2010年12月19日

Kanye West『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』

スーパー・アーティストのスーパーな新作!☆Kanye West『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』
マイ・ビューティフル・ダーク・ツイステッド・ファンタジー(初回限定盤)
発表年:2010年
ez的ジャンル:スーパー・アーティスト
気分は... :これぞ大作!

スーパー・アーティストKanye Westの新作『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』です。

これまで当ブログで紹介してきた蟹江作品は以下の3枚。

 『The College Dropout』(2004年)
 『Graduation』(2007年)
 『808s & Heartbreak』(2008年)

何故か2nd『Late Registration』(2005年)のみ未紹介になっています。別に大意はないのですが・・・

多方面から絶賛の嵐の新作『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』ですね、
ハワイで300万ドルという大金を投入して制作された大作ですが、大作の名に恥じない傑作を創り上げたと思います。僕の場合、大物アーティストの新作には期待値をあまり高く設定せず、及第点であれば満足!というスタンスで聴いていますが、本作の充実ぶりには正直驚かされました。

前作『808s & Heartbreak』のエレクトロ&歌モノ路線に少し不安を感じたのですが、新作はしっかりHip-Hopへ回帰しつつ、Hip-Hopを一段上のステージへ引き上げる意欲作となりました。

某大手CDショップで、本作とBlack Eyed Peasの新作『The Beginning』が並んで超プッシュされていました。聴く気もしない超駄作の前作『The E.N.D.』に続き、2作続けて大失敗を繰り返し、すっかり堕落したBEPの『The Beginning』と、前作から見事に軌道修正して大傑作を創り出した蟹江氏『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』は対照的な2枚ですね。

さて、『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』ですが、タイトル通り、美しくもダークな蟹江ワールドが展開される壮大なHip-Hopアルバムに仕上がっています。

アルバムを聴き終わって、一本の芯が通った作品という印象受けました。
Kanye Westというスーパー・アーティストの"スーパー"たる所以を存分に見せつけてくれた気がします。

Rihanna、Nicki Minaj、Justin Vernon(Bon Iver)、Jay-Z、Rick Ross、Pusha T(Clipse)、Swizz Beatz、The RZA、Kid Cudi、Raekwon、Dwele、Tony Williams、The-Dream、Charlie WilsonJohn Legend、Eleanor Jackson(La Roux)、Alicia KeysElton John、Fergie、Ryan Leslie、Drake等のゲスト陣も超豪華です。

久々に大作アルバムというのをリアルタイムで聴いた気分になりました。

George Condoが手掛けたジャケも物議を呼びましたが、何種類かのジャケが用意されることで決着したようですね。僕が所有しているのは上記の問題となった"ヌード"ジャケです。ちなみに"バレリーナ"ジャケはコチラ。

『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』("バレリーナ"ジャケ)
My Beautiful Dark Twisted Fantasy

このアートワークも含めて、クリエイティヴィティに充ちた傑作を堪能しましょう!

全曲紹介しときやす。

「Dark Fantasy」
オープニングはタイトルの通り、ダークなムードに包まれ、ドラマチックにスタートします。Kanyeのラップが入る一気に蟹江ワールドらしくなりますね。期待の女性ラッパー/シンガー・ソングライターNicki MinajやJustin Vernon(Bon Iver)という本作で目立っている二人がバック・ヴォーカルで参加しています。プロデューサーにはThe RZA、No I.D.の名もクレジットされています。Mike Oldfield「In High Places」をサンプリング。
http://www.youtube.com/watch?v=JZ2KDygcZyM

「Gorgeous」
Kid CudiとRaekwonをフィーチャー。プロデュースで参加しているMike Deanのギターを中心としたロック・テイストのトラックが印象的です。Gene Clark/Roger McGuinn作「You Showed Me」ネタ。
http://www.youtube.com/watch?v=ypZsgPHeH1s

「Power」
アルバムからの先行シングル。King Crimson「21st Century Schizoid Man」のサンプリングが印象的に使われたパワフルな仕上がりです。後半にはDweleのヴォーカルもフィーチャーされています。プロデューサーの中には僕の大好きなアングラHip-HopユニットStrange Fruit ProjectのS1(Symbolyc One)の名もクレジットされています。Cold Grits「It's Your Thing」、Continent Number 6「Afromerica」ネタ。
http://www.youtube.com/watch?v=L53gjP-TtGE

「All of the Lights (Interlude) 」
次に控える超話題曲のためのインタールード。

「All of the Lights」
超豪華メンバーがバック・ヴォーカルを務めていることで話題の1曲。Rihannaをはじめ、Kid Cudi、Tony Williams、The-Dream、Charlie WilsonJohn Legend、Eleanor Jackson(La Roux)、Alicia KeysElton John、Fergie、Ryan Leslie、Drake等の凄いメンツがクレジットされています。正直、Rihanna以外はわかりづらいかもしれませんが、顔ぶれでだけで楽しめる1曲なのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=Uayey2PSGpA

「Monster」
Jay-Z、Rick Ross、Nicki Minaj、Bon Iverをフィーチャー。ダークなトラックにのってKanye、Jay-Z、Rick Ross、Nicki Minajが次々とライムを叩きつけます。大物に混じりNicki Minajが一番目立っています。
http://www.youtube.com/watch?v=EhYDUHHOx4M

「So Appalled」
Jay-Z、Pusha T(Clipse)、Prynce Cy Hi、Swizz Beatz、The RZAをフィーチャー。「All of the Lights」に負けない凄いメンツが参加していますね。哀愁モードのトラックが印象的です。Manfred Mann's Earth Band「You Are - I Am」をサンプリング。
http://www.youtube.com/watch?v=YR_D1GGPx-Q

「Devil in a New Dress」
Rick Rossをフィーチャー。Smokey Robinson「Will You Still Love Me Tomorrow」をサンプリングしたソウルフルな仕上がり。やはり、こういうソウルフル・トラックを聴くとホッとしますね(笑)。
http://www.youtube.com/watch?v=K2BDcZyRgI4

「Runaway」
シングル曲。Pusha T(Clipse)をフィーチャー。単音ピアノの響きが印象的なスケール感の大きな仕上がりです。蟹江氏の凄さを見せつけてくれる感動的な1曲ですね。Backyard Heavies「Expo 83」をサンプリング。The-Dreamがバック・ヴォーカルで盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=Bm5iA4Zupek

「Hell of a Life」
歪んだエレクトロ・サウンドの醸し出すダークネスにグッときます。The Mojo Men「She's My Baby」、Tony Joe White「Stud-Spider」、Black Sabbath「Iron Man」ネタ。
http://www.youtube.com/watch?v=yZ79lg4ZTIU

「Blame Game」
John Legendをフィーチャー。John Legendらしい温かみのある優しいメロディ&ヴォーカルを堪能できます。Richard James「Avril 14」ネタ。
http://www.youtube.com/watch?v=Hn3udAUlIqs

「Lost in the World」
Justin Vernon(Bon Iver)をフィーチャーそたオートチューン使いの1曲。個人的にはアルバムで一番好きな曲です。完成度の高い音世界に魅了されます。Charlie WilsonAlicia Keys、Eleanor Jackson(La Roux)といった豪華メンバーがバック・ヴォーカルを務めます。Manu Dibango「Soul Makossa」、Lyn Collins「Think (About It)」、Bon Iver「The Woods」ネタ。
http://www.youtube.com/watch?v=dyQpQhrQ5Zs

「Who Will Survive in America」
ラストは「Lost in the World」からシームレスに続く、本曲で締め括られます。Gil Scott-Heron「Comment No. 1」をサンプリングするあたりがエンディングに相応しいのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=iqXOQ_sYK30

蟹江氏の過去記事もご参照下さい。

『The College Dropout』(2004年)
The College Dropout

『Graduation』(2007年)
Graduation

『808s & Heartbreak』(2008年)
808s & Heartbreak
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2010年12月18日

Agustin Pereyra Lucena『Agustin Pereyra Lucena』

色褪せないアルゼンチン・ボッサ!☆Agustin Pereyra Lucena『Agustin Pereyra Lucena』
Agustin Pereyra Lucena
発表年:1970年
ez的ジャンル:アルゼンチン・ボッサ
気分は... :吸い込まれる...

今月に入って、新作リリース・ラッシュやクリスマス間近ということもありR&B/Hip-Hop/Gospelといった黒人音楽を聴く頻度が多くなってきました。その反動で今日はインスト系のブラジル音楽が聴きたい気分です。

そこでセレクトしたのは、今年遂に初来日公演を果たした人気アルゼンチン人ギタリストAgustin Pereyra Lucenaのデビュー作『Agustin Pereyra Lucena』(1970年)です。

数日前、クラブW杯「マゼンベ(コンゴ)対インテルナシオナル(ブラジル)」の試合で、ブラジルの強豪インテルナシオナルを牽引するアルゼンチン人MFダレッサンドロの姿を観ていたら、Agustin Pereyra Lucenaが聴きたくなりCD棚から取り出してきた次第です。

「私のルーツはアルゼンチンにあって、憧れはブラジルにある」と本人が語るように、アルゼンチン人ながらもブラジル音楽に大きく影響を受けたアーティストAgustin Pereyra Lucenaの紹介は『Ese Dia Va A Llegar』(1975年)に続き2回目となります。

前回エントリーした『Ese Dia Va A Llegar』は、当ブログ恒例の四半期アクセス数Top10(2010年4月-6月)で第1位に輝き、改めて彼の人気の高さを実感した次第です。

今回紹介するデビュー作『Agustin Pereyra Lucena』(1970年)は『Ese Dia Va A Llegar』と並ぶ人気作ですね。

何といっても、彼が最も影響を受けたであろうギタリストBaden Powellと、本作に賛辞を寄せたVinicius de Moraesの楽曲が4曲収録されているのが象徴的です。また、4曲でElena Uriburuの女性スキャットがフィーチャーされており、アルバムに華やかな雰囲気をもたらしてくれます。

『Ese Dia Va A Llegar』あたりと比較すると、まだAgustinの独自性というのは色濃く出ているわけではないのかもしれません。しかしながら、美しく小気味良い演奏は聴く者全てを魅了する何かを感じます。

聴いていると、演奏に吸い込まれる魅惑の1枚です。

全曲紹介しときやす。

「O Astronauta」
Vinicius de Moraes/Baden Powell作品の1曲目。『宇宙飛行士』の邦題でも知られる名曲。Baden Powellを師に仰ぐAgustinらしい小粋なギターに魅了されます。自然体のノリの良さがたまりません。
http://www.youtube.com/watch?v=qUU-wpsu8yE

「Tristeza De Nos Dois」
Elena Uriburuをフィーチャーした1曲目。Duruval Ferreira/Mauricio Einhorn/Bebeto作の名曲。当ブログではTamba TrioTamba 4Wanda Sa(Wanda De Sah)のヴァージョンを紹介済みです。何処となくミステリアスなElena UriburuのスキャットとAgustinの素晴らしいギターの音色との相性がバッチリです!

「Chuva」
Pedro Camargo/Durval Ferreira作。叙情的なギターでじっくりと聴かせる1曲。

「Tema Para Martin」
Elena Uriburuをフィーチャーした2曲目。J. Demonte作。僕も一番のお気に入り!ブラジル/ジャズ系DJからも大人気の1曲です。Elena Uriburuのキュートなスキャットが全開の軽快なボッサ・チューンです。もっと長尺で聴きたい!
http://www.youtube.com/watch?v=KAJInoFz-S4

「Consolacao」
Vinicius de Moraes/Baden Powell作品の2曲目。当ブログではこれまでTamba 4Tenorio Jr.Lennie Dale & Sambalanco TrioCelso FonsecaA Bossa Eletricaのカヴァーを紹介済みの名曲です。Agustinならではの独自のアクセントをつけた格好良いヴァージョンに仕上がっています。インスト曲ではコレが一番好きです。

「Canto De Ossanha」
Vinicius de Moraes/Baden Powell作品の3曲目。この曲も名曲ですね!当ブログではTamba 4Quarteto Em CyLill LindforsElis ReginaToots Thielemans & Elis Reginaのカヴァーを紹介済みです。ミステリアスな雰囲気を持つ名曲ですが、Agustinヴァージョンは生き生きとした躍動感がみなぎっているのがいいですね。

「Pro Forma」
Elena Uriburuをフィーチャーした3曲目。Arnald Costa/Mauricio Eihorn作。「Tema Para Martin」と並びDJの支持が高い1曲なのでは?小粋なワルツ・ボッサに仕上がっています。軽快に跳ね上げるような演奏にグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=Ujj84k8yQtU

「Samba Do Aviao」
Antonio Carlos Jobim作品。小気味良いテンポが実に心地好いですね。

「Nina No Divagues」
Elena Uriburuをフィーチャーした4曲目。本作唯一のAgustinのオリジナルです。ロマンティックな演奏と言うことであれば、コレが一番ですね。素敵なボッサ・チューンをお探しの方にはピッタリです。

「Berimbau」
Vinicius de Moraes/Baden Powell作品の4曲目。ラストも名曲で締め括ります。当ブログではLennie Dale & Sambalanco TrioDiane Denoir/Eduardo Mateoのカヴァーを紹介済みです。ここではリズミックかつミステリアスに疾走する演奏を聴かせてくれます。

他のAgustin Pereyra Lucena作品もチェックしてみて下さい。

『Climas』(1973年)
CLIMAS~友との語らい

『Ese Dia Va A Llegar』(1975年)
Ese dia va a llegar

『La Rana』(1980年)
La Rana

『42:53』(2009年)
42:53
posted by ez at 03:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月17日

Trin-i-tee 5:7『Trin-i-tee 5:7』

R. Kellyもプロデュース参加!全米ゴスペル・アルバム・チャートNo.1となったデビュー作☆Trin-i-tee 5:7『Trin-i-tee 5:7』
Trin-I-Tee 5:7
発表年:1998年
ez的ジャンル:コンテンポラリー・ゴスペル/女性R&Bグループ
気分は... :Oh! Mary Don't You Weep

どうしても12月はゴスペル系作品が聴きたくなりますね。

今回は女性ゴスペル・グループTrin-i-tee 5:7のデビュー・アルバム『Trin-i-tee 5:7』です。

Trin-i-tee 5:7は、ニューオリンズで結成された女性ゴスペル・グループ。メンバーはAngel TaylorChanelle HayesAdrian Andersonの3名。

デビュー・アルバム『Trin-i-tee 5:7』(1998年)、2ndアルバム『Spiritual Love』(1999年)の2枚は全米ゴスペル・アルバム・チャートNo.1に輝き、続く『The Kiss』(2002年)、『T57』(2007年)の2枚も同チャート第2位となっています。現在はAdrianが抜け、Angel、Chanelleの2人で活動しているようです。

今日紹介するデビュー・アルバム『Trin-i-tee 5:7』は、R&Bチャートにもチャート・インした作品であり、あのR. Kellyもプロデュースで参加しています。

R. Kellyと言えば、新作『Love Letter』は久々の会心作ですね。
こちらも近々紹介したいと思います。

R. Kelly『Love Letter』
Love Letter

ご想像の通り、ゴスペル・アルバムと言ってもかなりR&B寄りの作品に仕上がっています。それでもゴスペルらしい崇高感は存分に堪能です。

R&Bとゴスペルのハーフ&ハーフといった構成が僕のお気に入りです。ゴスペル作品としては少しパンチが欠けるかもしれませんが、R&B作品として聴けば十分楽しめます。

コンテンポラリー・ゴスペルと90年代女性R&Bグループを上手にいいとこ取りした1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「I Won't Turn Back」
イントロダクション的なア・カペラのオープニング。
http://www.youtube.com/watch?v=0hRPgHmhhlc

「God's Grace」
オススメその1。R. Kellyプロデュース&ソングライティングのシングル曲。R&Bシングル・チャートにもチャート・インしました。R&B調のミディアム・スロウですが、ゴスペル・テイストもほんのり香るところのサジ加減がいいdすね。
http://www.youtube.com/watch?v=AJcl5WNPOv4

「You Can Always Call His Name」
オススメその2。R&B作品という観点で聴けば、この曲が一番キャッチーですね。Hip-Hop Soul調のグルーヴは完璧にR&Bしていますし、ラップも入っています。この曲もシングルになりました。
http://www.youtube.com/watch?v=U8Z-DC4cuY4

「Oh! Mary Don't You Weep」
オススメその3。有名な黒人霊歌をカヴァー。シングル曲にもなりました。ゴスペルらしい仕上がりですが、コンテンポラリー・ゴスペルらしいスマートさもあります。
http://www.youtube.com/watch?v=lr3hKIyXKBU

「Saved Boy (Interlude) 」
インタールード。

「Pray for Awhile」
オススメその4。アルバムの中でも最もキュートな雰囲気に溢れたミディアム・スロウに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=i05VQzOhI2Y

「Good for Me」
R&B好きの人向けのミッド・グルーヴ。ゴスペル・コーラスとR&Bトラックが上手く融合しています。

「God's Blessing」
オススメその5。Kirk Franklin作品。ゴスペルらしいホーリー気分を堪能できる1曲。聴いていると心がほっこりします。
http://www.youtube.com/watch?v=wBYjyfy8VHI

「Sunshine」
Hip-Hop Soul調のミッド・グルーヴ。90年代女性R&Bグループ好きの人であれば気に入るはず。
http://www.youtube.com/watch?v=qIPsfpVYVzg

「With All My Heart」
落ち着いたムードのミッド・グルーヴ。三人のヴォーカルの個性を堪能できる1曲に仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=nck0g028X0g

「Interlude: Pork Chop」
インタールード。

「Respect Yourself」
オススメその6。The Staple Singersでお馴染みのソウル・クラシックをキュートにカヴァー。
http://www.youtube.com/watch?v=VCSlHP7whac

「Holy & Righteous」
オススメその7。アコースティック・ギターの音色がグッとくる1曲。こういうゴスペルもいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=id50raHfJ54

「Call His Name」
オススメその8。Zhaneとか好きな人が聴くと気に入るであろうR&B調のミッド・グルーヴ。
http://www.youtube.com/watch?v=35AHFhHqiEE

「Trin-i-tee (Interlude) 」
インタールードで余韻を残してアルバムは幕を閉じます。

ご興味のある方は他のアルバムもどうぞ!

『Spiritual Love』(1999年)
Spiritual Love

『The Kiss』(2002年)
Kiss

『T57』(2007年)
T57
posted by ez at 11:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月16日

Chrisette Michele『Let Freedom Reign』

期待の歌姫、待望の3rd☆Chrisette Michele『Let Freedom Reign』
Let Freedom Reign
発表年:2010年
ez的ジャンル:歌姫系女性R&Bシンガー
気分は... :手堅くいくのか?変化を求めるのか?

今回は期待の女性R&BシンガーChrisette Micheleの3rdアルバム『Let Freedom Reign』です。

Chrisette Micheleの紹介は、デビュー作『I Am』(2007年)、2nd『Epiphany』(2009年)に続き3回目となります。

『I Am』『Epiphany』の2枚は、いずれも『ezが選ぶ2007年の10枚』『ezが選ぶ2009年の10枚』でピックアップしたほどのお気に入り作でした。

最近の女性R&Bシンガーで言えば、Keyshia Coleと並び試聴せずに購入してしまうお気に入りアーティストですね。

そんなChrisetteの新作ですが、エグゼクティブ・プロデューサーとして、Antonio "L.A." Reid、Chrisette自身、Chuck Harmonyの3名がクレジットされ、全曲Chuck Harmonyがプロデュースしています。

前作『Epiphany』は全米アルバム・チャートNo.1、同R&Bアルバム・チャートNo.1に輝いた後の新作ですが、『Epiphany』で大半の曲をプロデュースしていたChuck Harmonyを引き続き起用した点は、賛否が分かれるかもしれませんね。相性の良いプロデューサーの全曲起用は、手堅く守りに入っていると捉えられかねないですからね。

僕自身も全体の1/4位は他のプロデューサーを起用して、アルバムにバラエティ感を出したり、前作からの変化を強調しても良かったのでは?という気がします。もちろんChuck Harmonyの仕事ぶりは素晴らしいと思いますが・・・

なんて書きましたが、着実にR&BシンガーとしてステップアップしているChrisetteの歌声を堪能でき、アルバム全体の出来栄えは十分及第点に達しています。

Ne-YoJazmine Sullivanがソングライティングに名を連ね、John LegendTalib Kweli、Black Thought(The Roots)、Rick Rossがゲスト参加しています。

全曲紹介しときやす。

「Fairy Tales and Castles (Part 1) 」
アルバムの幕開けを告げるイントロダクション。

「I'm a Star」
Ne-Yoがソングライティングを手掛けたリードシングル。美メロのミッド・チューンに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=my_lMpDCrI0

「Number One」
Chrisetteと共にお母さんのLinette Payneがソングライティングに参加しています。格好良いビートと哀愁メロディとエモーショナルなChrisetteのヴォーカルがマッチした聴き応え十分の仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=Qpx8ArBGkbU

「Fairy Tales and Castles (Part 2)」
冒頭に聴かれたイントロダクションのPart2。

「I Don't Know Why, But I Do」
先日最新作『Love Me Back』を紹介したばかりのJazmine Sullivanがソングライティング&バック・ヴォーカルで参加し、さらにはJohn Legendがピアノを弾いているという豪華な顔合わせの1曲。そのJohn Legendのピアノが美しく響き渡るバラード。派手さはありませんが心に沁みてきます。
http://www.youtube.com/watch?v=W0hIEF6phWc

「Let Freedom Reign」
タイトル曲はTalib KweliThe RootsのBlack Thoughtをフィーチャー。そんな大物二人と一緒にChrisette自身もラップを披露してくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=qd3uqvJjVzI

「Goodbye Game」
エレクトロ・テイストのミディアム・スロウ。このあたりは僕の好みからするとビミョーなのですが・・・
http://www.youtube.com/watch?v=74mDuCoW1Ds

「So Cool」
「I'm a Star」に続きNe-Yoがソングライティングで参加。このタイプの4つ打ちサウンドは正直あまり好きではないのですが、このトラックはハッピーな躍動感はあっていいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=NgfFArQKkZQ

「So in Love」
Rick Rossをフィーチャー。Chrisette Michele & DrakeをフィーチャーしたRick Rossのシングル「Aston Martin Music」の出来が素晴らしかったので期待感高いですよね。もっとラップ色の強い曲をイメージしていましたが、切ないメロディが印象的な1曲に仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=j0Vc6FALoRg

Rick Ross feat. Chrisette Michele & Drake「Aston Martin Music」
 http://www.youtube.com/watch?v=a35rNEBNiO4

「So in Love (Skit) 」
短いスキット。

「I'm Your Life」
MJBとか90年代Hip-Hop Soulを聴きたく1曲です。何か懐かしい感じでいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=Nus23Zor8xE

「I'm from NY (Skit) 」
これもスキット。

「Unsaid」
スケール感の大きな1曲。R&Bに止まらない広いマーケットを意識した仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=BPzjQENKcxg

「If Nobody Sang Along」
少しジャジー感のある正統派バラード。チェロも入り盛り上げてくれます。

「I Know Nothing」
ラストはChrisetteの熱唱が感動的なバラード。バラード系ではこの曲が一番好きですね。胸熱くしてアルバムは幕を閉じます。

未聴の方は『I Am』(2007年)、『Epiphany』(2009年)もどうぞ!

『I Am』(2007年)
I Am

『Epiphany』(2009年)
Epiphany
posted by ez at 14:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月15日

Van Morrison『Veedon Fleece』

自身を見つめ直したVanの心の叫び!☆Van Morrison『Veedon Fleece』
Veedon Fleece (Reis)
発表年:1974年
ez的ジャンル:孤高の男性シンガー。
気分は... :リセット....

今週は忙しさで体はクタクタ、虚しさで心は空っぽ状態です。
何だかいろいろなことをリセットしたくなってきた・・・

こんな時にはVan Morrisonを聴くに限りますな。
ということで、Van Morrisonの6回目の登場です。

これまで当ブログで紹介してきたVan Morrison作品は以下の5枚(発売年順)。

 『Astral Weeks』(1968年)
 『Tupelo Honey』(1971年)
 『Saint Dominic's Preview』(1972年)
 『A Period Of Transition』(1977年)
 『Avalon Sunset』(1989年)

6枚目の紹介となるのは、『Veedon Fleece』(1974年)です。

『Veedon Fleece』(1974年)と『Into the Music』(1979年)のどちらにするか迷いました。どちらもVan Morrisonの"孤高のシンガー"ぶりを堪能できる2枚ですが、僕の今の心境とリンクする『Veedon Fleece』にしました。

『Veedon Fleece』は、公私にわたり挫折を味わったVanが、自分自身を見つめ直した1枚です。“カレドニア・ソウル”していた『Tupelo Honey』(1971年)、『Saint Dominic's Preview』(1972年)あたりと比較すると、より内なる叫びを感じるアルバムです。

激シブ系のVan Morrison作品の中でも、さらに地味な類いのアルバムですが、味わい深さは格別です。シンプル&オーソドックスな仕上がりですが、それが逆にVanの歌を際立たせているのが魅力です。改めて聴き直すしても、かなり良い出来栄えだと思います。

Ralph Wash(g)、John Tropea(g)、David Hayes(b)、Joe Macho(b)、Dahaud Shaar(ds)、Allan Schwartzberg(ds)、James Rothermel(fl、recorder)、Jef Labes(p)、James Trumbo(p)等のメンバーがバックを務めています。

プロデュースはVan自身が担当しています。
楽曲も全て彼のオリジナルです。

Van Morrisonを聴いていると心が平穏になりますな。
少し休んでゆっくりと考え直してみようっと!

全曲紹介しときやす。

「Fair Play」
実に穏やかなオープニング。今回僕が本作をピックアップしたのも本曲を聴きたかったからです。シンプルでオーソドックスな1曲ですが、それが逆に実にいいですな。この味わい深さはVan Morrisonにしか表現できないものですね。静かなパワーが漲ってきます。サイコー!
https://www.youtube.com/watch?v=Z1vYs5LBC3c

「Linden Arden Stole The Highlights」
シンプルながらも美しいバックとVanの魂の叫びが調和した素晴らしい1曲。訳もなく望郷の思いが湧いてきます。
http://www.youtube.com/watch?v=vwVW1yC2xrE

「Who Was That Masked Man」
ソウルフルなファルセット・ヴォーカルにグッとくる1曲。The Band好きの人はきっと気に入るはず!
http://www.youtube.com/watch?v=fQcnepLAu0k

Young DisciplesのヴォーカリストCarleen Andersonもカヴァーしています。

Carleen Anderson「Who Was That Masked Man」
 http://www.youtube.com/watch?v=pnQxSP3Qfe0

「Streets Of Arklow」
リコーダーの音色と不穏なストリングスが印象的な1曲。静かなる闘志を感じます。
http://www.youtube.com/watch?v=MdNz8LLU5ls

「You Don't Pull No Punches, But You Don't Push The River」
タイトルの長さと9分近い長尺にVanの気合いを感じる1曲。Vanの内なる叫びを存分に堪能できます。リズム隊がなかなかいいですね。

「Bulbs」
アーシーなノリの良さにテンションが上がってくる1曲。
http://www.youtube.com/watch?v=piRfnkqGMQs

「Cul De Sac」
Vanらしいソウルフルなヴォーカルを存分に堪能できる1曲。演奏&ヴォーカルの一音一声にしっかりパワーが伝わっている感じがいいですね。John Tropeaのギターもグッド!

「Comfort You」
リラックスした雰囲気が実に心地良い1曲。

「Come Here My Love」
ギターのみのシンプルな弾き語りですが、これが実にいいんですっ!心の奥までVanの歌声が通り抜けていきます。

「Country Fair」
ラストはアイリッシュ・テイストが感じられる叙情的な仕上がり。ここでもリコーダーの音色が印象的です。

僕の保有するCDはオリジナルの10曲のみですが、最近のCDには「Twilight Zone」「Cul De Sac(alternative take)」の2曲がボーナス・トラックで収録されているようです。

Van Morrisonの過去記事もご参照下さい。

『Astral Weeks』(1968年)
アストラル・ウィークス

『Tupelo Honey』(1971年)
Tupelo Honey (Exp)

『Saint Dominic's Preview』(1972年)
Saint Dominic's Preview

『A Period Of Transition』(1977年)
A Period of Transition

『Avalon Sunset』(1989年)
Avalon Sunset

何とか15日中に更新できた!
posted by ez at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする