発表年:1977年
ez的ジャンル:硬派系ジャズ・ファンク
気分は... :やはり横浜はいいですな!
昨日は久々に横浜みなとみらいへ...
横浜育ちの僕ですが、最近は年に数えるほどしか行けません(泣)
ロイヤルパークホテル68Fの中華料理店でランチをとったのですが、空が少し曇っていて絶景の眺め!とは行かなかったのが少し残念でしたね。それでも横浜の街を見下ろしながら、ゆっくり心地好いランチタイムを過ごすことができました。昼から紹興酒を飲みすぎてしまいましたが(笑)
都内に暮らすようになって20年以上が過ぎますが、いつかは横浜に戻ってきたいですねぇ。
今日はGil Scott-Heron & Brian Jacksonが聴きたい気分で、『Bridges』(1977年)と『Secrets』(1978年)のどちらにするか迷ったのですが、結局『Bridges』(1977年)をセレクト!
Gil Scott-Heron関連作品の紹介は、『Pieces Of A Man』(1971年)、『It's Your World』(1976年)に続き3回目になります。
『Bridges』(1977年)は、Gil Scott-Heronにとっての8作目、Gil Scott-Heron & Brian Jackson名義としては5作目となるアルバムです。
長らく未入手の作品でしたが、今年の再発によりめでたくゲットできました!
Gil Scott-Heron & Brian Jacksonの最高傑作の呼び声が高い『It's Your World』(1976年)の次の作品ですが、それまでと比較して本作ではジャズ・ファンク色がより強まり、ラテン色が薄れたという印象ですね。レア・グルーヴ好きの人は間違いなく、相当グッとくるアルバムだと思います。
Gil Scott-Heron(vo、p)、Brian Jackson(key、vo)以下、Barnet Williams(per)、Marlo Henderson(g)、Josef Blocker(ds)、Reggie Brisbane(ds)、Danny Bowens(b)、Bilal Sunni -Ali(ts、bcl)、Delbert Taylor(tp)、Tony Duncanson(per)、Fred Payne(g)がMignight Bandのメンバーとしてバックを務めています。
プロデュースはGil Scott-Heron & Brian Jackson、共同プロデューサーとしてLarry Fallon、Tom Wilsonの名もクレジットされています。
僕的にはかなりど真ん中のアルバムです。Gil Scott-Heronはどの作品も魅力的ですが、その中でもかなり上位にくる作品なのでは?
硬派なジャズ・ファンクに酔いしれましょう!
全曲紹介しときやす。
「Hello Sunday! Hello Road!」
オープニングは軽快かつグルーヴィーなジャズ・ファンク。適度にユルい感じが大好きです!
「Song Of The Wind」
哀愁メロディにグッとくるミッド・グルーヴ。ゆったり感のあるグルーヴとGilの噛み締めるようなヴォーカルが実にマッチしています。
http://www.youtube.com/watch?v=Y_uOCd8_p8Y
「Racetrack In France」
本作の人気曲の1つである、スペーシーな香り漂うグッド・ヴァイヴ。特にJamiroquai好きやハウス・ファンは注目の1曲ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=xi4iBDPojKI
「Vildgolia(Deaf, Dumb & Blind)」
不穏な空気感が漂うジャズ・ファンク。Bilal Sunni -Aliによるバス・クラリネットがいいアクセントになっています。後半になってテンション上がっていく感じがグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=WgvuAhNj7ok
「Under The Hammer」
僕の一番のお気に入り。メンバーの一体化した躍動するグルーヴ感がたまりません。特にMarlo Hendersonのギターがカッチョ良いですね。
「We Almost Lost Detroit」
Hip-Hopファンにとってはこの曲がハイライトかもしれませんね。イントロの儚いエレピが印象的な哀愁メロウ・ソウルに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=-ovKv4-YxYM
当ブログで紹介したCommon「The People」をはじめ、Black Star「Brown Skin Lady」、MF Doom「Camphor」等でサンプリングされています。
Common「The People」
http://www.youtube.com/watch?v=Vqn5f2ISnvo
Black Star「Brown Skin Lady」
http://www.youtube.com/watch?v=vKvl-tmE7ig
MF Doom「Camphor」
http://www.youtube.com/watch?v=KWLZmCeaEqU
「Tuskeegee #626」
約30秒強のアカペラ曲。
「Delta Man(Where I'm Comin' From)」
ゆったりと重いグルーヴがダークな世界を連想させるメッセージ・ソング。ブラック・フィーリング溢れる仕上がりがクセになります。
http://www.youtube.com/watch?v=E8GGMpfkEhc
「95 South(All Of The Places We've Been)」
ラストはアコースティックなメロウ・チューンで優しく締めてくれます。安息感にホッとするピースフルな1曲。「Under The Hammer」と並ぶ僕のお気に入り曲です。
今回惜しくもセレクト出来なかった『Secrets』(1978年)も近々紹介したいと思います。