2010年03月18日

Avant『Private Room』

セクシー男性R&Bシンガーのソウルフルな3rd☆Avant『Private Room』
Private Room
発表年:2003年
ez的ジャンル:セクシー系男性R&B
気分は... :2003年はソウル回帰の年だったのかも?

昨晩は久々にTVK(テレビ神奈川)で『BillboardTop40』をじっくり観ました。

僕自身は現在のチャート・アクションには殆ど関心がなく、Top40の中で興味を持ったのはDavid Guettaぐらいでしたが、それでもたまにチェックすると楽しめますね。

今回はセクシーな男性R&BシンガーAvantの3rdアルバム『Private Room 』(2003年)です。

Avantの紹介は4th『Director』(2006年)、5th『Avant』(2008年)に続き3回目となります。

今日紹介する『Private Room 』(2003年)は、1st『My Thoughts』(2000年)、2nd『Ecstasy』(2002年)に続く3rdアルバムです。

ちょうど本作がリリースされた2003年は、Anthony Hamilton『Comin' from Where I'm From』R.Kelly『Chocolate Factory』Kindred The Family Soul『Surrender To Love』Alicia Keys『Diary Of Alicia Keys』Joss Stone『The Soul Sessions』など70年代ソウルへのリスペクトを感じるR&B作品が多数リリースされた1年という印象があります。

本作『Private Room 』R.Kelly『Chocolate Factory』同様シカゴ・ソウルへのオマージュという流れで捉えると、より楽しめるかもしれませんね。

Avantの場合、ソウルフルといってもAnthony Hamiltonのようにベタベタにソウルではなく、あくまで"ソウルフルなR&B"といった仕上がりですが...

プロデュースの殆どは1st『My Thoughts』、2nd『Ecstasy』同様Stizzle(Steve Huff)が担当しています。それ以外にWarryn "Baby Dubb" Campbellが2曲プロデュースしています。

久々に全曲通しで聴きましたが、グッとくる曲満載のアルバムですね。
セクシーな男性R&Bを欲している方はぜひ聴いてみて下さい。

全曲紹介しときやす。

「Private Room Intro」
"ソウルフルなR&B"作品を予感させるイントロ。

「Av」
セaクシー・モードのアコースティック・チューン。ジャケの色男を気取るAvantのイメージと重なります。

「Read Your Mind」
アルバムからの1stシングル。全米シングル・チャート第13位、同R&Bチャート第5位のヒットとなりました。個人的には♪プンプンプププン〜♪の部分がイマイチ好きになれないのですが、全体的にはセクシーなミッド・チューンに仕上がっていると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=lq3vcRpRh_g

「Heaven」
オススメその1。Warryn 'Baby Dubb' Campbellプロデュース曲です。まさにへヴン・モードの晴れやかなメロウ・チューンにグッときます。Marvin Gaye「Sexual Healing」ネタを使っているところも好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=8xNVjOE5FM8

「Don't Take Your Love Away」
オススメその2。アルバムからの2ndシングル。本曲を本作のハイライトに推す方も多いのでは?前述のソウルフル・テイストを満喫できるビューティフルなソウル・バラードです。素敵なストリングス&ホーン・アレンジを担当するのはTom Tom 84としてお馴染みのThomas Washingtonです。
http://www.youtube.com/watch?v=zGvOA2gkmO4

「Have Some Fun」
オススメその3。Warryn 'Baby Dubb' Campbellプロデュースの2曲目。70年代ソウルへのオマージュと2000年代R&Bテイストが上手く融合したダンサブルな仕上がりです。R.Kelly『Chocolate Factory』収録の名曲「Ignition(Remix) 」と一緒に聴きたくなります。
http://www.youtube.com/watch?v=Tdl-IIgry2E

「Hooked」
オススメその4。軽快なミッド・グルーヴです。ラップも入ったキャッチーな仕上がりがグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=MrY2AMGJMDA

「Phone Sex (That's What's Up) 」
タイトルから想像できるようにセクシー・モードのミッド・チューン。キーボードの音色もエロくてグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=4N-nCWX2gZc

「Feast」
濃厚なセクシーさが印象的ですね。濃いのがお好きな方はどうぞ!
http://www.youtube.com/watch?v=Ewos9ebCpFc

「Seems To Be」
オススメその5。G-Unitとも関連の深かった女性R&BシンガーOlivia(Olivia Theresa Longott)とのデュエットです。Oliviaのキュートな魅力とAvantのセクシーな魅力が上手く噛み合っています。
http://www.youtube.com/watch?v=_707MwoRPz4

「You Got Me」
オススメその6。スウィートなメロディにグッとくるミディアム・スロウ。Carpentersでお馴染みの名曲「Superstar」(Leon Russell/Bonnie Bramlett/Delany Bramlett作)のネタをさり気なく使っているところも好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=FsYL22QbX0c

「Wanna Be Close」
心温まるハートフルなソウル・バラード。正統派な作りが好感持てます。
http://www.youtube.com/watch?v=byyvtRwUVic

「Everything About You」
オススメその7。僕の胸キュン・メーターを一気に上昇させる美メロのメロウ・チューン。別れと出会いが交錯するこれからの季節にぴったりなのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=CAnJO5_y6Qw

「You」
StizzleをフィーチャーしたダンサブルなHip-Hopチューン。『Avant』にも「Y.O.U.」という曲が収録されているので、そちらと混同しないようにしましょう。個人的にはロマンチックな「Y.O.U.」の方が好みですが...

「Read Your Mind(Part II The Remix)」
「Read Your Mind」のリミックスです。個人的にはオリジナルよりもTeddy Pendergrass「Come Go With Me」ネタを使った本ヴァージョンの方が僕の好みです。

CDにはボーナス・トラック「Flickin'」が収録されています。

興味のある方は『Director』『Avant』の記事もご参照下さい。

『Director』(2006年)
Director

『Avant』(2008年)
Avant

また、記事内で挙げた2003年リリースR&B作品をまとめてチェックすると、この時期のシーンの大きな流れを感じることができると思います。Anthony Hamilton以外の作品は全て記事エントリーしているので、興味がある方はご参照下さい。

Anthony Hamilton『Comin' from Where I'm From』
カミング・フロム・ウェア・アイム・フロム

R.Kelly『Chocolate Factory』
Chocolate Factory

Kindred The Family Soul『Surrender To Love』
Surrender to Love

Alicia Keys『Diary Of Alicia Keys』
The Diary of Alicia Keys

Joss Stone『The Soul Sessions』
Soul Sessions
posted by ez at 00:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする