2010年05月01日

Greg Perry『Smokin'』

遂に初CD化!名曲「I'll Always Be In Love With Love」収録☆Greg Perry『Smokin'』
Smokin
発表年:1977年
ez的ジャンル:込み上げ系メロウ・ソウル
気分は... :この達成感は何だろう!

今回は遂にCD化が実現したGreg Perryの2nd『Smokin'』(1977年)です。

先日紹介したBirgit Lystager『Love's Labyrinth』『Ready To Meet You』と並び、僕にとっては今年の再発アルバムの目玉です。

Greg Perryの紹介は1stソロ『One for the Road』(1975年)に続き2回目となります。

フリー・ソウルのコンピ『Free Soul Visions』で本作収録の「I'll Always Be in Love With Love」を聴いて以来、ずっと本作『Smokin'』のCD化を待望していましたが、15年以上の歳月を経てようやく願いが成就しました。単にCDを購入しただけなのに、ものすごい達成感・充実感に満たされています(笑)

僕に限らず、多くのソウル・ファンの方が歓喜している初CD化なのでは?

やはり、ハイライトは「I'll Always Be in Love With Love」ですが、それ以外にもGreg Perryらしい込み上げヴォーカルを堪能できるメロウ・ソウルが満載です。全体を通して、コーラスも含めたヴォーカル・パートの作りが実に巧みですね。そのあたりも本作の魅力かもしれません。

レコーディングには、David Pruitt(g)、Ray Parker, Jr.(g、b)、Chuck Boyd(b)、Larry Tolbert(ds)、Sylvester Rivers(key)、T.S. Wynns(key)、Darlene Love(back vo)、Edna Wright(back vo)等が参加しています。

また、ジャケのフォトはNorman Seeffによるものです。

遂に実現したCD化を存分に堪能しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Where There's Smoke (There's Fire)」
オープニングはファンキーなミッド・グルーヴ。一歩間違えると単調になり兼ねないパターンの楽曲ですが、ヴォーカル・パートのアレンジの上手さで最後まで飽きさす聴かせてくれます。

「Melodie」
味わい深いソウル・バラード。ハーモニカも入り、郷愁感が込み上げてきます。さすが込み上げ系ソウルの名手ですな。

「(I Can See The) Handwriting On The Wall」
最初に聴いた時には少し変テコな曲に聴こえましたが、2回、3回と聴き重ねていくうちに面白いと思えるようになってきたミッド・チューン。

「How's Your Love Life Baby」
「I'll Always Be In Love With Love」に次ぐ本作のハイライトなのでは?心地好く高揚できるパーカッシヴなメロウ・ソウルです。Gregの込み上げヴォーカルが曲に実にマッチしていますね。特に後半はコーラスも含めて素晴らしいヴォーカル・パートを聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=a9OvmICgaco

「I'll Always Be In Love With Love」
本作のハイライトとなるフリーソウル・クラシック。いつ聴いても胸キュンになるメロウ・ソウルですね。イントロの女性コーラスを聴いただけで昇天しそうです(笑)。Gregの込み上げヴォーカルとコーラスの絡みもサイコーですね。さらにブレイクのアコギ・パートで2度目の昇天です(笑)。約6分40秒という長尺なのも嬉しいですね。Isley Brothers「If You Were There」とセットで聴くのが僕のお気に入りです。
http://www.youtube.com/watch?v=2nwa5CrBnQI

「A Taste Of You (Is A Taste Of Love)」
「I'll Always Be In Love With Love」、「How's Your Love Life Baby」というハイライト2曲以外で一番グッときたメロウ・バラード。メロウな温もりに包まれ、幸せ気分になれるグッド・ソングです!
http://www.youtube.com/watch?v=h2XvizovZcI

「Come Fly With Me」
エレガントかつスケール感の大きな哀愁バラード。さり気なく官能的な仕上がりにグッときます。

「Let's Get Away From It All」
「Come Fly With Me」の官能的なエンディングをシームレスに引き継ぐかたちで突入します。こちらも大人のラブ・バラードです。

「Come Fly With Me/Let's Get Away From It All」
http://www.youtube.com/watch?v=1ZtQivd797k

未聴の方は1st『One for the Road』(1975年)もチェックしてみて下さい。また、Greg Perryプロデュースした奥方Edna Wrightのアルバム『Oops! Here I Go Again』(1976年)も今回併せて再発されたので、未入手の方はセットでゲットしてみては?Amazonにジャケ画像がなく紹介できずにいた『Oops! Here I Go Again』も近々紹介しますね。

『One for the Road』(1975年)
One for the Road

Edna Wright『Oops! Here I Go Again』(1976年)
Ooops Here I Go Again

また、シングルのみリリースの「It Takes Heart」(1982年)も人気のようですね。思わず一緒にハンドクラップしたくなるディスコ・モードの仕上がり。
Greg Perry「It Takes Heart」(1982年)
 http://www.youtube.com/watch?v=xYJSrw03Y58
posted by ez at 01:29| Comment(4) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする