発表年:1982年
ez的ジャンル:シカゴ系メロウ・ソウル
気分は... :ファースト・フライトに向けて...
あっという間に桜の季節が到来しそうですね。
来週末には都内某所でお花見の予定です。
音楽も冬物から春物へ衣替えならぬ、ディスク替えする時期です。
新年度の始まりに相応しい、爽快で期待感の膨らむ音が聴きたくなりますね。
今年は年明けに僕好みの新譜が少なかったので、春先の新譜に期待している面もあります。特にChrisette Micheleをはじめ女性R&Bの新譜に注目しています。
さて、今日はシカゴのメロウ・ソウル・グループCrystal Windsが1982年にリリースしたアルバム『First Flight』の紹介です。UKでの再評価が高まり、注目されるようになった1枚です。
Crystal Windsは、サックス奏者M. Cortez Brownとキーボード奏者Paul N. Colemanによる男性2人組ユニット。二人共にヴォーカルもこなします。本作『First Flight』ではソングライティング&アレンジ、プロデュースも殆ど自分達で手掛けています。
僕がCrystal Windsについて知っていることはこの程度です。
確か5、6年前に購入したと思いますが、何がきっかけで購入したのか全く記憶がありません(笑)
ジャケだけ見るとかなり暑苦しいイメージですが、中身は意外にも爽快サウンドのアーバン・ソウルに仕上がっています。ファンキーな楽曲もありますが、タメの効いた大人のファンク・チューンといった感じがいいですね。
"First Flight"のタイトルも含めて、間もなく到来する桜の時期にピッタリなメロウ・ソウルなのでは?
全曲紹介しときやす。
「So Sad」
電話での男女の会話から始まるメロウ・ソウル。ソウル・ヴォーカルという見方をするのであれば、この曲が最も王道スウィート・ソウルな仕上がりだと思います。
「Love Ain't Easy」
僕の一番のお気に入り。カクテル片手に聴きたくなる軽快なビートのメロウ・チューンです。ファルセット・ヴォーカルとアーバン&エレガントなグルーヴがたまりません。ジャケの野暮ったいイメージとは正反対の爽快な仕上がりにサプライズ!(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=yday9aGqUhQ
「Love Ain't Easy II」
「Love Ain't Easy」のパートIIはパーカッシヴなインスト・チューン。スキャットがいい感じ。
「Signs Of Winters Time」
UKで本作の再評価が高まるきっかけとなった1曲。アーバン・ナイトなジャジー・ソウルといった仕上がりです。Paul N. Colemanのデュエット・パートナーを務める女性ヴォーカリストTheresa Davisとの息もピッタリ!M. Cortez Brownのサックスも雰囲気を盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=dhywo914f3s
「It's A Wondrous Thing」
チョッパーベースがブリブリのミディアム・チューン。ファンキーながらも、あくまで大人のアーバン・ナイトな雰囲気がいいですね。
「Lover's Holiday」
「Love Ain't Easy」と並ぶお気に入り。アーバン・メロウなミディアム・ファンクに仕上がっています。この曲でもPaul N. ColemanとTheresa Davisの絡みがいい感じ!
「Signs Of Winters Time(Instrumental)」
「Signs Of Winters Time」のインスト・ヴァージョンです。エレガントなホーン&ストリングスを楽しみましょう。
「Funk Ain't Easy」
アルバムの余韻を楽しむかのような1分強のメロウ・ファンク...
Crystal Winds名義で他にも作品をリリースしているのか不明です。ゴメンナサイ...