2009年11月28日

Real Thing『4 From 8』

心温まるUKメロウ・ソウル☆Real Thing『4 From 8』
4 フロム 8(4 FROM 8)(直輸入盤・帯・ライナー付き)
発表年:1977年
ez的ジャンル:UKメロウ・ソウル
気分は... :まぁ、くよくよしないで!

ここ数日、思いきり下げモードになるような出来事がいくつかありました。
いつもならば、そんなモードの時にはとことん落ち込むのですが、今回は何故か気分が穏やかです。どこか開き直っているのかも?

もしそうだとすれば、ここ数日聴いているReal Thing『4 From 8』のおかげかもしれません。彼らのメロウ・ソウルが僕の心をポジティヴな方向へ導いているのかも?

ということで、今日はUKが誇る人気ソウル・グループReal Thingの2nd『4 From 8』(1977年)です。

リヴァプール出身のソウル・グループReal Thingの紹介は『Step Into Our World』(1978年)に続き2回目になります。

UKチャートNo.1となったヒット・シングル「You To Me Are Everything」を含む1stアルバム『The Real Thing』、フリーソウル・クラシック「Rainin' Through My Sunshine」収録の3rdアルバム『Step Into Our World』(1978年)の間に挟まれて、地味な存在のアルバムかもしれませんが、フリーソウル人気曲「Lovin' You Is Like A Dream」や名バラード「Children Of The Ghetto」を含む、なかなかの充実作です。

僕の場合、彼らのベスト盤『Children Of The Ghetto』を所有しており、その中に本作の全11曲(ボーナス・トラック含む)中9曲が収録されています。いつもならばそれで十分なのですが、オリジナルがどうしても欲しくて今回のCD化を機にゲットしました。

前作『The Real Thing』では「You to me are Everything」「Can't Get By Without You」という2曲のヒットに関して、Ken Goldの 手腕が目立っていました。しかしながら、本作ではメンバーであるEddietoとChrisのAmoo兄弟が全てのソングライティング&プロデュースを手掛けています。

程よくファンキー、程よくメロウな味わいがグッときます!

全曲紹介しときやす。

「Love's Such A Wonderful Thing」
シングルにもなったオープニング。僕の一番のお気に入り曲です。エレガントなストリングスが盛り上げてくれる軽快な美メロ・ソウル。UKチャートNo.1となったヒット・シングル「You To Me Are Everything」と同じ路線ですね。聴いているだけでポジティヴ・モードになってきます。
http://www.youtube.com/watch?v=fuCAdywp1Bo

「Lovin' You Is Like A Dream」
フリーソウル・ファンにはお馴染みの人気曲ですね。心温まるジェントルなこみ上げソウルに仕上がっています。まさに夢心地の1曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=bKkTesCtZmY

「Kathy」
今回初めて聴いた1曲。甘酸っぱい香りのバラード。哀愁のギター・ソロが小粋ですね。

「Down To The Way We Feel」
黄昏系のソウル・チューン。遠いあの日の懐かしい思い出が甦ってきそうな気分にさせてくれる1曲です。

「Plastic Man」
パンチの効いたファンキー・グルーヴ。曲、歌、演奏全てが調和していますね。このあたりのバランスの良さがReal Thingの魅力かもしれませんね。

「Lightning Strikes Again」
トロピカルなムード漂うライト・グルーヴ。シングルにもなりました。サラッとした中にも味わい深さが残るのがReal Thingらしいですね。

「I Wish You Well」
この曲も今回初めて聴いた1曲。親しみやすいバラードに仕上がっています。

「Liverpool 8」
ラスト3曲は"Liverpool Medley"としたメドレーになっています。1曲目の「Liverpool 8」はファンク色の強い濃いめの仕上がりです。

「Children Of The Ghetto」
「Love's Such A Wonderful Thing」、「Lovin' You Is Like A Dream」と並ぶハイライト曲。シブめのバラードですが重くないのがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=cQjdlwz1xrQ

Phillip BaileyCourtney Pine(feat. Susaye Greene)、Mary J. Blige、Paul Hardcastle等がカヴァーしています。このあたりからも名曲と呼べるのでは?

Phillip Bailey「Children Of The Ghetto」
 http://www.youtube.com/watch?v=MGRZMz9ueb8
Courtney Pine feat. Susaye Greene「Children Of The Ghetto」
 http://www.youtube.com/watch?v=lZGN9ZndX9c
Mary J. Blige「Children Of The Ghetto(Live)」
 http://www.youtube.com/watch?v=BvPcixxAmBM
Paul Hardcastle「Children Of The Ghetto」
 http://www.youtube.com/watch?v=GBj7Sm162y0

「Stanhope Street」
ラストはご機嫌なディスコ・ファンク。ノリの良さで言えば、アルバム随一でしょう。派手めのギターソロもいい感じです。

「Dance With Me」
CDのボーナス・トラックです。元々はシングル「Lightning Strikes Again」のB面に収録されていた曲です。なかなか気の効いたソウル・グルーヴを堪能できます。

いよいよ明後日はサッカー・リーガ・エスパニョーラ、バルサ対レアルの“伝統の一戦”クラシコですね。バルサ・ファンの僕としてはレアルに快勝して、首位を再奪取して欲しいですね。今から楽しみです。
posted by ez at 06:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする