2009年06月19日

Creedence Clearwater Revival『Green River』

カントリー・ロック色を強めた3rd☆Creedence Clearwater Revival『Green River』
Green River
発表年:1969年
ez的ジャンル:ルーツ探求系ロックンロール
気分は... :ビミョー!

Creedence Clearwater Revival(CCR)の2回目の登場です。

2ndアルバム『Bayou Country』(1969年)に続いて紹介するのは、3rdアルバム『Green River』(1969年)です。

CCR初の全米アルバムチャート第1位に輝いたアルバムであり、「Green River」「Bad Moon Rising」という2曲の大ヒット・シングルが生まれました。メンバーは、John Fogerty(vo、g)、Tom Fogerty(g)、Stu Cook(b)、Doug Clifford(ds)の4人。

CCRの歴史の中では、カントリー・ロック色の強くなったアルバムと位置づけられる作品です。その意味では、そうしたカントリー・フレイヴァーを堪能するのが、本作の正しい聴き方かもしれませんね。

僕の場合、カントリー調の曲にはビミョーな境界線があって、好きなタイプと苦手なタイプがはっきり分かれてしまいます。上手く説明できませんが、曲・演奏が共にイモ臭い感じのものが苦手です。

本作で言えば、カントリー・バラード「Wrote a Song for Everyone」は好きだけど、軽快なロカビリー調の「Cross Tie Walker」あたりは苦手だったりします。同じロカビリー調でも「Bad Moon Rising」は大好きなのですが...

そんな僕でも『Green River』は魅力的なアルバムだと思います。
全く説得力がありませんが(笑)

カントリー・ロック色の濃厚なアルバムと言われていますが、アーシーなスワンプ・チューン、ハイスピードの2ビート・ロックンロール、ブルース・ロックと、なかなかバラエティに富んだ内容になっていると思います。

毎日聴きたい音ではありませんが、時にはこうした土臭い音楽を聴いて、たくましくならないといけませんな。

全曲紹介しときやす。

「Green River」
タイトル曲は全米チャート第2位の大ヒット・シングル。よく言われるように、2ndシングル「Suzie Q」(Dale Hawkinsのカヴァー)のリメイクといった出来栄えの、100%CCR印のスワンプ・ロックンロール。
http://www.youtube.com/watch?v=JacHyPaEwDc

「Commotion」
本作で一番のお気に入り。小気味良い2ビート・ロックンロールに仕上がっています。今時のロック・バンドが少しハードにカヴァーするとモロにハマるような曲だと思います。サイコー!
http://www.youtube.com/watch?v=uijpFKPvhMI

「Tombstone Shadow」
「墓石の影」という邦題のように、殆ど語られることがない地味な1曲ですが(笑)、僕にとってはど真ん中のスワンプ・ロックです。
http://www.youtube.com/watch?v=1d14ZYVvTRs

「Wrote a Song for Everyone」
John Fogertyのアーシーなヴォーカルが冴え渡るカントリー・バラード。これぞ僕の好きなタイプのカントリーです!
http://www.youtube.com/watch?v=QDR_WO0qYWs

「Bad Moon Rising」
全米チャート第2位となったヒット・シングル。CCRらしいロカビリー調の雰囲気がグッド!多くのアーティストがカヴァーしていますが、Emmylou Harrisヴァージョンあたりを聴くと、曲自体よりもCCRの演奏が好きなんだと実感してしまいます。
http://www.youtube.com/watch?v=5BmEGm-mraE

Emmylou Harris「Bad Moon Rising」
 http://www.youtube.com/watch?v=gg-s4ycrKE0

「Lodi」
シングル「Bad Moon Rising」のB面ですが、ファンに人気の1曲ですね。本作らしいカントリー・ロックに仕上がっています。曲的には僕が苦手なイモ臭いカントリーですが、John Fogertyのヴォーカルとロックしている演奏のおかげで大丈夫です(笑)。
http://www.youtube.com/watch?v=yA7iGxV6rt4

「Cross Tie Walker」
軽快なロカビリーなのですが、僕の苦手なイモ臭さがプンプンするビミョーな仕上がりです(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=aFiMJerLB0E

「Sinister Purpose」
隠れた名曲だと思っているブルース・ロック。「黒い陰謀」という邦題もグッド!個人的にはカントリー色が強いものよりも本曲のようにブルース色が強いものが好きですね。様々なアーティストがカヴァーしていますが、YouTubeで見つけたPavementのカヴァーが良かったので紹介しておきます。

Pavement「Sinister Purpose〜Folk Jam Later」
 http://www.youtube.com/watch?v=6DtEMopVFS4

「Night Time Is the Right Time」
ラストはブルース・スタンダードのカヴァー。Ray Charlesのカヴァー・ヒット(1959年)でお馴染みですね。アーシーな雰囲気たっぷりの絶品カヴァーに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=SinNvC5t7ks

今日の記事はイマイチ調子がのりません。
なのでおしまい!
posted by ez at 07:24| Comment(2) | TrackBack(1) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする