2009年08月04日

Change『Change Of Heart』

Jam & Lewisプロデュースの5thアルバム☆Change『Change Of Heart』
チェンジ・オブ・ハート
発表年:1984年
ez的ジャンル:Jam & Lewis系ブラコン
気分は... :Jam & Lewisサイコー!

今日はブラコン作品が聴きたい気分!
そこでセレクトしたのはChangeの5thアルバム『Change Of Heart』(1984年)です。

Changeの紹介は、デビュー・アルバム『The Glow Of Love』(1980年)以来2回目になります。

元々は、Jacques Fred PetrusMauro Malavasi という2人のイタリア人プロデューサーを中心としたN.Y.テイストのディスコ/ファンクで売り出したグループですが、本作『Change Of Heart』の頃にはグループの状況もかなり変わってきたようです。

クレジットにはMauro Malavasiの名は無く、Jacques Fred Petrusもエグゼクティブ・プロデューサーの地位に退いています。

その二人に代わって、本作のプロデュースを務めているのは、後の大物プロデューサー・チームJam & Lewis(Jimmy Jam & Terry Lewis)です。さらにメンバーのTimmy Allenが3曲で共同プロデューサーとして参加しています。

本作におけるメンバーは、Timmy Allen(b、key、vo)、Rick Brennan(vo)、Deborah Cooper(vo)、Vince Henry(g、s)、Michael Campbell(g)、Jeff Bova(key)、Toby Johnson(ds)の7名。Deborah Cooperは後にC + C Music Factoryにも参加していましたね。

Changeというグループの成り立ちを考えれば、1st『The Glow Of Love』(1980年)、2nd『Miracles』(1981年)あたりを聴くべきなのしょうが、Jam & Lewis好きの僕としては本作『Change Of Heart』がダントツに好きですね。

80年代前半のS.O.S. BandAlexander O'NealCherrelleらの作品と並び、Jam & Lewisの魅力を存分に堪能できる1枚だと思います。

特に「Say You Love Me Again」「Change Of Heart」という2曲はクラシックだと思います。

全曲紹介しときやす。

「Say You Love Me Again」
一番のお気に入り曲。Jam & Lewisの起用がズバリ的中したことを確信させるスロウ。Rick BrennanとDeborah Cooperとによるゴージャスな男女デュエットにグッときます。Jam & LewisプロデュースのS.O.S. Band作品がお好きな人ならば、間違いなく気に入ると思います。僕がJam & Lewis作品のマイベスト10を作成するとすれば、必ずランクインするであろう1曲。また、僕が大好きなCheryl Pepsii Riley「Take A Chance On Me」の中にも本曲のイントロが使われており、相当グッときます。

「Change Of Heart」
タイトル曲は「Say You Love Me Again」と並ぶハイライト。シングルとして全米R&Bチャート第7位のヒットとなりました。この曲もJam & Lewisの才能を存分に堪能できる、クールなミディアム・ファンクに仕上がっています。80年代ブラコンの魅力が凝縮されている1曲ですね。イントロのシンセのピコポコ音を聴いてだけでウキウキ気分です!

「Warm」
この曲はJam & Lewis色を抑えて、従来からのChange色を生かした1曲。なかなかキャッチーかつ軽快なミディアム・チューンに仕上がっています。

「True Love」
Timmy Allenが共同プロデュースで参加しており、ソングライティングもTimmy Allenです。Jam & Lewis作とは明らかに異なる雰囲気ですが、ある意味Changeっぽいのかも?

「You Are My Melody」
「Say You Love Me Again」、「Change Of Heart」ほど有名ではありませんが、Jam & Lewis好きには外せない1曲。アーバン・ナイトなミッド・チューンに仕上がっています。Alexander O'Neal作品あたりと一緒に聴きたくなります。

「Lovely Lady」
Timmy Allen作&共同プロデュース曲。少しオリエンタルな雰囲気も漂うミディアム・ファンク。

「Got My Eyes On You」
ロック・テイストの1曲(Timmy Allen作&共同プロデュース曲)。当時のブラコン・アルバムには、こういったタイプの曲が1曲くらい入っていましたね。僕の好みではありませんが...

「It Burns Me Up」
Timmy Allen作&共同プロデュース曲。正直、Timmy Allen作の曲はJam & Lewis作と比較すると見劣りしてしまうのですが、その中ではこのエレクトリック・ファンクが一番好きですね。

今回のエントリーと共に、『The Glow Of Love』の記事も加筆・修正しました。読み返してみたら気になる箇所がいくつかあったので...
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2009年08月03日

Ry Cooder『Chicken Skin Music』

テックス・メックス、ハワイアンを取り入れた意欲作☆Ry Cooder『Chicken Skin Music』
チキン・スキン・ミュージック<紙ジャケット仕様>
発表年:1976年
ez的ジャンル:ボーダレス系ルーツ音楽探求
気分は... :宮里藍、2週連続Vなるか!

昨晩、遅ればせながら映画『おくりびと』をTVで観ました。

さすがアカデミー受賞作品ですね。人の死の尊さを改めて考えさせられました。
特に"死は終わりではなく、門である"というセリフが印象に残りましたね。

引き続き、ゴルフの全英女子オープンをTV観戦中!
宮里藍の優勝を願っていますが、ビミョーな状況ですね。
でも、最後まで頑張って欲しいものです。

今回は、当ブログ初登場となるRy Cooderの1976年リリース作品『Chicken Skin Music』です。

Ry Cooderは、1947年カリフォルニア州ロサンゼルス生まれのギタリスト/シンガー。

1960年代にCaptain Beefheart、Taj MahalThe Rolling Stones等のレコーディングに参加し、スライド・ギターの名手として注目されます。特にThe Rolling Stonesとのレコーディングについて、Ry自身が"「Honky Tonk Women」のフレーズをStonesに盗まれた"と主張したことでも話題になりましたね。

1970年に『Ry Cooder』でソロ・デビュー。2nd『Into the Purple Valley』(1972年)、
3rd『Boomer's Story』(1972年)とブルース、カントリー、フォーク等古き良きアメリカのルーツ音楽を探求する作品で存在感を示しました。

『Paradise and Lunch』(1974年)以降はさらに幅広い音楽を探求し、テックス・メックス、ハワイアン、ジャズ、R&B/ソウル等にアプローチしていった。また、80年代に入るとWim Wenders監督作品など映画音楽を積極的に手掛けました。

また、1997年にキューバのベテラン・ミュージシャン達と制作したアルバム『Buena Vista Social Club』は、空前のアフロ・キューバン・ミュージックのブームを巻き起こしました。本作をベースとした映画(Wim Wenders監督『Buena Vista Social Club』)も大ヒットしましたね。

Ry Cooderって、僕の中では説明するのがかなり難しいミュージシャンです。

Ry Cooderが評論家の評価がすこぶる高く、ミュージシャンの評価が高い"ミュージシャンズ・ミュージシャン"であるということは、洋楽を聴き始めた頃から認識していました。しかし、Ryのアルバムは決して聴きやすいものではなく、その良さがわかるまでに結構時間を要する気がします。

例えば、Ry Cooderの代表作であると同時に名盤の誉れも高い『Paradise and Lunch』(1974年)を、今から約30年前に購入しましたが、未だにこの名盤に馴染めない僕がいます。

また、前述の『Buena Vista Social Club』に関して、キューバ音楽の魅力を多くの人に知らしめたRy Cooderの功績は大きいと思いますが、正直Ry Cooder自身は案内役に止まり、自身がアルバムに参加する必要は無かったのでは?なんて思わないでもありません。

実際、僕は『Buena Vista Social Club』以上に、Ry不参加のAfro-Cuban All Stars『A Toda Cuba Le Gusta』(1997年)及び『Distinto Diferente』(1999年)、Ibrahim Ferrer『Buena Vista Social Club Presents Ibrahim Ferrer 』(1999年)といった関連作品を聴く頻度が多いですね。

このように書くと、いかにもRy Cooderが好きではないような印象を与えてしまいますが、好きな作品は好きなんですよ!

そんな好きな1枚が今日紹介する『Chicken Skin Music』(1976年)です。
テックス・メックスを代表するアコーディオン奏者Flaco Jimenez、ハワイアンギターの大御所Gabby Pahinuiの参加が目を引くように、テックス・メックス(テキサスのメキシコ系音楽)、ハワイアンを取り入れた楽曲が特徴的な作品です。

流れで言えば、『Paradise and Lunch』の次にリリースされた作品であり、同作のアプローチを一歩推し進めたアルバムとも言えなくありません。しかし、僕の中では『Paradise and Lunch』は野暮ったいアルバム、本作『Chicken Skin Music』は小粋なアルバムという気がするんですよねぇ...

Flaco JimenezGabby Pahinui以外では、Chris Ethridge(b)、Jim Keltner(ds)、Milt Holland(ds、per)、Russ Titelman(banjo)、Bobby King(vo)等がレコーディングに参加しています。

夏の昼下がりにのんびり過ごすにはピッタリの作品ですよ!
特に昼間からビールが飲みたい気分の時には(笑)

全曲紹介しときやす。

「Bourgeois Blues」
Huddie Ledbetter作。1930年代に作られた作品ですが、1950〜60年代にフォーク・シンガーが好んで取り上げていた曲らしいです。ここではカントリー・ブルース調の仕上がりですが、RyがFlaco Jimenezから学んだばかりのアコーディオンを披露しています。

「I Got Mine」
一歩間違えると僕の苦手な野暮ったさが目立ってしまうトラディショナルの演奏ですが、何とか寸止めで収まっています(笑)

「Always Lift Him Up/Kanaka Wai Wai」
オリジナルはAlfred Reed作のマウンテン・チューンであり、僕の苦手なイモ臭い音楽の典型です。そんな楽曲をハワイ・スタイルの小粋な1曲に仕上げています。このあたりは、さすがはRy Cooderと思わせる仕事ぶりです。

「He'll Have to Go」
カントリー歌手Jim Reeves、1959年のヒットの曲(Joe Allison/Audrey Allison作品)。Flaco Jimenezのアコーディオンをフィーチャーした雰囲気のあるテックス・メックスに仕上がっています。昼からビールでも飲みながら聴きたい1曲ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=7U733KO0TPc

「Smack Dab in the Middle」
カッチョ良さで言えば、R&B調の本作で一番でしょうね。Little Feat『Dixie Chicken』がお好きな方ならば、絶対に気に入ると思います。Bobby King以下のコーラス隊がサイコーです。Ray Charlesも歌っていたChuck Calhoun作品。

「Stand By Me」
お馴染みBen E. Kingの大ヒット曲のカヴァー。この名曲をテックス・メックス調に仕上げています。ノスタルジック・ムード満点なのがいいですね。Flaco Jimenezのアコーディオンが泣けます。

「Yellow Roses」
Gabby Pahinui参加のハワイ録音その1。Ryがハワイアンのスラック・ギターに挑戦しています。甘く味わい深いGabby Pahinuiのギターを堪能しましょう。皆さんのイメージするハワイアン以上の奥深さがありますよ!また、

「Chloe」
Gabby Pahinui参加のハワイ録音その2。こちらは軽快です。次回スタジオ作 『Jazz』 に通じる雰囲気を持っているのが面白いですね。

「Goodnight Irene」
「Bourgeois Blues」と同じくHuddie Ledbetter作品(1932年作)。Flaco Jimenezのアコーディオンをフィーチャー。テックス・メックスのルーツであるノルテーニャのスタイルに近いのだそうです。確かにメキシコの田舎町で流れていそうな雰囲気がありますね。

本作を受けて、RyはFlaco Jimenezも参加したライヴ・ツアーChicken Skin Revueを敢行し、その模様を収めた初のライブ・アルバム『Show Time』(1977年)をリリースしています。
『Show Time』(1977年)
ショー・タイム(ライヴ)<紙ジャケット仕様>

本作の次のスタジオ作 『Jazz』(1978年)も僕のお気に入り。こちらはタイトルの通り、古き良きジャズを探求した作品であり、小粋なノスタルジック・ムードを満喫できます。

(追記)
11月にNick Loweと共に来日公演を行うみたいですね。
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2009年08月02日

Eric Burdon & The Animals『The Twain Shall Meet』

サイケ&反戦のEric Burdon!☆Eric Burdon & The Animals『The Twain Shall Meet』
Twain Shall Meet
発表年:1968年
ez的ジャンル:サイケ&反戦系ロック
気分は... :モンタレー・ポップ・フェスティバル!

今日はサマー・オブ・ラヴ気分の作品が聴きたいです。
そこでセレクトしたのがEric Burdon & The Animals『The Twain Shall Meet』(1968年)♪

Eric Burdon & The Animalsは、1966年のThe Animals解散後にリード・ヴォーカルEric Burdonが再始動させたグループです。

The Animalsは60年代ブリティッシュ・ロックを代表するグループの1つ。1963年にニューキャッスルで結成。デビュー時のメンバーは、Eric Burdon(vo)、Hilton Valentine(g)、Alan Price(key)、Chas Chandler(b)、 John Steel(ds)の5人。Chas Chandlerは後にJimi Hendrixを見出した人物としても知られていますね。

当時のUKグループの中でもR&B/ブルース色の強いグループとして人気を博し、「House of The Rising Sun(邦題:朝日のあたる家)」(1964年)(UKチャート第1位)、「Don't Let Me Be Misunderstood(邦題:悲しき願い)」(1965年)(UKチャート第3位)、「We Gotta Get Out Of This Place(邦題:朝日のない街)」(1965年)(UKチャート第2位)等のシングル・ヒットを放ちました。

The Animals「House of The Rising Sun」
 http://www.youtube.com/watch?v=AgANuwSNsok
The Animals「We Gotta Get Out Of This Place」
 http://www.youtube.com/watch?v=dxvlI4N9h6o
The Animals「Don't Let Me Be Misunderstood」
 http://www.youtube.com/watch?v=NgVx8kAZ0a4

そんなThe Animalsの人気を支えたのがEric Burdonの激しく、ソウルフルなヴォーカルでした。そのEric Burdonがアメリカに渡り結成したグループがEric Burdon & The Animalsです。"The Animals"を名乗っていますが、かつてのThe Animalsとは全く別のグループと位置づけた方がいいと思います。

Eric Burdon & The Animalsとしては、『Winds of Change』(1967年)、『The Twain Shall Meet』(1968年)、『Every One Of Us』(1968年)、『Love Is 』(1968年)といったアルバムをリリースしています。

今日紹介する『The Twain Shall Meet』は、Eric Burdon & The Animalsとしての2ndアルバム。本作のメンバーは、Eric Burdon(vo)、Vic Briggs (g)、Danny McCulloch(b、vo)、John Weider(g、vl)、 John Steel(ds)の5人。

僕自身、The Animalsのアルバムは1枚も所有しておらず、Eric Burdonに特別な思い入れがあるわけでもありません。それでも今日紹介する『The Twain Shall Meet』は、サイケデリック・サウンド&反戦メッセージといった1968年らしい内容で気に入っています。

特に、オープニングの「Monterey」が僕のお気に入りですね。タイトルの通り、1967年6月に行われた『モンタレー・ポップ・フェスティバル』のことを歌った曲であり、夏になるとサマー・オブ・ラヴ気分を味わえるこの曲を聴きたくなります。

1967、1968年あたりのサイケデリック&フラワー・ムーヴメントな作品がお好きな方は楽しめる作品だと思います。特にUKとUSのサイケ・サウンドがブレンドしている感じが興味深いですね。

全曲紹介しときやす。

「Monterey」
前述のようにモンタレー・ポップ・フェスティバルをテーマにした曲。シングルにもなりました。曲中には同フェスティバルに出演していたThe ByrdsJefferson AirplaneThe Who、Ravi Shankar、Grateful Dead、Hugh Masakela、Jimi Hendrixといったアーティスト名が続々と登場するのが楽しいですね。サウンド的にも僕好みのラーガ・ロックに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=iLo8GJJLUhE

「Just the Thought」
サイケなストレンジ・ワールドへ誘ってくれる1曲。美しくも儚い雰囲気がたまりません。
http://www.youtube.com/watch?v=jRgdqVjlWWs

「Closer to the Truth」
軽くサイケ・テイストのブルース・チューン。昔ながらのThe Animals気分を多少は味わえるのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=rrKTwSIk6qk

「No Self Pity」
サイケとバロックの融合、東洋と西洋の融合といった試みが、その成果を抜きにして面白いですね。
http://www.youtube.com/watch?v=eTvqHizVJnU

「Orange and Red Beams」
「Monterey」、「Sky Pilot」に次ぐ人気曲なのでは?Danny McCullochの作品。ヴォーカルも McCullocです。アシッド・フォークっぽい仕上がりがいいですね。アルバム全体の評価を底上げしてくれる佳作だと思います。本曲はDanny McCullochのソロ・アルバム『Wings of a Man』でも再録されています。
http://www.youtube.com/watch?v=-eZYmF-RWYQ

「Sky Pilot」
「Monterey」と並ぶ本作のハイライト。シングルとして全米シングル・チャート第14位のヒットとなりました。従軍牧師について歌ったベトナム戦争に対する反戦ソング。そんなメッセージに似つかわしくないキャッチーなメロディとのギャップもグッときます。サイケな効果音あり、銃声と共に鳴るバグパイプあり、エレガントなストリングスあり...とドラマティックな展開も興味深いです。
http://www.youtube.com/watch?v=I3OTY4dMVBM

「We Love You Lil」
第二次世界大戦中に流行したドイツの歌謡曲「Lili Marlene」をモチーフにしたインスト。イントロの口笛による「Lili Marlene」のメロディが印象的です。悲壮感漂うサイケなフォーキー・サウンドの中に反戦への思いが込められているのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=GH0lxuoqEoM

「Lili Marlene」と言えば、ベルリン出身の伝説のハリウッド女優Marlene Dietrichのレパートリーとして有名ですね。
Marlene Dietrich「Lili Marlene」
 http://www.youtube.com/watch?v=W7J6OPurrtw

「All Is One」
ラストもラブ&ピースなメッセージ・ソング。タブラ、シタール、バイオリンの音色が飛び交う刺激的なサウンドがたまりません。かなり僕好みのサウンドです。
http://www.youtube.com/watch?v=Tynp38o_SSA

本作を気に入った方は、『Winds of Change』(1967年)もセットでどうぞ!
『Winds of Change』
Winds of Change

ヒット曲「San Franciscan Nights」The Rolling Stonesのカヴァー「Paint It Black」等が収録されています。

Eric Burdon & The Animals「San Franciscan Nights」
 http://www.youtube.com/watch?v=dmIy7Ch4M84
Eric Burdon & The Animals「Paint It Black」
 http://www.youtube.com/watch?v=miLN6RJhStw
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2009年08月01日

Celso Fonseca『Natural』

優しく繊細なヴォーカル&ギターに魅了されるボッサ・アルバム☆Celso Fonseca『Natural』
Natural
発表年:2003年
ez的ジャンル:優しく繊細!大人のボッサ
気分は... :打ち水のように...

いよいよ8月ですね。
8月一発目に相応しい1枚としてセレクトしたのがCelso Fonseca『Natural』(2003年)です。

Celso Fonsecaの紹介は、5月に紹介したCelso Fonseca & Ronaldo Bastos名義のアルバム『Paradiso』(1997年)に続き2回目になります。

Ziriguiboonレーベルからリリースされた本作『Natural』は、初のワールド・ワイド・リリース作品ということらしいです。

プロデュースはCelso Fonseca自身に加え、Beco Dranoffが共同プロデューサーとして名を連ねています。

Celso Fonseca(vo、g、per、programming)以下、Cibelle(vo)、Jesse Sadock(flh)、Daniel Jobim(Antonio Carlos Jobimの孫)(p)、Sacha Amback(key)、Jorge Heider(b)、Robertino Silva(ds、per)、Jorginho Gomes(ds)、Ramiro Musotto(per)というメンバーがレコーディングに参加しています。

タイトルの通り、Celso Fonsecaらしいナチュラルで優しいヴォーカル&ギターは健在です。以前に紹介した『Paradiso』の内省的なイメージと比較すると、より親しみやすい仕上がりになっているのでは?

Celso Fonsecaの人気を高めた「Slow Motion Bossa Nova」の再演も収録されています!

猛暑の日に聴くと、打ち水のように涼風を呼び込むことができる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Bom Sinal」
このオープニングが僕の一番のお気に入り。出だしのピアノとパーカッションを聴いた途端にドキっとし、さらにFonsecaのギター、ヴォーカルが重なるたびにググッときてしまいます。真夏の暑さを忘れさせてくれるヒンヤリ感がたまりませんね。酸いも甘いも噛み分ける大人のボッサ・チューンといったところでしょうか。。
http://www.youtube.com/watch?v=od2adoLzfRc

「Sem Resposta」
Fonsecaの軽快なギターと優しく繊細なヴォーカルにグッときます。ヴォーカル&ギターだけで惹きつけてしまうFonsecaの魅力を存分に堪能できます。バカンス・モードでのんびり過ごすのにピッタリな1曲。

「A Origem Da Felicidade」
シンプルな1、2曲目とは異なり、この曲はなかなかカラフルな印象です。軽快なサンバのリズムにのって、豊かな色彩のギターの音色が聴こえてきます。

「The Night We Called It a Day」
Tom Adair/Matt Dennis作のスタンダード。スタンダードらしいエレガントな仕上がりがいいですね。

「Meu Samba Torto」
この曲ではFonseca自身がプログラミングしたリズムが用いられています。こうしたアプローチを嫌がる方もいるかもしれませんが、僕は進化し続けるFonsecaを支持したいですね。クラブ系ボッサ・チューンがお好き方は気に入るのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=DjQq1y4tsfg

「Febre」
哀愁のボッサ・チューン。思わずしみじみしてしまいます。イントロのフリューゲル・ホーンが印象的です。

「Consolacao」
Baden Powell作品の名曲カヴァー。本曲については、当ブログではこれまでTamba 4Tenorio Jr.Lennie Dale & Sambalanco Trioのカヴァーを紹介してきました。Fonsecaヴァージョンでは、21世紀のカヴァーらしいモダンなアレンジでスタイリッシュに聴かせてくれます。Fonsecaの素晴らしいギターとそれをサポートするRobertino Silvaのドラムを堪能しましょう。

「Ela Carioca(She's a Carioca)」
Antonio Carlos Jobimの名曲カヴァー。当ブログでは以前にAstrud GilbertoWalter Wanderleyのカヴァーを紹介しています。ここでは女性シンガーCibelleとデュエットしています。そのせいか華やかさが増してグッドです。

「Teu Sorriso」
ビリンバウ(ブラジルの伝統的な打弦楽器)の音色が印象的な1曲。アルバム全体のアクセントとして、こういう曲も悪くはないのでは?

「Slow Motion Bossa Nova」
Celso Fonsecaの名を一躍知らしめた名曲の再演。オリジナルのようなストリングスは入っておらず、よりナチュラルな仕上がりになっています。ブラジル音楽がお好きな人であれば、本作ヴァージョンを好む方が多いのでは?
YouTubeには本作ヴァージョンが無かったので、オリジナル・ヴァージョンを紹介しておきます。
「Slow Motion Bossa Nova」(オリジナル・ヴァージョン)
http://www.youtube.com/watch?v=WjqJnzkeGZU

「Minha Dalva De Oliveira」
波の音と共に始まるライト・タッチのサンバ・チューン。パーカッシヴな仕上がりが僕好み。

「Buteco 2」
ラストはインスト・チューン。伝統と新しさとは上手く融合した仕上がりになっています。

急に冷やし中華が食べたくなってきた...
posted by ez at 00:07| Comment(2) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする