2010年03月20日

Birgit Lystager『Ready To Meet You』

オリジナルに忠実な仕様で正規復刻!Birgit Lystagerの2nd☆Birgit Lystager『Ready To Meet You』
レディ・トゥ・ミート・ユー
発表年:1970年
ez的ジャンル:デンマーク産"キラキラ"ポップス
気分は... :興奮しすぎて鼻血ブー状態!

今日は遂に正規復刻されたBirgit Lystagerの2ndアルバム『Ready To Meet You』(1970年)です。

デンマークの女性シンガーBirgit Lystagerの紹介は1st『Birgit Lystager』に続き2回目となります。

北欧ボッサの最高峰として1st『Birgit Lystager』が大人気のBirgit Lystagerですが、この度プロダクション・デシネより2nd『Ready To Meet You』(1970年)、3rd『Love's Labyrinth』(1971年)が正規復刻リリースされることになり、まずは『Ready To Meet You』が3月17日に発売されました。『Love's Labyrinth』の方は来月の発売となります。プロダクション・デシネに感謝ですな。

僕も予約注文で発売日に即ゲットし、ここ数日は大興奮状態で本作を聴いています。

音以前にジャケだけでも大興奮です。
『Birgit Lystager』では真冬の装いのBirgitでしたが、本作では対照的に真夏のBirgitという雰囲気ですよね。しかも、ジャケを見開くと笑顔のBirgitが何と一糸纏わぬ姿であることが判明し、鼻血ブー状態になってしまいます。ポスターにして部屋に飾っておきたいですなぁー!

中身の方は、1st『Birgit Lystager』が全曲カヴァーであったのに対して、本作『Ready To Meet You』はオリジナル曲を中心とした"キラキラ"ポップス・アルバムに仕上がっています。勿論、ジャケのみならず中身にも大興奮し、さらに鼻血ブーです!

本作のサウンド面で大きく貢献しているのがデンマーク人のピアニストがTom Prehnです。

バックは彼のグループ(Tom Prehn's Group)が演奏し、殆どの曲で作曲&アレンジを手掛け(作詞はSvend Åge Madsen)、Svend Åge Madsenと共にプロデューサーも務めています。

Tom Prehn's GroupはTom Prehn(key)、Holger Laumann(sax、woodwind)、Finn Sigfusson(b、cello)、Preben Vang(ds、per)、Bjorn Veierskov(key)というメンバーです。

1stの北欧ボッサのイメージが強いBirgit Lystagerですが、ハッピー&ラブリーなポップ・チューンがズラリと並ぶ本作の方が本来のBirgit Lystagerのイメージに近いのかもしれませんね。

このジャケとこの歌声&サウンドがあれば、誰しも自然とハッピー・モードになるのでは?

ますますBirgit Lystagerが大好きになる1枚です!

全曲紹介しときやす。

「I'm Waiting For A Bus」
オススメその1。ジャケの眩しい笑顔をそのまま音にしたようなラブリー・ポップ。まぁ、こんな一糸まとわぬ姿でバスを待っているはずはありませんが(笑)聴いているだけでウキウキ気分ですな。Tom Prehnのアレンジ・センスが光ります!

「Fingertips」
エレガントなストリングスが印象的です。基本は王道のポップスなのですが、ドラムがかなり主張しているのが面白いですね。

「At Once You Fall In Love」
オススメその2。Birgitのキュートな魅力を堪能できる60年代風のサンシャイン・ポップ。キラキラ感に溢れています。

「You Call This A Merry-Go-Round」
Tom Prehnによるエレガント&ロマンティックなアレンジが素晴らしいです。Birgitのライト・ヴォーカルを上手く引き立てています。

本曲までがオリジナルLPのA面です。

「Ready To Meet You」
オススメその3。タイトル曲はドラマチックな展開です。小粋なTom Prehn's Groupの演奏とBirgitのキュート・ヴォーカルが実にマッチしているのがいいですね。Birgitのセクシーな笑い声もグッときます。

「This Happy Morning」
オススメその4。Tom Prehn's GroupのBjorn Veierskov作品です(作詞はTom Berg)。タイトルの通り、ハッピー・モードの仕上がりです。プリティなキーボードの音色とキュートなBirgitの歌声で目覚めれば、誰しもハッピー・モーニングになるのでは?

「I'm Nothing But A Girl」
オススメその5。ドリーミー&ミステリアスな疾走感がたまりません。僕好みのパーカッシヴな仕上がりです。

「Another Night」
オススメその6。本作唯一のカヴァーはHal David/Burt Bacharach作品です(オリジナルはDionne Warwick)。前作でも「Naer Ved Dig (They Long To Be Close To You)」「Aldrig Bli Forelsket Mer (I'll Never Fall In Love Again)」という2曲のHal David/Burt Bacharach作品を取り上げていましたが、本曲でもBirgitらしいキュートなカヴァーにニンマリしてしまいます。

「Choosing Words」
ラストはエレガントな王道ポップスで締め括ってくれます。

未聴の方は1st『Birgit Lystager』もぜひチェックしてみてください。最上級の北欧ボッサ作品ですよ。
『Birgit Lystager』(1970年)
ビアギッテ・ルゥストゥエア

3rd『Love's Labyrinth』(1971年)への期待も高まるばかりですね!

『Love's Labyrinth』(1971年)
ラブズ・ラビリンス
posted by ez at 01:44| Comment(6) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする