発表年:1979年
ez的ジャンル:ハワイアンAOR
気分は... :選択の日ですが...
サッカー好きにとってはいよいよリーガ・エスパニューラが開幕ですね。
バルサの連覇は?バブリー・レアルは機能するのか?俊輔の活躍は?と話題に尽きないシーズンになりそうです。
その前に今日の深夜はイングランド・プレミア・リーグのいきなりの大一番「マンチェスター・ユナイテッド対アーセナル」を興奮しながら観戦していました。ガナーズ・ファンの僕としては自らのミスで自滅したガナーズの敗戦は、少しモヤモヤ感が残ります。
さて今日は去り行く夏のラストに今夏最大の目玉作品を紹介します。
遂に実現したハワイアンAOR、幻のアルバムのCD化Babadu『Babadu!』(1979年)です。
多くのAORファンがこのCD化に歓喜、狂乱しているのでは?
僕自身はBabaduについて、本名Solomon K. Davis III であり、本作『Babadu!』をリリースしたハワイ出身のシンガー・ソングライターであるという事しか知りません。
それでも本作『Babadu!』は、先日紹介したKalapana『Kalapana』、Macky Feary Band『Mackey Feary Band』、Tender Leaf『Tender Leaf』、Lemuria『Lemuria』らと並ぶハワイアンAORの最高峰であると認識しています。
こうして眺めてみると、ハワイアンAORの名作の法則は「アーティスト名がアルバム・タイトル」かもしれませんね(笑)
本作『Babadu!』は元Kalapanaのメンバーであり、その後Lemuriaを率いたキーボード奏者Kirk Thompsonがプロデュースしています。レコーディング・メンバーにもLemuriaのメンバーが名を連ねています。
ジャケ写真そのままの少しイナたいハワイアンAORって感じが好感持てますね!
「Words To A Song」、「All I've Got To Give」以外はBabaduのオリジナルです。
全曲紹介しときやす。
「We're Not To Blame」
ハワイアンAOR好きにはグッとくるメロウ・チューン。メロディ、サウンド的にはMacky Feary Bandあたりと一緒に聴きたくなりますね。
「Words To A Song」
元Country ComfortのメンバーBilly Kaui作品のカヴァー。前年に若くして亡くなったKauiの追悼の意を込めたカヴァーのようです。その追悼ムードをぶち壊すようで恐縮ですが、Jorge Santana「Sandy」あたりとセットで聴きたくなる軽快なグルーヴにグッときます。
「Lost In A Dream Of Love」
少しイナたいソウルフルな仕上がりが印象的です。案外この雰囲気こそがBabaduらしさなのかもしれませんね。
「Forget Leaving」
僕の一番のお気に入り。ハワイアンAOR好きは100%気に入るでしょう。Kalapanaとセットで聴きたいですね。
「I've Got My Roots」
ファンキーな仕上がりにそそられます。ソウルフルなBabaduのヴォーカルがグッド!Kirk ThompsonはBabaduを"Macky FearyとStevie Wonderの融合"と評したようですが、その雰囲気を最も実感できるのが本曲だと思います。
「I Did The Right Thing」
哀愁モードのスロウ・チューン。少しハスキーなBabaduのヴォーカルとマッチしていますね。
「I Love Music」
ファンキーなソウル・チューンに仕上がっています。思わず"ハワイアン・ソウル"と評したくなりますね。
「All I've Got To Give」
Lemuriaの名曲!オリジナルLemuriaヴァージョンは既に紹介済みですね。聴いた限りではオリジナルのオケをそのまま二次活用しているように思えるのですが...オリジナルと聴き比べてみるのも楽しいのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=_zpf-EYVauI
いよいよ国民の選択の日ですね。
僕はさっさと投票を済ませて、今日は知人宅でBBQパーティーを楽しんできま〜す。天候が少し心配ですが...