2009年07月07日

Swing Out Sister『Kaleidoscope World』

センス抜群のポップス感覚が開花した2nd☆Swing Out Sister『Kaleidoscope World』
Kaleidoscope World
発表年:1989年
ez的ジャンル:良質メロディ&アレンジ系UKポップス
気分は... :星に願いを...

今日は七夕ですね。

七夕気分に合う作品は?なんて思いながら、CD棚を眺めながら手にしたのが...
今日の1枚Swing Out Sister『Kaleidoscope World』(1989年)です。

なんでこの作品が七夕なの?と言う気もしますが...僕的には良質なポップスを聴きたい気分なので。

Swing Out Sister(SOS)の紹介は、『Shapes And Patterns』(1997年)に続き2回目となります。

日本での過剰な人気ぶりと大ヒット曲「Breakout」のイメージのせいで、洋楽ファンの方の中にはSwing Out Sisterを毛嫌いする方もいるようですが、なかなか侮れないと思います。と言いつつ、僕も昔はこっそりSOSを聴いていたのですが(笑)

そんなSOS作品の中でも、『Shapes And Patterns』と並んでお気に入りなのが、今日紹介する2ndアルバム『Kaleidoscope World』(1989年)です。

Martin Jacksonが脱退し、Corinne DreweryAndy Connellのデュオ体制となった最初の作品です。

SOS流ポップスを確立した作品として、サバービア・ファンにも人気の1枚ですね。
昔懐かしいポップスや映画音楽と80年代らしいスタイリッシュなサウンドを融合した、レトロだけど新しいポップスを聴かせてくれます。

プロデューサーはSOS作品でお馴染みのPaul O'Duffy。オーケストラ・アレンジでJimmy Webbが参加しているのも本作の話題かもしれません。

意外と王道ポップスしているのにグッときます!
良質なメロディ、アレンジ、サウンドと三拍子揃ってますよ!

全曲紹介しときやす。

「You on My Mind」
シングルにもなったオープニングは軽やかに!Burt Bacharach風ポップスをSOSらしいスタイリッシュな感覚で仕上げたって感じがサイコーですね!Corinneのヴォーカルも実に華やかな雰囲気が漂います。
http://www.youtube.com/watch?v=BcOkAXCZPA8

「Where in the World」
この曲もシングルにもなりました。 The 5th Dimensionのメロディ&コーラスと80年代サウンドが上手く融合しています。終盤のスパニッシュ・ギターとヴァイヴによる映画音楽風の展開もオシャレ!
http://www.youtube.com/watch?v=HLzWhHKlPwM

「Forever Blue」
Jimmy Webbがオーケストラ・アレンジで参加しています。ラブロマンス映画の主題歌にぴったりなロマンティック&エレガントな王道ポップスに仕上がっています。John Barry「The Midnight Cowboy Theme」(映画『真夜中のカーボーイ』のテーマ)をサンプリング。
http://www.youtube.com/watch?v=35S2Ox0SbCg

「Heart for Hire」
昔ながらの良質なポピュラー・ソングって感じにグッときます。エレガントな華やかさがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=4Q6Yy6idK9U

「Tainted」
この曲は80年代テイストが少し強調されたシンセ・ポップです。 頭のメロディを初めて聴いた時、一瞬Beatles「Ticket To Ride」のカヴァーかと思いました(笑)

「Waiting Game」
「Breakout」路線がお好きな人向けの1曲。そうは言っても、本作らしい良質なポップス感もきちんと盛り込まれています。
http://www.youtube.com/watch?v=bu3yrQ77E1Y

「Precious Words」
Jimmy Webbのオーケストラ・アレンジ2曲目。個人的には一番のお気に入り。60年代ポップスや映画音楽がお好きな方は気に入るであろう、レトロだけど新しい小粋なポップスに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=4YJ38h_jIAQ

「Masquerade」
メンバー本人が"この曲はEnnio Morriconeだね!"と語った1曲。まさにそんな仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=qwXe4UQjp_0

「Between Strangers」
ホーン・アレンジが絶妙!と思ったら...Jerry Heyのアレンジでした。さすがですね。
http://www.youtube.com/watch?v=ULgMpzTOZG8

「Kaleidoscope Affair」
エンディングはストリングスを中心にした映画音楽風の仕上がり。アルバムの余韻を楽しむような1曲。
http://www.youtube.com/watch?v=kKwyAzTvQ1I

その他CDには「Coney Island Man」「 Precious Words(Instrumental)」「Forever Blue(String Mix)」「Masquerade(Instrumental)」「Taxi Town」の5曲が追加収録されています。「Coney Island Man」あたりが小粋でグッドなのでは?

「Coney Island Man」
http://www.youtube.com/watch?v=KDIVA_p1F3w
posted by ez at 07:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする