めて聴くと"案外フォーキーな曲だったんだなぁ"という印象を受けます。
http://www.youtube.com/watch?v=YIUSW5jOJ7Y

「Suddenly」
「Whisper Whisper」
密かに好きなのがこの2曲。少しビターな味わいがアルバムの中でいいアクセントになっていると思います。

「Sound of Love」
邦題「恋のサウンド」。美しく感動的なバラードです。哀愁を帯びたBarryのヴォーカルがいい感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=p9SdEwHoP6I

「Give Your Best」
僕の苦手なイモ臭いカントリー調の曲ですが、映画『小さな恋のメロディ』挿入歌なので取り上げておきました。

「Never Say Never Again」
キャッチーなフォーキー・チューン。ポップな魅力を求めるリスナーの方は、この曲が一番の出来栄えなのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=OdR6JHZ91P4

「First of May」
邦題「若葉のころ」。アルバムからシングルカットされ、UKシングル・チャート第6位のヒットとなりました。映画『小さな恋のメロディ』にも挿入されていました。1996年にKinKi Kidsの二人が主演していたTVドラマ『若葉のころ』のオープニングテーマとして聴いていた方も多いのでは?

「Melody Fair」と並ぶ名曲ですね。タイトルの通り、5月に聴くべき曲なのかもしれませんが、個人的には生活や仕事の転機となることが多い3月に聴くとフィットする曲という気がします。
http://www.youtube.com/watch?v=kkEG5zOLw3A

多くのアーティストがカヴァーしていますが、Sarah Brightmanのバージョンを紹介しておきます。
Sarah Brightman「First of May」
http://www.youtube.com/watch?v=vQsmP1ZGVO8

オススメから外したのは、重厚なストリングスが少し仰々しく聴こえる楽曲が多いです。それらを外すと、全体の流れがスッキリしてオリジナル2枚組にある間延び感が払拭されるのではと思います。

僕の持っているCDには「With All Nations (International Anthem) 」 が未収録です。最近のCDにはちゃんと収録されているようですが。

今年に入り、『Odessa』のCD3枚組デラックス・エディションが発売されました。熱狂的ファンの方は興味深いリリースかもしれませんが、僕などは曲リストを見るだけで胃もたれしそうです。激盛よりも普通盛がいいですな(笑)

次回Bee Gees作品を紹介する時には『Main Course』以降のディスコ路線からセレクトしたいと思います。
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2009年03月02日

とりあえず特別企画☆『フェロモン出てます!女性アーティスト・ジャケ10選』

今日はぐったり疲れていて、記事を書くパワーがありません。

ということで、思いつき企画『フェロモン出てます!女性アーティスト・ジャケ10選』です。

僕を視線を釘付けにする女性アーティスト・ジャケを10枚セレクトしてみました。
必ずしも美人アーティストばかりではありませんが、ポーズや視線で悩殺されてしまいます(笑)

Laura Nyro『Eli And The Thirteenth Confession』(1968年)
Eli & The 13th Confession (Exp)
美人系ジャケその1。

Nicolette Larson『In The Nick Of Time』(1979年)
In the Nick of Time
美人系ジャケその2。

Birgit Lystager『Birgit Lystager』(1970年)
ビアギッテ・ルゥストゥエア
美人系ジャケその3。

Sade『Love Deluxe』(1992年)
Love Deluxe
悩殺ポーズ系ジャケその1。

Mica Paris『Contribution』(1990年)
Contribution
悩殺ポーズ系ジャケその2。

Syleena Johnson『Chapter 3: The Flesh』(2005年)
チャプター3:ザ・フレッシュ
悩殺ポーズ系ジャケその3。

Christina Aguilera『Stripped』(2002年)
Stripped
悩殺ポーズ系ジャケその4。

Faith Evans『Faith』(1995年)
Faith
そんな視線で見つめないで系ジャケその1。

Lil Mama『VYP: Voice of the Young People』(2008年)
VYP: Voice of the Young People
そんな視線で見つめないで系ジャケその2。

Aya『Strange Flower』(2004年)
Strange Flower
そんな視線で見つめないで系ジャケその3。

全て当ブログで記事にした作品です。
詳細を知りたい方は各記事をご参照願います。
posted by ez at 09:52| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月01日

The S.O.S. Band『Too』

地味ながらもB級の楽しさがある2nd☆The S.O.S. Band『Too』
Too
発表年:1981年
ez的ジャンル:アーバン・ファンク/ブラコン
気分は... :当ブログのスタイルに合っているのは...

お気付きの方もいるかもしれませんが、2日前の記事Birgit Lystager『Birgit Lystager』に初めてimeemの試聴パーツを貼り付けてみました。

imeem自体は以前から知っていましたが、特に必要性を感じていなかったので利用せずにいました。今回、大好きな『Birgit Lystager』から1曲も紹介できないのが残念に思い、初めて使ってみた次第です。まぁ、こんなもんか!といった感じですが。

基本的には、これからも試聴についてはYouTubeの該当URL表示の形式でいきたいと思います。imeemやその他のツールはYouTubeの補完程度の利用に止めるつもりです。当ブログの記事スタイルからみて、簡便&簡潔な今の形式が一番合っているというのが管理人としての考えです。当ブログが1日1曲紹介あるいは文章殆ど無しの記事スタイルならば、imeemあたりを積極活用するという選択肢もあると思いますが...

個人的にはYouTubeの画面をブログにゴチャゴチャ貼り付けるのは好きではありません(他の試聴パーツも同様です)。YouTubeの画面だらけの記事になると、落ち着きがなくなり文字をちゃんと読んでもらえない気がします。表示が遅くなるのも嫌ですね。

YouTubeの面白さは、楽曲の音&映像そのものに加えて、その楽曲に関連する他の楽曲やアーティストを知ることができる点にあると思います。その意味でもYouTubeサイトへアクセスした方が楽しめると個人的には思います。

あくまでも当ブログに関する話です。YouTubeを積極的に活用している他のブロガーの方を云々言うつもりは全くありませんので。

ということで、これからも現行のスタイルを継続したいと思いますので、ご理解をお願いします。

さて、今日は大好きなThe S.O.S. Bandの2回目の登場です。

『Sands of Time』(1986年)に続いて紹介するのは、2ndアルバム『Too』(1981年)です。

基本的に僕の好きなThe S.O.S. Bandは、スーパー・プロデューサー・チームJam & Lewisが大きく関与した4th『On the Rise』(1983年)、5th『Just the Way You Like It』(1984年)、6th『Sands of Time』(1986年)という3枚のアルバムに尽きます。

その意味で、今回もできれば『On the Rise』『Just the Way You Like It』のどちらかを紹介したかったのですが、現在Amazonでの扱いがない状況なので断念しました。

そこでセレクトしたのが2nd『Too』(1981年)です。

多くの方がそう感じるように、S.O.S. Bandが輝いていたのは、看板女性ヴォーカリストMary Davisが在籍時にリリースされた6枚のアルバムだと思います。

大ヒットしたデビュー・シングル「Take Your Time (Do It Right)」を含むデビュー・アルバム『S.O.S.』(1980年)、Jam & Lewisが初めてS.O.S. Bandと関わった「High Hopes」収録の3rd『S.O.S. Band III』(1982年)、そして前述のようにJam & Lewisが大きく関与した4th〜6thの3枚と比較して、最も地味な印象の作品が『Too』かもしれません。

基本的には大ヒットした『S.O.S.』と同じ路線ですが、『Too』は『S.O.S.』ほどの成功を収めることができませんでした。2004年リリースされたS.O.S. Bandのベスト盤『Greatest Hits』にも『Too』からは1曲しか収録されていません。
でもきちんと聴くと、なかなか楽しめるファンク/ブラコン作品になっています。

B級感が漂うのは事実ですが、それが逆にいい雰囲気を出している面もあると思います。僕が愛して止まないJam & LewisプロデュースのS.O.S. Bandとは全く異なるノリですが、本来のS.O.S. BandってこういったB級ディスコ/ファンクなノリなのかもしれませんね。

個人的にはMary Davisのヴォーカルが目立つ曲にグッときます。
ホーンにはFred Wesleyも参加しています。

『S.O.S.』とセットでお試しあれ!

全曲紹介しときやす。

「It's a Long Way to the Top」
前述の『Greatest Hits』に収録された唯一の曲。ライトタッチのアーバン・ファンクに仕上がっています。能天気なパーカッションがB級感たっぷりで大好き!
http://www.youtube.com/watch?v=498OcLGYBlI

「Do It Now」
アルバムのハイライトは1stシングルとして全米R&Bチャート第15位となったに本曲だと思います。どうして前述の『Greatest Hits』に収録されなかったのか不思議です?アーバンなディスコ・サウンドとMary Davisのパワフル・ヴォーカルが炸裂するダンス・クラシックの雰囲気十分の1曲です。前曲「It's a Long Way to the Top」とのつながりもグッド!同じくダンクラの「Take Your Time (Do It Right)」あたりとセットで聴きたい1曲ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=VXMz16Y4TUc

「There Is No Limit」
B級ミッド・ファンク。やや単調な印象も受けますが、Mary Davisのヴォーカルだから許せちゃいます(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=TNTEVxsUBoI

「You」
アルバムからの2ndシングル。同じミッド・ファンクでも前の「There Is No Limit」と異なり小粋な仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=LgGWyIFaXHA

「Stay」
待ってました!Mary Davisの素晴らしいヴォーカルを堪能できる感動スロウ。ストリングスを配したエレガントな仕上がりです。

「Are You Ready?」
個人的にはアルバムで一番好きな曲。80年代ブラコンらしいアーバン・メロウなミディアム・スロウに仕上がっています。Mary Davisのヴォーカルにはこういった曲がよく似合いますね。この哀愁モードにヤラれる方は多いと思います。

「Do You Know Where Your Children Are?」
意味深タイトル(?)の大人のアーバン・スロウ。

「For the Brothers That Ain't Here」
ジャズ・ファンクしているインスト・チューン。アルバム全体の流れを考えると突飛な気もしますが、これはこれで面白いかも?

「Unborn Child」
ラストはヒューマンタッチな感動を誘うバラード。Mary Davisの熱唱でアルバムを締め括ってくれるのが嬉しいですね。

いつかは『On the Rise』『Just the Way You Like It』をきちんと紹介したいと思います。
posted by ez at 03:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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