2010年08月09日

Rainbow Brown『Rainbow Brown』

Patrick Adamsが送り出したディスコ・プロジェクト!☆Rainbow Brown『Rainbow Brown』
レインボウ・ブラウン+2(紙ジャケット仕様)
発表年:1981年
ez的ジャンル:Patrick Adams系N.Y.ディスコ
気分は... :ハイテンション・モードで!

今日はハイテンションなディスコ/ダンス・サウンドを聴きたい気分です。

そこでセレクトしたのは、Patrick Adamsによるスタジオ・プロジェクトRainbow Brown唯一のアルバム『Rainbow Brown』(1981年)です。

本作の主役Patrick Adamsは1950年N.Y.ハーレム生まれ。
1970年代からN.Y.を拠点に活躍するプロデューサーであり、特に70年代後半から80年代初めにかけてはInner Life、Phreek、Cloud One等の匿名的なスタジオ・プロジェクトを手掛け、数多くのディスコ・ヒットを送り出していました。

今回紹介するRainbow BrownもPatrick Adams<が手掛けた匿名的なスタジオ・プロジェクトの1つです。Inner LifeではJocelyn Brown、PhreekではLeroy BurgessといったヴォーカリストをフィーチャーしていたPatrickですが、Rainbow Brownでは女性ヴォーカリストFonda Raeを大きくフィーチャーしています。

それ以外にもChristine Wiltshire、Lucy Martin、Ullande McCullough、Yvonne Lewisといった女性バック・ヴォーカル陣やStan Lucas(g)、Norbert Sloley(b)、John Cooksey(ds)等といったPatrick Adams関連作品でお馴染みのスタジオ・ミュージシャンがバックを務めています。

全6曲と収録曲は少ないですが、「Till You Surrender」「I'm The One」「Let's Go Another Round」「It Ain't No Big Thing」といったN.Y.ダンス・クラシックをはじめ充実の内容であり、N.Y.ディスコ好きの方は間違いなく楽しめる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Till You Surrender」
ダンス・クラシックその1。エレガントでゴージャズなアレンジとFonda Raeのキュートなリード・ヴォーカルによる摩天楼ディスコ・チューンに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=BSS9qD8ChX0

「I'm The One」
ダンス・クラシックその2。ディスコ・ブギーな仕上がりが印象的です。時代が一回りしてブギーなダンス・サウンドにグッとくる若いリスナーの方も多いのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=TUbTeu9ZXp8

「Come Let Me Show You The Way」
60年代モータウン風の仕上がり。他の楽曲と多少雰囲気が異なりますが、これはこれで楽しめます。

「Let's Go Another Round」
ダンス・クラシックその3。Inner Lifeのヴァージョンでもお馴染みのダンス・クラシック。Jocelyn BrownをフィーチャーしたInner Lifeヴァージョンも捨て難いですが、個人的には臨場感のあるバックのRainbow Brownヴァージョンの方が好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=1SQU-letZ-I

Inner Life「(Knock Out) Let's Go Another Round」
 http://www.youtube.com/watch?v=tqQhHjiM8-U

「It Ain't No Big Thing」
ダンス・クラシックその4。当ブログでも紹介したDonna McGheeのヴァージョンでお馴染みのダンス・クラシック。個人的にDonna McGheeヴァージョンが大好きなので、その雰囲気を受け継ぎつつFonda Raeのキュート・ヴォーカルを堪能できる本ヴァージョンも楽しめました。

Donna McGhee「It Ain't No Big Thing」
 http://www.youtube.com/watch?v=1msPNG9HWpg

「Happy Music」
実はアルバムで一番でお気に入りの曲。トライバルなビートとキュートなヴォーカルにグッときます。まさにハッピー・ミュージック!Cloud Oneも取り上げていますね。
http://www.youtube.com/watch?v=Dd_PokcsVIA

僕の保有する国内盤CDにはボーナス・トラックとして「Till You Surrender」 のリミックス2曲が収録されています。特にRay "Pinky" Velazquezのリミックスはなかなかの出来栄えです。

本作で大きくフィーチャーされたFonda Raeは、その後本作同じVanguardからソロ作をリリースし、「Over Like A Fat Rat」等のクラブ・ヒットを放っています。

Fonda Rae「Over Like A Fat Rat」
 http://www.youtube.com/watch?v=2tb8OiPPkOg
posted by ez at 00:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする