録音年:1969年
ez的ジャンル:豪華サイドメン系ソウルフル・オルガン・ジャズ
気分は... :遂にスペイン決勝へ!
昨日も書いたサッカーW杯注目の一戦「スペイン対ドイツ」は1対0でスペインが勝利し、初の決勝進出となりました。
もっと派手な点の取り合いになると思っていたのですが、堅い展開になりましたね。
ドイツが序盤から積極的に動くと思っていたのですが、守備的に入ってきたのは意外でしたね。逆にスペインにとってはラッキーな展開となりました。スペインはペドロの起用が当たりましたね。
いよいよスペインは悲願の世界王者まであと一歩ですね。
ここまで来れば、決勝はスペイン(と言うよりもバルサ)らしいサッカーであっさり勝つような気がします。
(バルサではない)両SBがロッペンを止めることができるかが、唯一気掛かりですね。
さて、今回はソウルフル/ファンキーなジャズ・オルガン奏者Reuben Wilsonの2回目の登場です。
『Got To Get Your Own』(1975年)に続いて紹介するのは『Love Bug』(1969年)です。
『Love Bug』は『On Broadway』(1968年)に続くBlue Note第2弾アルバム。
レコーディング・メンバーは、Reuben Wilson(org)、Lee Morgan(tp)、George Coleman(ts)、Grant Green(g)、Leo Morris(Idris Muhammad)(ds)という5名です。
リーダーの存在が埋もれてしまいそうな豪華サイドメンですが、そのサイドメンがWilsonを守り立ててゴキゲンなソウル・ジャズ作品に仕上がっています。特にGrant Greenが絶好調です。Lee Morganの参加も嬉しいですね!
「I'm Gonna Make You Love Me」、「I Say A Little Prayer」、「Stormy」 といった人気曲カヴァーと「Hot Rod」、「Love Bug」 、「Back Out」というWilsonのファンキーなオリジナルがバランス良く配されているのもグッド!
捨て曲ナシ!充実のソウルフル/ファンキーなオルガン・ジャズ作品です。
全曲紹介しときやす。
「Hot Rod」
ファンキーなソウル・ジャズ。豪華サイドメンが参加していても主役はWilsonのオルガンであることを強く印象付けてくれます。それ以外ではMuhammadのブレイクに相当グッときますね。
http://www.youtube.com/watch?v=BdPjHt2q0cM
「I'm Gonna Make You Love Me」
Dee Dee Warwick、Diana Ross & the Supremes with The Temptations、Madeline Bell等のヒットで知られるKenneth Gamble/Leon Huff/Jerry Ross作品。本ヴァージョンは軽やかな仕上がりがいいですね。GreenのメロディアスなギターとColemanとMorganの2管によるソロもキマっています。アルバムで最もキャッチーかもしれませんね。
「Diana Ross and The Supremes with The Temptations「I'm Gonna Make You Love Me」
http://www.youtube.com/watch?v=vI844RAJo58
Madeline Bell「I'm Gonna Make You Love Me」
http://www.youtube.com/watch?v=LbEQEIBN-7U
「I Say A Little Prayer」
Dionne Warwick、Aretha Franklin等のヒットで知られるHal David/Burt Bacharach作品。当ブログではCal Tjaderのカヴァーも紹介しています。本ヴァージョンも実に軽やかでキャッチーです。Coleman→Morgan→Green→Wilsonと続くソロを堪能しましょう。
http://www.youtube.com/watch?v=u9Y8_7lFxo4
「Love Bug」
タイトル曲はファンキーなソウル・ジャズ。格好良さで言えば、やはり本演奏なのでは?特にこの時期のGrant Greenのファンキー・グルーヴが好きな人は相当グッとくるはずです!
「Stormy」
Classics IVの名曲カヴァー。当ブログではCafe Apres-midiのコンピにも収録されているThird Waveによるドリーミーな人気カヴァーも紹介済みです。本ヴァージョンはボッサ・テイストのメロウな演奏がいい感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=-Z9_9wk7E8A
「Back Out」
ラストはソウルフルなオルガン・ジャズを堪能できます。MorganやGreenが格好良いソロでWilsonのファンキー・グルーヴを盛り上げます。
以前の輸入CDにはボーナス・トラックとしてSam & Daveの大ヒット曲「Hold On, I'm Comin'」のカヴァーが収録されていました。
「Hold On, I'm Comin'」
http://www.youtube.com/watch?v=Ra2wiAQYb58
他のReuben Wilson作品もチェックしてみては!
『Blue Mode』(1969年)
『A Groovy Situation』(1971年)
『Set Us Free』(1971年)
『The Sweet Life』(1972年)
『The Cisco Kid』(1974年)
『Got To Get Your Own』(1975年)