2010年05月15日

Gil Scott-Heron & Brian Jackson『Secrets』

ジャズ・ファンク作品☆Gil Scott-Heron & Brian Jackson『Secrets』
Secrets
発表年:1978年
ez的ジャンル:レア・グルーヴ系ジャズ・ファンク
気分は... :レブロン無念!

今週はサッカーW杯メンバー発表の話題ばかりチェックしていたので、NBAプレーオフのチェックが疎かになってしまいましたが、気付けば第1シードのキャバリアーズが敗退してしまいましたね。レブロン&シャックがビッグ3擁するセルティックスに屈してしまいました。

個人的にはレイカーズ対キャブスのファイナルを観たかったので残念です。
今オフにフリーエージェントとなるレブロンの去就に注目ですね。

今日は鋭い社会派メッセージとグルーヴィーなサウンドで今なお根強い人気を誇るGil Scott-Heronの紹介です。

今年16年ぶり新作『I'm New Here』をリリースして話題になりましたね。

『I'm New Here』
I'm New Here

これまで当ブログで紹介したGil Scott-Heron作品は以下の3枚。

 『Pieces Of A Man』(1971年)
 『It's Your World』(1976年)
 『Bridges』(1977年)

4枚目に紹介するのは1978年リリースのGil Scott-Heron & Brian Jackson『Secrets』です。Gil Scott-Heronにとっての9作目、Gil Scott-Heron & Brian Jackson名義としては6作目となるアルバムです。

前作『Bridges』からジャズ・ファンク色が強まってきましたが、本作ではそれを更に推し進めた内容になっています。特に本作ではギターを一切排したキーボード・アンサンブルによるサウンドが特徴的です。シンセベースがうねるファンク・チューンからアーバン・テイストの楽曲まで楽しむことができます。

レコーディング・メンバーも殆ど一新しており、Greg Phillinganes(key)、Harvey Mason(ds)等の名うてのミュージシャンも参加しています。

そんな中で本作のサウンド・クリエイトに大きく貢献しているのがStevie Wonder三部作でお馴染みのMalcolm Cecil(syn)の参加です。共同プロデューサーとして、Gil Scott-Heron & Brian Jacksonに続き名を連ねています。特にうねるシンセベースのグルーヴ感はMalcolm Cecilの影響が大きいかもしれませんね。

洗練されたジャズ・ファンク・サウンドは、Gil Scott-Heron作品の中でもかなり聴き易いのではないかと思います。その意味では本作からGil Scott-Heronに入るパターンも有りなのでは?

新作『I'm New Here』もいいですが、本作も含めてまずは70年代全盛期の諸作をチェックしてみて下さい。

全曲紹介しときやす。

「Angel Dust」
レア・グルーヴ・クラシックとして人気のオープニング。The Game feat. Common「Angel」のサンプリング・ネタにもなっていますね。サウンド的にはキャッチーな女性コーラスも入ったアーバン・テイストのミディアム・ファンクです。シンセ・ベースのうねりはMalcolm Cecilらしいですね(実際の演奏はBrian Jacksonだと思いますが)。
http://www.youtube.com/watch?v=hWitRABYVBk

The Game feat. Common「Angel」
 http://www.youtube.com/watch?v=GCtahsEg7nY

「Madison Avenue」
グイグイと突き進むグルーヴィー感が実に格好良いですね。駆け巡るエレピの音色もいい感じです。もっと長尺で聴きたい1曲。
http://www.youtube.com/watch?v=svM3RtsHovc

「Cane」
ソウルフルな女性コーラスとコンガのリズムが印象的な哀愁チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=MQ_SD45Fxdc

「Third World Revolution」
「Angel Dust」、「Angola, Louisiana」という人気の2曲に次ぐ僕のお気に入り。タイトル通り、第三世界をイメージさせるトライバルなグルーヴがいいですね。Leon Williamsのサックスもキマっています。

「Better Days Ahead」
アーバン・テイストのエレピの音色が印象的なスロウ・チューン。でもビタースウィートな仕上がりがGil Scott-Heronらしくてグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=zvNGfv5y5tM

「Three Miles Down」
本作らしいシンセ・ベースのうねりが印象的なミディアム・ファンク。

「Angola, Louisiana」
フリーソウルのコンピ『Free Soul Visions』にも収録されている人気曲。1975年に13歳の白人少年の殺人で有罪となり、現在もルイジアナの刑務所で服役中のGary Tylerのことを歌ったものです。Gary Tylerは無実であり、アフリカ系アメリカ人に対する人種偏見のある判決であったとして社会問題となった事件であり、近年も当局へ恩赦を求める動きがあった模様です。本作らしいクールなシンセ・サウンドによるグルーヴが鋭いメッセージを際立たせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=85IvBPFdjjM

「Show Bizness」
本作らしいキーボード・アンサンブルが生み出すグルーヴを堪能できるファンク・チューン。イントロも印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=w2pckl47tfk

「Prayer for Everybody/To Be Free」
ラストはアーバン・モードのジャジー・チューンで小粋に締め括ってくれます。Leon Williamsのサックスが盛り上げてくれます。

Gil Scott-Heron作品の過去記事もご参照下さい。

『Pieces Of A Man』(1971年)
Pieces of a Man

『It's Your World』(1976年)
It's Your World

『Bridges』(1977年)
Bridges
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2010年05月14日

Blaze『25 Years Later』

ハウス史に残る傑作コンセプト・アルバム☆Blaze『25 Years Later』
25イヤーズ・レイター
発表年:1990年
ez的ジャンル:ブラック・ミュージック系コンセプト・ハウス
気分は... :20 Years Later

今日は90年代ハウスを代表するアルバムBlaze『25 Years Later』(1990年)です。

Blazeはニュージャージー出身のKevin HedgeJosh Milanが1984年に結成したハウス・ユニット。

1985年にシングル「Yearnin'」でデビュー。その後リリースした「Whatcha Gonna Do」「If You Should Need A Friend」といった人気となり、注目のハウス・ユニットとなります。

そして、Motownより今日紹介するデビュー・アルバム『25 Years Later』(1990年)をリリース。Motown初のハウス・アルバム、しかもコンセプト・アルバムということで話題となり、当時の評価もかなり高いものがありましたが、商業的には成功を収めることはできませんでした。

その後はプロデューサーとしての活動が目立つようになります。Blaze名義では『Basic Blaze』(1997年)、『Natural Blaze』(2001年)、『Spiritually Speaking』(2002年)、『The Instrumentals Project』(2004年)といったアルバムをリリースしています。

『25 Years Later』は、僕にとって最初にアルバム単位で聴けると感じたハウス・アルバムだったかもしれません。その後Lil' Louis & The World『Journey With The Lonely』(1992年)、Mr. Fingers『Introduction』(1992年)等の素晴らしいハウス・アルバムに出会うことになりますが・・・

アルバムはマルコムXを崇拝する青年を主人公にしたコンセプト・アルバムになっています。ただし、個人的にはコンセプト云々よりもMarvin GayeCurtis MayfieldStevie Wonderの影響が強い、生演奏を主体としたソウルフルなサウンドが気に入っていました。個人的にはハウス版『What's Going On』みたいなイメージがありましたね。

本作では男性シンガー Chris Herbert がグループに加わり、Jocelyn Brown、Connie Harvey、Sybil等がバック・ヴォーカルで参加しています。

今聴き直すと、ソウルフルのみならずジャズやアフロの要素も感じられるブラック・ミュージック的なアプローチのハウス作品という感じですね。さらにはブラジルやレゲエのエッセンスも入っています。その意味では普段あまりハウスを聴かない人でも楽しめる作品だと思います。

気付けば、リリースから既に20年経過しているんですね。
きっと25年が経ってもブラック・ミュージック名盤の評価は不動でしょう。

全曲紹介しときやす。

「Get Up」
ダンサブルなオープニング。ハウスらしいダンス・チューンですが生演奏バックなのがいいですね。ラップも入っているのが90年代初めの雰囲気です。
http://www.youtube.com/watch?v=NiVUEQ3nqDE

「So Special」
シングルにもなったソウルフルな味わいのハウス・クラシック。90年代初めのガラージ・ハウス好きの人にはたまらない仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=nzmP_fJ_5vM

「Miss My Love」
久々に聴き直して、とても懐かしさを感じたのが本曲。当時一番好きな曲だったかもしれません。ホーン隊が盛り上げてくれるソウルフルなガラージ・チューン。

「You Don't Really Love Me」
クールかつアンダーグラウンドな雰囲気がいい感じです。

「Anything for Your Lovin'」
キーボードの音色をはじめ、少し妖しげなムードがいかにも90年代ハウスな感じでグッときました。

「We All Must Live Together」
シングルにもなった人気曲。めくるめくダンス・チューンに仕上がっています。キーボードやリズム隊に軽くレゲエ/トロピカルなテイストがあるのがいいですね。

「I Wonder」
フリーソウル・ファンにとってのハイライトは本曲ですね。思い切りMarvin Gaye「What's Going On」しています。前述のように、僕が本作にハウス版『What's Going On』というイメージを抱いているということは、それだけ本曲のインパクトが大きかったのでしょうね。

「Gonna Make It Work」
ハウス・ファンよりもソウル・ファンがグッとくるであろうアーバン・チューン。アーバン・ナイト気分を堪能しましょう。
http://www.youtube.com/watch?v=I-BIuRdsX_E

「All That I Should Know」
「I Wonder」と並びフリーソウル/サバービア・ファンはグッとくるであろう1曲。ブラジリアン・フレイヴァーのStevie Wonderといった仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=wzlSeQ2b-cA

「Missing You」
ストリングスを大胆に取り入れた感動バラードに仕上がっています。ハウス・アルバムを聴いていることを忘れてしまいます(笑)

「Lover Man」
Curtis Mayfield風のファルセット・ヴォーカルで迫るソウル・チューン。ホーンやハーモニカが盛り上げてくれます。後半はMarvin Gayeも真っ青の官能モードの仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=V_B9M3yUxGc

「Love Is Forever」
久々にハウスらしいダンス・チューン。当時は気付きませんでしたが、アフロ・ビートを取り入れているのがいいですね。

「Broad and Market, NWK」
思い切りジャズしているインスト・チューン。

「The Hope Song」
ラストは幻想的かつ美しいサウンドで締め括ってくれます。

久々にUSハウスの紹介でしたね。90年代前半USハウスの過去記事もご参照下さい。

Lil' Louis & The World『Journey With The Lonely』(1992年)
Journey with the Lonely

Mr. Fingers『Introduction』(1992年)
イントロダクション

Jamie Principle『The Midnite Hour』(1992年)
Jamie Principle Midnite Hour.jpg

Ultra Nate『Blue Notes in the Basement』(1991年)
Blue Notes in the Basement

Ce Ce Peniston『Finally』(1992年)
Finally
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2010年05月13日

Tamba 4『Samba Blim』

ソフィスティケイトされたグループの進化を感じる2nd☆Tamba 4『Samba Blim』
サンバ・ブリン(紙ジャケット仕様)
発表年:1968年
ez的ジャンル:ソフィスティケイト系ジャズ・サンバ/ボサノヴァ
気分は... :やっぱりコレですな!

ジャズ・サンバ/ボサノヴァ・コンボの最高峰Tamba 4の2回目の登場です。

1st『We And The Sea』(1967年)に続き紹介するのは、2nd『Samba Blim』(1968年)です。また、Tamba Trio時代の『Avanco』(1963年)も紹介済みです。

Tamba TrioからTamba 4となり、Creed TaylorのCTIと契約し、その第1弾アルバムと同時にアメリカ・デビュー・アルバムとなったのが前作『We And The Sea』(1967年)でした。

『We And The Sea』は、ボサノヴァにクラシック的要素を取り入れ、実験的な演奏も聴かれる意欲作であり、評価も高い作品です。しかし、Tamba Trio時代の作品を聴いている人には、地味で少しとっつきづらいアルバムかもしれません。

その点、2ndとなる本作『Samba Blim』は、Tamba Trio時代の作品がお好きな方もスンナリ入ることができるアルバムです。

全体的に軽快でキャッチーな演奏が目立つのがいいですね。Tamba Trio時代よりもソフィスティケイトされているのが、Tamba 4ならではの演奏だと思います。

Luiz Eca(p)、Ohara(ds、per)、Bebeto(fl)、Dorio(g、b)というメンバー4人がそれぞれの存在感を示しながらも、グループとして一体感のある演奏を聴かせてくれるのがサイコーです。また、Tamba Trio時代と比較してヴォーカル・パートの比重は少なくなりましたが、それでも素晴らしいコーラスを聴かせてくれるが嬉しいですね。

まずはTamba Trio時代の作品を聴き、その次に『We And The Sea』より先に本作『Samba Blim』を聴くのが、Tamba Trio、Tamba 4との素敵な出会い方ではないかと思います。

全曲紹介しときやす。

「Samba Blim」
タイトル曲はCafe Apres-midiのコンピ『Cafe Apres-midi Olive』にも収録されていた人気曲。軽快かつ小粋なサンバ・チューン。Tamba Trio時代の「Mas Que Nada」をよりソフィスティケイトに仕上げたようなサウンドにグッときます。Bebetoのフルートが印象的です。Orlan Divo/Helton Menezes作。
http://www.youtube.com/watch?v=HfL3hXXIv8g

「Watch What Happens」
Michel Legrand作品の名曲カヴァー。オリジナルは1964年のフランス映画『The Umbrellas of Cherbourg(原題:Les Parapluies de Cherbourg、邦題:シェルブールの雨傘)』の挿入歌です(原題「Recit de Cassard」)。当ブログでStanley TurrentineElis ReginaWes MontgomerySergio Mendes & Brasil '66のヴァージョンを既に紹介済みであるように、多くのアーティストがカヴァーしています。

Tamba 4ヴァージョンは素敵なストリングスも入ったCTIらしいエレガントな仕上がりです。Luiz EcaのピアノとBebetoのフルートを堪能しましょう。

「Weekend」
軽快ながらも上品な演奏と爽快スキャット・コーラスにグッときます。もっと長尺で聴きたいですね。Luiz Eca作。

「Palladium」
小粋なグルーヴ感が魅力のサンバ・チューン。やはり、このグループをこの位リズムを感じる曲の方が好きですね。全体を先導するかのようなBebetoのフルートがいいですね。Orlan Divo/Ed Licoln作。

「Quietly」
ストリングスが入ったサウダージな仕上がり。タイトルの通りの雰囲気です。Ohana/Dorio/Luiz Eca作。

「Know It All」
Paulo Sergio Valle/Joao Donato作。アルバムの中で最もスタイリッシュな仕上がりのボッサ・チューンであり、僕の一番のお気に入り曲です。さすがJoao Donatoの作る曲はいいですね。

「Reza」
Edu Loboの大ヒット曲をカヴァー。当ブログでは以前にLennie Dale & Sambalanco Trioのカヴァーを紹介済みです。曲自体が大好きなので、本ヴァージョンにも相当グッときます。隅々まで気の利いた演奏がサイコーです。
http://www.youtube.com/watch?v=_drJFyyEBHc

「Tristeza De Nos Dois」
CTI好きの人であれば気に入るであろうイージーリスニング的な仕上がり。Duruval Ferreira/Mauricio Einhorn/Bebeto作。

「San Salvador」
小粋なサンバ・チューン。Bebetoのフルート、Luiz Ecaのピアノ、Dorioのギターがそれぞれ存在感を示してくれます。Durval Ferreira/Aglae作。

「Slick」
Herb Alpert & The Tijuana Brassのカヴァー(Herb Alpert/John Pisano作)。実にキャッチーな演奏ですが、コーラスも含めて何処かミステリアスな雰囲気が漂うのがいいですね。

「Baiano」
A. Luz作。密かに好きな曲です。落ち着いた演奏の中でDorioのギターが軽やかに弾けているのがいいですね。Luiz Ecaのピアノ・ソロも盛り上がります。

「Pregao」
イントロのLuiz Ecaのピアノが印象的です。ミステリアスな序盤からジワジワ盛り上がってくる感じがいいですね。S. Rivardo/C. Diegues作。

『We And The Sea』(1967年)やTamba Trio『Avanco』(1963年)の過去記事もご参照下さい。

『We And The Sea』(1967年)
二人と海

Tamba Trio『Avanco』(1963年)
アヴァンソ
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2010年05月12日

ArtOfficial『Fist Fights And Foot Races』

マイアミ産Hip-Hopバンドの躍動するジャジーHip-Hop☆ArtOfficial『Fist Fights And Foot Races』
フィスト・ファイツ・アンド・フット・レーシズ
発表年:2008年
ez的ジャンル:マイアミ産Hip-Hopバンド
気分は... :この躍動感がたまりません!

今回はジャジーHip-Hopファン注目のHip-HopバンドArtOfficialの1stアルバム『Fist Fights And Foot Races』(2008年)です。

ArtOfficialは2006年にマイアミで結成されたHip-Hopバンド。

マイアミのHip-Hopシーンで活躍していたSoulwhatのLogicsNewsenseという二人のMCと、同じくマイアミのジャズ・バンドDefonceで活動していたKeith Cooper(s、fl)、Ralf Valencia(b)、Danny Perez(key)の三人が意気投合してコラボを開始したのがグループの始まりのようです。現在はManny Patino(ds)も加えたHip-Hopバンドとして現在は活動しています(ただし、ドラムのMannyは準メンバー的な位置づけのようです)。

2007年に自主制作で12インチ『Stranger EP』をリリースし、勢力的なライブ活動も含めて評価を上げていきます。そして、制作されたデビュー・アルバムが今日紹介する『Fist Fights And Foot Races』です。

当ブログでは3月に紹介したLogicsNewsenseの二人がゲスト参加したブラジルのHip-HopユニットMental Abstratoの1st『Pure Essence』(2010年)の記事でArtOfficialを簡単に紹介しています。

"The RootsとSouliveの融合"という表現で紹介されることが多いグループですね。単純に「The Roots+Soulive」のような音だとは思いませんが、ジャズ・バンドのグルーヴ感をジャジーHip-Hopに上手く結び付けているという点では、こうした説明がわかりやすいのかもしれませんね。

生音バンドならではのダイナミックなサウンドが二人のMCのラップと見事に一体化しているのが素晴らしいです。

思わずライブを観たくなる、そんな躍動感のあるジャジーHip-Hopアルバムですよ。

全曲紹介しときやす。

「K33」
短いイントロダクション

「Big City Bright Lights」
ArtOfficialの魅力が凝縮されたメロウ&グルーヴィーな1曲。人気コンピ『In Ya Mellow Tone』にも収録されています。生音Hip-Hopらしい躍動感がビンビンに伝わってきます。
http://www.youtube.com/watch?v=HKfCZri9z6Q

「Skunk Ape」
ジャズ・バンドとしての魅力を堪能できるジャズ・ファンク・チューン。キレのある演奏がいいですね。UKジャズ・ファンクがお好きな人はグッとくる仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=eMEb4loShHA

「Eyes of a Stranger」
『In Ya Mellow Tone 2』に収録されていたメロウ・ヴァイヴ。ラップとバックの演奏が分離せずに一体化しているのが実感できます。
http://www.youtube.com/watch?v=HAXz3OaRNNs

「Too Nasty」
タイトル通りナスティな演奏をバックに、LogicsとNewsenseが巧みなフロウを聴かせてくれます。リミックス(Kagero Remix)が『In Ya Mellow Tone 2』に収録されていました。

「Gone」
ボッサ・テイストも取り込んだ演奏が僕好み!ライトタッチですが軽すぎないのがいいですな。
http://www.youtube.com/watch?v=z3O4mEoLH2k

「Clockwork」
僕の一番のお気に入り。ジャジーHip-Hopとジャズ・バンドの融合が最良のかたちで表現された1曲だと思います。このダイナミック・サウンドは生音Hip-Hopバンドならではの味わいですな。
http://www.youtube.com/watch?v=FhV5fCjOa_o

「Bottle of Hope」
アングラ・ジャジーHip-Hop好きの方は気に入る仕上がりだと思います。フルートの音色が涼しげでいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=p93CPqD0xQQ

「Remember the Days」
グループ全体の一体感がある盛り上がりにグッとくる哀愁チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=pvUwOLhrqB0

「Rewind」
演奏の素晴らしさという点ではアルバムでも上位の出来栄えなのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=KJww_VQxcIo

「Word Bending」
LogicsとNewsenseの畳み掛けるフロウとKeith Cooperの熱いブロウがハイテンションにしてくれます。ライブで盛り上がりそうな1曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=LDdjYdK6b9I

「Architect」
哀愁モードのエレピが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=R3tHfj7vnLk

「Sound Check on Saturn」
ダークな雰囲気で迫るインスト。ジャズ好きは結構楽しめると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=GyNP9Pmjg1E

「Big City Bright Lights (Shin-Ski Remix) 」
「Big City Bright Lights」のリミックス。オリジナルとは異なる魅力の「Big City Bright Lights」を楽しめます。
http://www.youtube.com/watch?v=oDTo36h4t58

サッカーW杯は各国の代表候補が続々発表されていきますね。

日本代表の発表にはガッカリしましたが、各国の候補メンバーを眺めているとウキウキしてきます(笑)。強豪国以外の国のメンバーもよく見ると、いい選手揃っていますよね。そう思うと、この4年間で日本と世界の差は縮まるどころか、拡がった感が強いですね(泣)
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2010年05月11日

『今の気分は...2010年5月11日編』

サッカーW杯日本代表23名が発表されましたね。

昨日の僕の予想23名中17名が選ばれました。でも5人も外したので大ハズレって感じですね。ちなみに2006年の時にも前日に当ブログでメンバー予想しましたが、その時は23名中21名選出でした。

個人的には、本選用に大胆に布陣を入れ替えることを期待していたのですが・・・

全体としては守備陣が手薄なのが気になります。
個人的には石川の落選が残念でなりません。あとは前田が選ばれなかったのが気の毒ですね。Jリーグで結果を残しているFWはいかなる理由があろうと選出されるべきだと思うのですが・・・

今日は過去記事から10曲セレクトするシリーズです。

今回、ドイツW杯前後の記事を読み返していたので、2006年4月〜6月に紹介した作品から10曲選んでみました。

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

Chicago「Alive Again」
Hot Streets
http://www.youtube.com/watch?v=3FxZwZ31vNc

Malo「Suavecito」
Malo
http://www.youtube.com/watch?v=DkDX_SZorg8

Rufus(featuring Chaka Khan)「Close the Door」
Ask Rufus
http://www.youtube.com/watch?v=L29tCYDwvTs

Joyce「Aldeia De Ogum」
フェミニーナ、そして水と光
http://www.youtube.com/watch?v=u207n-PetJ8

The Dave Pike Set「Mathar」
ノイジー・サイレンス-ジェントル・ノイズ(紙ジャケット仕様)
http://www.youtube.com/watch?v=UXnX5j_OHP4

James Mason「I've Got My Eyes on You」
Rhythm of Life
http://www.youtube.com/watch?v=xJh_HoadLfM

Exit 9「Jive Man」
ストレイト・アップ
http://www.youtube.com/watch?v=9MB3ZQVs_yc

Elbow Bones & The Racketeers「A Night In New York」
ナイト・イン・ニューヨーク
http://www.youtube.com/watch?v=xpgQRnTulqY

Shalamar「Night to Remember」
Friends
http://www.youtube.com/watch?v=guB_jQkCzCo

Average White Band「Queen of My Soul」
Soul Searching
http://www.youtube.com/watch?v=7RE7qtsvBog
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