発表年:1968年
ez的ジャンル:芸能一家系ガールズ・ソフトロック
気分は... :さすが芸能一家!
今回はThe Four King Cousins『Introducing...The Four King Cousins』(1968年)です。ガールズ・ソフトロックの名盤として再評価の高まった作品ですね。
The Four King Cousinsは、Tina Cole、Cathy Cole、Candy Conkling、Carolyn Thomasの4名で結成された従姉妹グループ。4人はアメリカのショービジネス界で成功を収めたKing Familyの中心を担った姉妹グループKing Sistersのメンバーの娘たちです。日本人にはピンと来ませんが、アメリカでは知らない人はいないほどKing Familyというのは有名だったようですね。
メンバー4人がポーズをキメるキュートなジャケにグッときますよね。
僕も思わずジャケ買いしたくなりますよね!
しかし、この時点でメンバー4人のうち3人は既婚者だったのだとか・・・
ただし、内容はジャケのイメージそのまま、キュートでポップな魅力に溢れた作品に仕上がっています。芸能一家で幼い頃から鍛えられてきたであろうメンバーだけあって、素晴らしいハーモニーを聴かせてくれます。
Hal David/Burt Bacharach、Beatles、Beach Boys、Monkees、Roger Nichols/Paul Williams等のカヴァーという王道の選曲にもグッときますね。特にRoger Nichols/Paul Williamsは、本作のために書き下ろした1曲もあります。
ガールズ・ソフトロック好きの人はぜひチェックしてみて下さい。
全曲紹介しときやす。
「This Girl's In Love With You」
Hal David/Burt Bacharach作品のカヴァー1曲目。「This Guy's In Love With You」のタイトルでHerb Alpert & The Tijuana Brassが全米No.1を獲得した大ヒット曲です。Dionne Warwick、Aretha Franklinもカヴァーしていますね。本ヴァージョンはキュート&ラブリーな魅力に溢れています。
「It's All In The Game」
Carl Sigman/Charles Dawes作。1958年にTommy Edwardsがヒットさせています。ムーディーなTommy Edwardsヴァージョンをイメージすると、ピュアで透明感に溢れた本ヴァージョンにびっくりするのでは?
「Walk On By」
Hal David/Burt Bacharach作品のカヴァー2曲目。Dionne Warwickのヒットでお馴染みですね。当ブログではCal Tjader、Average White Band、Gloria Gaynorのカヴァー紹介済みです。コーラス・グループとしての彼女達の魅力を堪能できる小粋な仕上がりです。
「California Nights」
Marvin Hamlisch/Howard Liebling作。1967年にLesley Goreが歌いヒットさせています。本ヴァージョンもオリジナルのキュートな魅力を受け継いだ仕上がりです。
「Let's Get Away From It All」
Frank Sinatraで知られているTom Adair作品。キュートなキャッチーな仕上がりがサイコーです!ロック調のアレンジもグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=ogSRGOLE8Bg
「I Wanna Be Free」
Monkeesのカヴァー(Tommy Boyce/Bobby Hart作)。オリジナルの切なくイナタい雰囲気を残しつつも、ストリングスを配した素敵なアレンジにグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=aqF9AWgGhL0
「Good Day Sunshine」
Beatlesのカヴァー1曲目。オリジナルよりも軽やかな仕上がりです。オリジナルが少し苦手な僕にとっては本ヴァージョンの方が聴きやすいですね。
「God Only Knows」
Beach Boysの大名曲カヴァー(Brian Wilson作)。当ブログではLuciana Souzaのボッサ・カヴァーも紹介済みです。彼女達らしいピュア&キュートな魅力で名曲を歌っています。
「Love So Fine」
Roger Nichols/Tony Asher作。当ブログでも紹介したRoger Nichols & The Small Circle Of Friendsヴァージョンでお馴染みの大人気曲ですね。彼女達にピッタリのカヴァーという気がします。テンポを変えてアクセントをつけています。
http://www.youtube.com/watch?v=PkaSQIHn24A
「Here,There And Everywhere」
Beatlesのカヴァー2曲目。先日Gal Costaの素晴らしいカヴァーを紹介したばかりですが、本ヴァージョンも彼女達らしい清々しい魅力に溢れた素晴らしいカヴァーに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=Ua7FVuEniB4
「I Fell」
Roger Nichols/Paul Williams作。本作のための書き下ろしです。個人的には本作のハイライトです。素晴らしい楽曲と彼女達のキュートな魅力がマッチしたサイコーの出来栄えだと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=xgu3m2rKNq4
欧州サッカーではEURO2012の予選が始まり、W杯後の新体制での真剣勝負モードになっていますね。この厳しい環境が欧州のレベルの高さにつながるのでしょうな。
それに比べて「日本対パラグアイ」は親善モードの域を出ませんよね。
森本、香川あたりのプレーに期待したいですが・・・