2010年04月09日

Komeda『What Makes It Go?』

Stereolabタイプのスタイリッシュ&ラウンジなスウェディッシュ・ポップ☆Komeda『What Makes It Go?』♪
What Makes It Go?
発表年:1998年
ez的ジャンル:ストレンジ&モンド&ラウンジ系スウェディッシュ・ポップ
気分は... :コメダ珈琲店とは関係ありません(笑)

今日はスウェディッシュ・ポップのグループKomedaの3rdアルバム『What Makes it Go?』(1998年)

Komedaはスウェーデン北部の大学街ウメオで1991年に結成されたグループ。

グループ名は、メンバーが愛知県を中心にチェーン展開するコメダ珈琲店で食した名物シロノワールの美味しさにほれ込んだことに由来する...というのは大嘘で(笑) 、ポーランドのピアニストKrzysztof Komedaからとったものです。Krzysztof KomedaはRoman Polanski監督の映画『Rosemary's Baby』のサントラ等で有名ですね。

結成時のメンバーはLena Karlsson(vo)、Henrik Andersson(g)、Marcus Holmberg(b)、Jonas Holmberg(ds)の4名。1994年にギターがMattias Norlanderが代わっています。

1993年にデビュー・アルバム『Pop Pa Svenska』をリリース。その後1995年のEP『Plan 714 till Komeda』を挟んで、2nd『The Genius of Komeda』(1996年)、3rd『What Makes it Go?』(1998年)、4th『Kokomemedada』(2003年)とアルバムをリリースしています。

今日紹介する『What Makes it Go?』(1998年)は、Komedaの持つストレンジ&モンド&ラウンジなポップ・ワールドが結実した1枚だと思います。

簡単に言ってしまうと、Stereolabがお好きな人は間違いなく気に入るアルバムだと思います。

従来のストレンジ&モンド&ラウンジなポップ感覚に、エレクトロなスタイリッシュ感が加わり、当ブログで紹介した 『Emperor Tomato Ketchup』(1996年)、 『Dots And Loops』(1997年)、『Cobra and Phases Group Play Voltage in the Milky Night』(1999年)といったStereolab作品と同じテイストのアルバムに仕上がっています。

日本では殆ど知られていないグループですが、ポップ好き、ラウンジ好き、Stereolab好きの人はかなり楽しめると思います。

全曲を紹介しときやす。

「Binario」
オススメその1。このオープニングを聴いて一発でKomedaが好きになりました。Stereolabに通じるスタイリッシュ&エクスペリメンタルなサウンドにグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=qvTdbb8PDsw

「It's Alright Baby」
オススメその2。シングル・カット曲。モンド&ラウンジ・モードで疾走するスウェディッシュ・ポップといった仕上がりにグッときます。Lena Karlssonのヴォーカルも実にキュート!
http://www.youtube.com/watch?v=zI6GW4RSzrU

「Curious」
ストレンジ(というより何処か変てこ)なポップ・チューン。このつかみ所のない感じがKomedaらしいかもしれませんね。

「Cul de Sac」
オススメその3。Stereolab感覚のラウンジ・チューン。勿論、Stereolab大好き!の僕は気に入っています。ストレンジなマッタリ感がいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=XXbXGwxLQzE

「Living Things」
エクスペリメンタル色の強いインスト。

「Flabbergast」
オススメその4。キュートなLena Karlssonのヴォーカルと近未来ラウンジ感覚のサウンドが実にマッチしています。Stereolabファンはグッとくるはず!

「Campfire」
ストレンジ&エクスペリメンタルなフォーキー・チューン。

「Happyment」
オススメその5。ストレンジなスタイリッシュ感にグッときます。不思議な国のハッピー・モードって感じです。

「Our Hospitality」
オススメその6。近未来ラウンジ感がいいですね。♪ダバダバダン♪ダバダバダン♪ダバダバダンというLena Karlssonのスキャットが脳内をリピートします。

「Focus」
オススメその7。Stereolabテイストのワルツ・チューン。近未来カフェ・ミュージックって感じですね。

「A Simple Formality」
オススメその7。ラストはラウンジ感覚のボッサ・チューン。僕の好きな要素が全て詰め込まれた文句のつけようがない出来栄えです。
http://www.youtube.com/watch?v=gB_icxperEk
※途中で終了してしまいますが、実際は5分半近い楽曲です。

気に入った方は他の作品もチェックしてみてください。

『Pop Pa Svenska + Plan 714 till Komeda』
※デビュー・アルバム+1995年作のEP
Pop På Svenska + Plan 714 Till

『The Genius of Komeda』
The Genius of Komeda
「Rocket Plane (Music On The Moon)」
 http://www.youtube.com/watch?v=c-6stBqU4Mg
「Disko」
 http://www.youtube.com/watch?v=Q7nstltc_pY
「Top Star」
 http://www.youtube.com/watch?v=wF2m_F9I88A

『Kokomemedada』
Kokomemedada
「Blossom (Got To Get It Out) 」
 http://www.youtube.com/watch?v=r3y3hWuoFOg
posted by ez at 13:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする