2009年09月08日

The Supremes『Supremes A' Go-Go』

大ヒット「You Can't Hurry Love」収録のオリジナル・アルバム☆The Supremes『Supremes A' Go-Go』
シュープリームス・ア・ゴーゴー(紙ジャケット仕様)
発表年:1966年
ez的ジャンル:60年代モータウン☆ガールグループ
気分は... :ベスト盤ではなくオリジナル・アルバムで...

今回はThe Supremesが1966年にリリースしたオリジナル・アルバム『Supremes A' Go-Go』です。

Diana Ross & The Supremesの紹介はベスト盤『The Ultimate Collection』に続き2回目になります。

誰も知っているスーパー・ガール・グループThe Supremesですが、ベスト盤でしか聴いたことがないという方は案外多いのでは?かく言う僕も長い間そんな一人でした。

今年に入ってたまたま本作『Supremes A' Go-Go』をゲットできたので聴いてみたら、結構楽しめたので紹介することにしました。

『Supremes A' Go-Go』は彼女達の最盛期にリリースされた作品ですが、「Love Is Like an Itching in My Heart」「You Can't Hurry Love」というヒット・シングル以外は他アーティストのヒット曲のカヴァーという安易な作りです(笑)。

評価の高いアルバム『Love Child』(1968年)あたりと比較すると、完成度という点では劣るのかもしれませんが、ヒット曲のカヴァー満載という作りは気楽にThe Supremesを楽しめる内容になっていて、これはこれでアリという気がします。

メンバーはFlorence BallardMary WilsonDiana Rossの3人。

ベスト盤にはないThe Supremesの魅力に触れることができると思います。

全曲紹介しときやす。

「Love Is Like an Itching in My Heart」
邦題「恋は切なく」。全米シングル・チャート第9位、同R&Bシングル・チャート第7位のヒット曲(H-D-H作品)。Diana Rossのプリティなヴォーカルとマッチしているかはビミョーですが、タイトなビート感は僕好みです。モッズ好きの人はグッとくるのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=qSJ-rS7b2Lk

「This Old Heart of Mine (Is Weak for You) 」
The Isley Brothersのヒット・シングルをカヴァー(H-D-H作品)。Supremes以外も数多くのアーティストがカヴァーしている名曲ですね。ロック・ファンはRod Stewartのヴァージョン(アルバム『Atlantic Crossing』収録)でお馴染みなのでは?スピード感溢れるTammi Terrellのカヴァーもグッドです。Supremesヴァージョンはキュートな仕上がりにグッときます。様々なヴァージョンを聴き比べると楽しいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=oHpiKAcui2I

The Isley Brothers「This Old Heart of Mine (Is Weak for You) 」(1966年)
 http://www.youtube.com/watch?v=eGyszX-Hs30
Tammi Terrell「This Old Heart of Mine (Is Weak for You) 」(1968年)
 http://www.youtube.com/watch?v=2X569CLBB04

「You Can't Hurry Love」
邦題「恋はあせらず」。全米シングル・チャート、同R&Bシングル・チャート共にNo.1の大ヒット曲(H-D-H作品)。説明不要の名曲ですね。このリズムを聴いただけで心ウキウキですな。
http://www.youtube.com/watch?v=UQQ2jPm0CO4

名曲だけにMelanie、Graham Parker & the Rumour、Stray Cats、Phil Collins等数多くのアーティストがカヴァーしています。僕ぐらいの年代の方は当ブログで紹介したPhil Collinsのカヴァーの印象が強いかもしれませんね。また、Icey-J 「It's Just A Girl's Thing」でサンプリングされています。

Phil Collins「You Can't Hurry Love」
 http://www.youtube.com/watch?v=5s7GidH3CMU
Icey-J「It's Just A Girl's Thing」
 http://www.youtube.com/watch?v=IwF7RTNtYNU

「Shake Me, Wake Me (When It's Over) 」
The Four Tops、1966年ヒット・シングルのカヴァー(H-D-H作品)。オリジナルと比べるとかなりライト・タッチですがSupremesらしくていいのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=zXTfa9N9lno

The Four Tops「Shake Me, Wake Me (When It's Over) 」
 http://www.youtube.com/watch?v=mZvKpRYgDBU

「Baby I Need Your Loving」
Four Topsのカヴァー2曲目(H-D-H作品)。ソウルフルなオリジナルと比べると酷ですが、Supremesらしく弾けた感じもそれなりに好きです。

The Four Tops「Shake Me, Wake Me (When It's Over) 」
 http://www.youtube.com/watch?v=0HQEhuylZmg

「These Boots Are Made for Walkin'」
Nancy Sinatra、1966年の大ヒット・シングルのカヴァー(Lee Hazlewood作品)。選曲も含めてなかなか興味深いカヴァーに仕上がっていると思います。かなり好き!
http://www.youtube.com/watch?v=28yWoSprNcU

Nancy Sinatra「These Boots Are Made for Walkin'」
 http://www.youtube.com/watch?v=yRkovnss7sg

「I Can't Help Myself (Sugar Pie, Honey Bunch) 」
Four Topsのカヴァー3曲目(H-D-H作品)。この曲はオリジナルがあまりに素晴らしいのでSupremesは分が悪いかも?
http://www.youtube.com/watch?v=usmSr86oWFA

The Four Tops「I Can't Help Myself (Sugar Pie, Honey Bunch) 」
 http://www.youtube.com/watch?v=s3bksUSPB4c

「Get Ready」
Temptations、1966年のヒット・シングルのカヴァー(Smokey Robinson作品)。Rare Earthのカヴァーもヒットしました。個人的にはRare Earthのカヴァーにグッときますが、Supremesによる本カヴァーも案外悪くありません。
http://www.youtube.com/watch?v=4BCHOOBZfhY

The Temptations「Get Ready」(1966年)
 http://www.youtube.com/watch?v=rQdSJXPDtjs
Rare Earth「Get Ready」(1970年)
 http://www.youtube.com/watch?v=FPE5kWbTPIM

「Put Yourself in My Place」
H-D-H作品。SupremesやThe Isley Brothersが1966年にレコーディングしていますが、最初にレコーディングしたのは1965年のThe Elginsのようです。ポップでキラキラした仕上がりはDiana Rossのヴォーカルにマッチしているのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=MfCdzwRV0IQ

「Money (That's What I Want)」
Barrett Strong、1959年のヒットと言うよりも、Beatlesのカヴァー(アルバム『With the Beatles』収録)でお馴染みの楽曲ですね(Berry Gordy, Jr./Janie Bradford作品)。やはり、Beatlesヴァージョンの印象が強いので本ヴァージョンは少し物足りないかも?
http://www.youtube.com/watch?v=7ItF76CHETA

Barret Strong「Money (That's What I Want)」
 http://www.youtube.com/watch?v=_oNrreaCeDY
The Beatles「Money (That's What I Want)」
 http://www.youtube.com/watch?v=E3m-gOelA8g

「Come and Get These Memories」
オリジナルはMartha Reeves & The Vandellas。その意味で両者のヴァージョンを聴くと、SupremesとVandellasの特徴がよく実感できるのでは?個人的にはThe Vandellasの方が好きですが(笑)

Martha Reeves & The Vandellas「Come and Get These Memories」
Supremes「Come and Get These Memories」
 http://www.youtube.com/watch?v=HgmeZyEOpqY

「Hang on Sloopy」
The McCoys、1965年のNo.1ヒットのカヴァー(Wes Farrell/Bert Russell作品)。The McCoysのヴァージョンに相当グッときますが、SupremesヴァージョンもDiana Rossのヴォーカルとマッチしていてグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=xuO4gRo3v5Q

The McCoys「Hang On Sloopy」
 http://www.youtube.com/watch?v=Gi1WXYHHc2s

サッカーは欧州や南米でW杯予選が終盤となってきましたね。
ポルトガルやアルゼンチンといった強豪国が苦戦しているのは意外ですね。
おそらくポルトガルはこのまま予選敗退でしょうね。
クリロナ以外にもいい選手が沢山いるのに...残念です。
posted by ez at 00:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする