2009年03月12日

The Solsonics『Jazz In The Present Tense』

クラブ・ジャズやジャジーな生音Hip-Hopがお好きな方は一度聴いてみてくださ〜い!☆The Solsonics『Jazz In The Present Tense』
Jazz in the Present Tense
発表年:1995年
ez的ジャンル:アシッド・ジャズ&Hip-Hop感覚ジャズ・ファンク
気分は... :一聴の価値アリ!

今日はThe Solsonicsが1994年にリリースしたアルバム『Jazz In The Present Tense』の紹介です。

The Solsonicsは、ベース奏者Jez Colinとパーカッション奏者Willie McNeilを中心に結成されたジャズ・グループ。
僕がSolsonicsについて知っていることはこれだけです。

それでも当時かなり聴いた作品です。LAアンダーグラウンド・クラブシーンから登場したグループですが、僕は長い間UKのグループだと思って聴いていました。僕以外にも当時流行っていたアシッド・ジャズの流れで本作に辿りつき、そんな感覚で聴いていた人は多かったのでは?

個人的にはHip-Hop感覚のアシッド・ジャズというところが気に入っていました。その意味ではGuruJazzmatazzや、MC Solaar『Prose Combat』(1994年)、Soon E MC『Atout...Point De Vue』(1994年)といったジャジーなフレンチHip-Hopアルバムと一緒に本作を聴いていた記憶があります。

実際、The Solsonicsは当ブログでも紹介したGuruのJazzmatazzプロジェクト第二弾『Jazzmatazz Vol II:The New Reality』(1995年)に参加しています。

リアルタイムで聴いていた人以外にはあまり馴染みのないグループだと思いますが、クラブ・ジャズやジャジーな生音Hip-Hopがお好きな方は一度聴いてみる価値アリの作品だと思います。

奇跡的にYoutubeに本作の曲が12曲中8曲もアップされています。
これを機会にぜひ聴いてみてください!

全曲紹介しときやす。

「Jazz in the Present Tense」
オススメその1。Solsonicsのカッチョ良さが一発でわかるタイトル曲。ジャズ・ネタHip-Hopのコンピにも収録されており、収録曲の中では一番有名な曲だと思います。Hip-Hopのリズムとクールなジャズ・サウンドのスタイリッシュな融合はサイコー!クラブ・ジャズ世代の若いリスナーの方も満足いただける1曲なのでは?キーボードはAhmad Jamal「Superstition」(Stevieの名曲カヴァー)ネタです。
http://www.youtube.com/watch?v=l8cx5X0Cbqw

本題とは逸れますが、元ネタのAhmad Jamal「Superstition」も好きなので紹介しておきますね。
Ahmad Jamal「Superstition」
 http://www.youtube.com/watch?v=9Eedjzq94KM

「Keep the Rhythm Strong」
オススメその2。今聴くと、この曲が一番好きかも?UKソウルっぽいジャジーなソウル・チューンに仕上がっています。ソウルフルなヴォーカルとジャジー・サウンドの組み合わせは、アーバン・ナイト気分にぴったりです!
http://www.youtube.com/watch?v=qwZFww2j_2A

「Montuno Funk」
ラテン・フレイヴァーのジャズ・ファンク。ラテン・フレイヴァー好きな僕向けの1曲。
http://www.youtube.com/watch?v=-hoLIaE2aUQ

「Blood Brother」
オススメその3。男性ヴォーカルをフィーチャーしたミッド・チューン。軽くラテン・フレイヴァーの効いたクール・サウンドも大人の雰囲気たっぷりでグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=MG7sj_NOQso

「Daddy Love」
オススメその4。当時、僕の一番のお気に入りはこの曲でした。The Brand New Heaviesあたりが好きな人は気に入るであろう、アシッド・ジャズの流れを汲む男女ヴォーカル入りのジャズ・ファンクです。
http://www.youtube.com/watch?v=cnpnYo5FGoQ

「Ascension」
Derrick Davisのフルートを大きくフィーチャーした、パーカッシヴなミッド・グルーヴ。
http://www.youtube.com/watch?v=rl5obDrURnc

「Red Clay」
オススメその5。Freddie Hubbardの名曲カヴァー。Solsonicsはこの名曲をレゲエ調に演奏してくれます。これが大正解!レゲエのリズムとお馴染みのあのテーマが実にマッチしています。
http://www.youtube.com/watch?v=N1NQgQqIw2c

「So Much More Togther」
オススメその6。IncognitoD-Influenceがお好きな方向けのサマー・グルーヴ。アシッド・ジャズ系グループがこの手のサマー・チューンを演奏するとハマりますな。

「Now This Is How We Do It」
スクラッチも聴けるインスト・チューン。ジャズ・ファンク・グループの楽器パートの一部としてターンテーブルがきちんと機能しているというのがいいですな。

「Inside Is a Stride」
オススメその7。ラップ&女性ヴォーカルをフィーチャーしたジャジーHip-Hopチューン。Jazzmatazz好きの人であれば気に入ると思います。

「Morning After Paradise」
オススメその8。「So Much More Togther」同様IncognitoD-Influenceが好きな方向けのサマー・グルーヴ。70年代ジャズ・ファンク/フュージョンがお好きな方も気に入ってもらえるのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=0k-du9G_C-Q

「Mountain Man」
エンディングはアヴァンギャルドなインスト・チューン。音空間の余白の聴かせ方がいいですね。

今日も昨日に続き、UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグです。
昨日はレアル・マドリードが完敗しましたね。ユヴェントスもヒディング・チェルシーにしてやられた!という感じでした。

今日は「マンチェスターU対インテル」、「バルセロナ対リヨン」、「ローマ対アーセナル」という好カード3試合が行われます。個人的には「バルセロナ対リヨン」というカードが一番好みなのですが、サッカー界の占う大一番である「マンチェスターU対インテル」を中心に観てしまう気がします。モウリーニョがファーガソンにどのような戦いを挑むのか実に興味深いです。
posted by ez at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする