2009年03月01日

The S.O.S. Band『Too』

地味ながらもB級の楽しさがある2nd☆The S.O.S. Band『Too』
Too
発表年:1981年
ez的ジャンル:アーバン・ファンク/ブラコン
気分は... :当ブログのスタイルに合っているのは...

お気付きの方もいるかもしれませんが、2日前の記事Birgit Lystager『Birgit Lystager』に初めてimeemの試聴パーツを貼り付けてみました。

imeem自体は以前から知っていましたが、特に必要性を感じていなかったので利用せずにいました。今回、大好きな『Birgit Lystager』から1曲も紹介できないのが残念に思い、初めて使ってみた次第です。まぁ、こんなもんか!といった感じですが。

基本的には、これからも試聴についてはYouTubeの該当URL表示の形式でいきたいと思います。imeemやその他のツールはYouTubeの補完程度の利用に止めるつもりです。当ブログの記事スタイルからみて、簡便&簡潔な今の形式が一番合っているというのが管理人としての考えです。当ブログが1日1曲紹介あるいは文章殆ど無しの記事スタイルならば、imeemあたりを積極活用するという選択肢もあると思いますが...

個人的にはYouTubeの画面をブログにゴチャゴチャ貼り付けるのは好きではありません(他の試聴パーツも同様です)。YouTubeの画面だらけの記事になると、落ち着きがなくなり文字をちゃんと読んでもらえない気がします。表示が遅くなるのも嫌ですね。

YouTubeの面白さは、楽曲の音&映像そのものに加えて、その楽曲に関連する他の楽曲やアーティストを知ることができる点にあると思います。その意味でもYouTubeサイトへアクセスした方が楽しめると個人的には思います。

あくまでも当ブログに関する話です。YouTubeを積極的に活用している他のブロガーの方を云々言うつもりは全くありませんので。

ということで、これからも現行のスタイルを継続したいと思いますので、ご理解をお願いします。

さて、今日は大好きなThe S.O.S. Bandの2回目の登場です。

『Sands of Time』(1986年)に続いて紹介するのは、2ndアルバム『Too』(1981年)です。

基本的に僕の好きなThe S.O.S. Bandは、スーパー・プロデューサー・チームJam & Lewisが大きく関与した4th『On the Rise』(1983年)、5th『Just the Way You Like It』(1984年)、6th『Sands of Time』(1986年)という3枚のアルバムに尽きます。

その意味で、今回もできれば『On the Rise』『Just the Way You Like It』のどちらかを紹介したかったのですが、現在Amazonでの扱いがない状況なので断念しました。

そこでセレクトしたのが2nd『Too』(1981年)です。

多くの方がそう感じるように、S.O.S. Bandが輝いていたのは、看板女性ヴォーカリストMary Davisが在籍時にリリースされた6枚のアルバムだと思います。

大ヒットしたデビュー・シングル「Take Your Time (Do It Right)」を含むデビュー・アルバム『S.O.S.』(1980年)、Jam & Lewisが初めてS.O.S. Bandと関わった「High Hopes」収録の3rd『S.O.S. Band III』(1982年)、そして前述のようにJam & Lewisが大きく関与した4th〜6thの3枚と比較して、最も地味な印象の作品が『Too』かもしれません。

基本的には大ヒットした『S.O.S.』と同じ路線ですが、『Too』は『S.O.S.』ほどの成功を収めることができませんでした。2004年リリースされたS.O.S. Bandのベスト盤『Greatest Hits』にも『Too』からは1曲しか収録されていません。
でもきちんと聴くと、なかなか楽しめるファンク/ブラコン作品になっています。

B級感が漂うのは事実ですが、それが逆にいい雰囲気を出している面もあると思います。僕が愛して止まないJam & LewisプロデュースのS.O.S. Bandとは全く異なるノリですが、本来のS.O.S. BandってこういったB級ディスコ/ファンクなノリなのかもしれませんね。

個人的にはMary Davisのヴォーカルが目立つ曲にグッときます。
ホーンにはFred Wesleyも参加しています。

『S.O.S.』とセットでお試しあれ!

全曲紹介しときやす。

「It's a Long Way to the Top」
前述の『Greatest Hits』に収録された唯一の曲。ライトタッチのアーバン・ファンクに仕上がっています。能天気なパーカッションがB級感たっぷりで大好き!
http://www.youtube.com/watch?v=498OcLGYBlI

「Do It Now」
アルバムのハイライトは1stシングルとして全米R&Bチャート第15位となったに本曲だと思います。どうして前述の『Greatest Hits』に収録されなかったのか不思議です?アーバンなディスコ・サウンドとMary Davisのパワフル・ヴォーカルが炸裂するダンス・クラシックの雰囲気十分の1曲です。前曲「It's a Long Way to the Top」とのつながりもグッド!同じくダンクラの「Take Your Time (Do It Right)」あたりとセットで聴きたい1曲ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=VXMz16Y4TUc

「There Is No Limit」
B級ミッド・ファンク。やや単調な印象も受けますが、Mary Davisのヴォーカルだから許せちゃいます(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=TNTEVxsUBoI

「You」
アルバムからの2ndシングル。同じミッド・ファンクでも前の「There Is No Limit」と異なり小粋な仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=LgGWyIFaXHA

「Stay」
待ってました!Mary Davisの素晴らしいヴォーカルを堪能できる感動スロウ。ストリングスを配したエレガントな仕上がりです。

「Are You Ready?」
個人的にはアルバムで一番好きな曲。80年代ブラコンらしいアーバン・メロウなミディアム・スロウに仕上がっています。Mary Davisのヴォーカルにはこういった曲がよく似合いますね。この哀愁モードにヤラれる方は多いと思います。

「Do You Know Where Your Children Are?」
意味深タイトル(?)の大人のアーバン・スロウ。

「For the Brothers That Ain't Here」
ジャズ・ファンクしているインスト・チューン。アルバム全体の流れを考えると突飛な気もしますが、これはこれで面白いかも?

「Unborn Child」
ラストはヒューマンタッチな感動を誘うバラード。Mary Davisの熱唱でアルバムを締め括ってくれるのが嬉しいですね。

いつかは『On the Rise』『Just the Way You Like It』をきちんと紹介したいと思います。
posted by ez at 03:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする