2010年07月09日

Reuben Wilson『Love Bug』

Lee Morgan、Grant Greenらが参加したゴキゲンなオルガン・ジャズ☆Reuben Wilson『Love Bug』
ラヴ・バッグ
録音年:1969年
ez的ジャンル:豪華サイドメン系ソウルフル・オルガン・ジャズ
気分は... :遂にスペイン決勝へ!

昨日も書いたサッカーW杯注目の一戦「スペイン対ドイツ」は1対0でスペインが勝利し、初の決勝進出となりました。

もっと派手な点の取り合いになると思っていたのですが、堅い展開になりましたね。
ドイツが序盤から積極的に動くと思っていたのですが、守備的に入ってきたのは意外でしたね。逆にスペインにとってはラッキーな展開となりました。スペインはペドロの起用が当たりましたね。

いよいよスペインは悲願の世界王者まであと一歩ですね。
ここまで来れば、決勝はスペイン(と言うよりもバルサ)らしいサッカーであっさり勝つような気がします。
(バルサではない)両SBがロッペンを止めることができるかが、唯一気掛かりですね。

さて、今回はソウルフル/ファンキーなジャズ・オルガン奏者Reuben Wilsonの2回目の登場です。

『Got To Get Your Own』(1975年)に続いて紹介するのは『Love Bug』(1969年)です。

『Love Bug』『On Broadway』(1968年)に続くBlue Note第2弾アルバム。

レコーディング・メンバーは、Reuben Wilson(org)、Lee Morgan(tp)、George Coleman(ts)、Grant Green(g)、Leo Morris(Idris Muhammad)(ds)という5名です。

リーダーの存在が埋もれてしまいそうな豪華サイドメンですが、そのサイドメンがWilsonを守り立ててゴキゲンなソウル・ジャズ作品に仕上がっています。特にGrant Greenが絶好調です。Lee Morganの参加も嬉しいですね!

「I'm Gonna Make You Love Me」「I Say A Little Prayer」「Stormy」 といった人気曲カヴァーと「Hot Rod」「Love Bug」「Back Out」というWilsonのファンキーなオリジナルがバランス良く配されているのもグッド!

捨て曲ナシ!充実のソウルフル/ファンキーなオルガン・ジャズ作品です。

全曲紹介しときやす。

「Hot Rod」
ファンキーなソウル・ジャズ。豪華サイドメンが参加していても主役はWilsonのオルガンであることを強く印象付けてくれます。それ以外ではMuhammadのブレイクに相当グッときますね。
http://www.youtube.com/watch?v=BdPjHt2q0cM

「I'm Gonna Make You Love Me」
Dee Dee Warwick、Diana Ross & the Supremes with The Temptations、Madeline Bell等のヒットで知られるKenneth Gamble/Leon Huff/Jerry Ross作品。本ヴァージョンは軽やかな仕上がりがいいですね。GreenのメロディアスなギターとColemanとMorganの2管によるソロもキマっています。アルバムで最もキャッチーかもしれませんね。

「Diana Ross and The Supremes with The Temptations「I'm Gonna Make You Love Me」
 http://www.youtube.com/watch?v=vI844RAJo58
Madeline Bell「I'm Gonna Make You Love Me」
 http://www.youtube.com/watch?v=LbEQEIBN-7U

「I Say A Little Prayer」
Dionne WarwickAretha Franklin等のヒットで知られるHal David/Burt Bacharach作品。当ブログではCal Tjaderのカヴァーも紹介しています。本ヴァージョンも実に軽やかでキャッチーです。Coleman→Morgan→Green→Wilsonと続くソロを堪能しましょう。
http://www.youtube.com/watch?v=u9Y8_7lFxo4

「Love Bug」
タイトル曲はファンキーなソウル・ジャズ。格好良さで言えば、やはり本演奏なのでは?特にこの時期のGrant Greenのファンキー・グルーヴが好きな人は相当グッとくるはずです!

「Stormy」
Classics IVの名曲カヴァー。当ブログではCafe Apres-midiのコンピにも収録されているThird Waveによるドリーミーな人気カヴァーも紹介済みです。本ヴァージョンはボッサ・テイストのメロウな演奏がいい感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=-Z9_9wk7E8A

「Back Out」
ラストはソウルフルなオルガン・ジャズを堪能できます。MorganやGreenが格好良いソロでWilsonのファンキー・グルーヴを盛り上げます。

以前の輸入CDにはボーナス・トラックとしてSam & Daveの大ヒット曲「Hold On, I'm Comin'」のカヴァーが収録されていました。

「Hold On, I'm Comin'」
http://www.youtube.com/watch?v=Ra2wiAQYb58

他のReuben Wilson作品もチェックしてみては!

『Blue Mode』(1969年)
Blue Mode

『A Groovy Situation』(1971年)
A GROOVY SITUATION

『Set Us Free』(1971年)
セット・アス・フリー

『The Sweet Life』(1972年)
Sweet Life

『The Cisco Kid』(1974年)
Cisco Kid

『Got To Get Your Own』(1975年)
Got to Get Your Own
posted by ez at 04:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする