2010年06月15日

Die Moulinettes『20 Blumen』

ドイツ産のキュートなガールズ・ラウンジ・ポップ!☆Die Moulinettes『20 Blumen』
20 Blumen
発表年:1998年
ez的ジャンル:ル:ドイツ産ラウンジ系ガールズ・ポップ
気分は... :奇跡の勝利!

W杯は日本代表の初戦カメルーン戦を(予想外の)勝利!

前半の日本代表の出来栄えは満点でしたね。
後半は相当危うい場面もありましたが、何とか持ちこたえました。

松井がチャンスメイクし、本田が得点する・・・
継続性を放棄した岡田監督の付け焼刃布陣が的中しましたね(笑)
カメルーンが前半を守備重視で臨んでくれたことも幸いしました。

まぁ、オランダ戦は負けても仕方ありませんが、第3戦のデンマーク戦がヤマ場ですね。

「オランダ対デンマーク」は、終盤にオランダが底力を発揮して勝利しました。やはり、両国共に個々の選手の強さは感じますね。ただし、ケガ人も含めて万全ではないようなので付け入る隙はあるのでは?

強豪国が苦しむ中、ドイツは強かったですね。何より若い代表選手が躍動していましたね。正直、前評判は高くありませんでしたが、一気に優勝候補に名乗りを上げた感じですね。

今日は素晴らしいサッカーを披露してくれたドイツ代表に敬意を表して、ドイツ出身のガールズ・ポップDie Moulinettesのデビュー・アルバム『20 Blumen』です。

Die Moulinettesの紹介は、『Alfa Bravo Charlie』(2001年)に続き2回目となります。

2nd『Alfa Bravo Charlie』では、Claudia Kaiser(vo、g)、Barbara Streidl(b、back vo)、Kiki Lorrig-Wossagk(ds、per、back vo)という女性3名と唯一の男性Martin Lickleder(key、vln、back vo)による男女4人組でしたが、デビュー作となる本作時点ではMartin Licklederを除いた女性3人組となっています。もっともMartin Licklederもゲスト・ミュージシャン及びソングライターとして参加していますが。

『Alfa Bravo Charlie』同様に、本作でもドイツのイメージからは程遠い(?)、イタリアやフランスのアーティストを思わせるお洒落なラウンジ・ポップで楽しませてくれます。

France Gall、マカロニウエスタン、イタリアの人気アニメのカヴァーもあり、かなり確信犯的な音作りに思わずニンマリしてしまいます。

全曲紹介しときやす。

「Zaubervogel Barbie」
オススメその1。ジャケのイメージそのままのキュートなラウンジ・ポップ!ラウンジ・ポップ好きの人であれば、本曲を聴いて"正解!"と確信するはず!キャッチーなベース・ライン、小粋なヴァイヴ、エレガントなストリングス等のサウンド・プロダクションもグッド!

「Meine Hormone Und Ich」
オススメその2。妖しげな雰囲気の漂うエキゾチックなボッサ・チューン。アルバムの中でも抜群のセンス♪60年代サントラ/ラウンジ好きの人はグッとくるはず!

「Gringo (A Man Must Fight) 」
マカロニウエスタン映画『La Spietata Colt Del Gringo (皆殺しの男)』(1966年)のテーマ曲をカヴァー。あえて男臭い曲をセレクトしているあたりが面白いです。オリジナルの雰囲気を引き継いだ仕上がりですが、さすがにキュートで華やかです。

「Meine Liebe Ist Wie Ein Asylantrag」
オススメその3。センチメンタルなメロウ・ラウンジ。Stereolab好きの人は絶対気に入ると思います。

「Herr Rossi Sucht Das Gluck」
オススメその4。シングルにもなった本作のハイライト。イタリアの人気アニメ『Signor Rossi(シニョール・ロッシ)』のテーマ曲カヴァーです。スタリッシュなボッサ・ラウンジに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=OJqkf-WVG5s

「Alfio Brambilla」
オススメその5。Stereolabがラウンジ・ポップしているイメージですね。バンジョー音色と適当な(?)オルガンとキュートなスキャットのコンビネーションがサイコーです!

「Du Fliegst Hoch,Reini Furrer」
オススメその6。ムーディーな雰囲気とキュートな魅力が同居する魅惑の哀愁ポップ。ボッサなテイストも漂います。

「Volkssternwarte」
この曲はドイツっぽいですよね。良くも悪くも硬めです(笑)

「Winter In Kanada」
イスラエル人歌手Elisa Gabbaiの1966年作品をカヴァー(Christian Bruhn/Georg Buschor作)。オリジナルの持つレトロで野暮ったいテイストを確信犯的に使っていますね。

「Die Mondane Welt Der Mode」
オススメその7。ドイツなのにフレンチ・ボッサっぽいですね。ベルリンよりもパリの光景をイメージしてしまいます。男声コーラスがいい味出しています。

「Sieben Tage」
オススメその8。ガールズ・ポップらしいキュートな魅力に溢れています。こういう おてんば娘っぽい弾けたラウンジ・ポップ大好きです!

「Drei Madchen」
オススメその9。High Llamas女性版High Llamasとでも呼びたくなるノスタルジックなポップ感覚が魅力です。

「Das War Eine Schone Party」
France Gallの代表曲「Poupee De Cire, Poupee De Son(邦題:夢見るシャンソン人形)」のドイツ語カヴァー(Serge Gainsbourg作)。最初はドイツ語の歌に戸惑いますが、一味違った「夢見るシャンソン人形」もキュートな仕上がりで楽しめます。

僕の所有する国内盤には、「Herr Rossi Sucht Das Gluck」のリミックス2種(Beach Barbecue Mix、Village Vanguard Mix)がボーナス・トラックとして追加収録されています。

特にクラブ・ミュージック好きの人は、人気DJ、The Maxwell Implosionと男性デュオDauerfischが手掛けたBeach Barbecue Mixを楽しみましょう。

未聴の方は2nd『Alfa Bravo Charlie』(2001年)もぜひチェックを!

『Alfa Bravo Charlie』(2001年)
Alfa Bravo Charlie
posted by ez at 00:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする