発表年:1978年
ez的ジャンル:サンバ・ロック/ファンク
気分は... :躍動するサウンド&リズム!
今日は躍動するサンバ・ロック/ファンクを聴きたい気分です。
ということで、ブラジルを代表する男性シンガー・ソングライターJorge Ben(Jorge Ben Jor)の2回目の登場です。
『Africa Brasil』(1976年)に続いて紹介するのは、1978年リリースの『A Banda Do Ze Pretinho』です。
本作はSom Libre移籍第一弾アルバムです。
一般的にはディスコ路線のアルバムという位置づけの本作ですが、実際聴くとJorge Benらしいサンバ・ロック/ファンクが貫かれており、ダンサブルな作品ではありますが、僕はディスコ・アルバムという印象は受けません。
Jorge Benならではの躍動するリズムと心地好いカッティング・ギター、独特の節回しの歌声を存分に堪能できます。小細工なしに心の中から湧き起こるものを、そのままサウンド&リズムに反映している感じにグッときます。
伝統的なブラジル音楽とコンテンポラリーなサウンドが自然に融合している雰囲気も大好きです。
レコーディング・メンバーの中に、近年その注目度が高まっているDadiの名前を見つけることができたのが嬉しかったですね。
躍動するサンバ・ロック/ファンクを聴いてパワーアップ!
全曲紹介しときやす。
「A Banda Do Ze Pretinho」
タイトルはダンサブルなサンバ・ファンク。この躍動感こそがJorge Benですよね!軽快に鳴り響くサンバ・リズム、ファンキーなホーンセクションがサイコーです!Jorge Ben独特の節回しにもグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=DW3-m84j_fs
「Troca Troca」
ロッキンなイントロから始まるライトタッチのサンバ・チューン。軽快なリズムと小気味良いギター・カッティングがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=Ok2at0dDXMo
「Bon Dia Boa Tarde Boa Noite Amor」
メロウな味わいが好きです。伝統的なブラジル音楽とコンテンポラリーなサウンドが上手く融合している感じがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=StY2VCH9_rI
「Cade O Penalty」
ギター・カッティングがひたすら心地好いフュージョン・サンバ。サッカーのPKについて歌ったものです。♪Penalty!Penalty!Penalty!♪とPKを強烈に主張しています(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=IcfFJsti1Lo
「Minha Estrela E Do Oriente」
大地の鼓動といった感じのリズムがいいですね。♪ジンジーニャ♪ジンゴロー♪というフレーズの語感がやけに印象に残ります。
http://www.youtube.com/watch?v=6sS1D7Zsit4
「Era Uma Vez 13 Pontos」
サッカーくじについて歌った爽快サンバ・チューン。サッカーくじに当たった時の妄想が歌われています(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=wi_aD_r-2Eg
「Menino Jesus De Praga」
Jorge Benらしいサンバ・ロック・チューン。美しいストリングスも盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=-YoPpPjnpqA
「Amante Amado」
「愛されている愛人」という邦題がビミョーですね。抑えきれない愛情を歌った妖しげなラブ・ソング。この曲も美しいストリングスが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=lM56NuTew_s
「Berenice」
♪ベレ・ベレ・ベレ・ベレ二〜ス♪という歌い出しが脳内リピートする1曲。
http://www.youtube.com/watch?v=9tQHRS4UduY
「Denize Rei」
哀愁メロウなミッド・グルーヴ。セクシャルなドレスを着たデニージ・レイを勝手に妄想してしまいます(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=FD4leIuNiww
「Viva Sao Pedro」
ラストは陽気なファンキー・サンバで締め括ってくれます。お祭りを楽しむ開放的な雰囲気がグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=qDYfRLkbO2Q
『Africa Brasil』(1976年)