2010年12月12日

SoulChef『Escapism』

これぞジャジーHip-Hopの決定版!☆SoulChef『Escapism』
Escapism
発表年:2010年
ez的ジャンル:NZ産ジャジーHip-Hop
気分は... :ジャジーHip-Hopの決定版!

R&B系の注目新作が続々とリリースされていますが、たまにはジャジーHip-Hopの新作もいかがですか!

ということで今回はNZ産のジャジーHip-Hop作品SoulChef『Escapism』です。

先日紹介したEric Benet『Lost In Time』を「今年のベスト男性R&Bアルバムはコレで決まり!」と大プッシュしましたが、同じく本作も「今年の最優秀Hip-Hopアルバムはコレでしょ!」と大プッシュしたいと思います。

SoulChefはニュージーランド、オークランド生まれのトラックメーカー。

元々はラッパーでしたが、NZのHip-Hopシーンを盛り上げるため、トラックメーカーに専念するようになり、地元NZのラッパー以外にもネットを通じて、The 49ersやNieve、Need Not Worry、Nick Smalc(Vitium)といったUSラッパーのプロデュースも手掛け、世界のアングラHip-Hopシーンで注目される存在となってきました。

そして、待望のデビュー・アルバムとなる本作『Escapism』には、The 49ers、Tunji(Inverse)、Nieve、Need Not Worry、Nicholas Smalc(Vitium)、Noah King、Hydroponikz、The Outfit等多彩なゲストが参加した、至極のジャジーHip-Hop作品に仕上がっています。

ジャジーHip-Hopの方であれば、間違いなく気に入る1枚なのでは?
今年は素直にジャジー&メロウ路線を追求するジャジーHip-Hop作品が少ないなぁ?なんて思っていたのですが、最後になってジャジー&メロウ路線ど真ん中の作品に出会うことができハッピーですね。

特に日本人にはCradle、Cradle Orchestra、re:plus、Inherit等のジャパニーズHip-Hop作品でお馴染みのラッパーが多数参加しているので、そういった面からも楽しめると思います。また、モロに和風なトラックがあるあたりにも愛着を感じます。

とにかく全曲サイコーです。
その中でも超サイコーなオススメを7曲ピックアップしておいたので、ぜひ試聴してみて下さい。

これぞジャジーHip-Hop!決定版と言いたくなります。
マジでヤバすぎな1枚!とにかく聴いてみて下さいね!

全曲紹介しときやす。

「Drifting In A Daydream」
Need Not Worryをフィーチャー。琴線に触れるピアノの響きにグッとくるジャジーHip-Hop
http://www.youtube.com/watch?v=dzHYVlumwdY

「When I Close My Eyes」
特にサイコー!その1。InverseのTunjiをフィーチャー。 少し哀愁モードのメロディアス・トラックにグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=78x2_grOXLc

「Franki Valli」
特にサイコー!その2。The Outfitをフィーチャー。タイトルからして惹かれますよね。これぞアングラ・ジャジーHip-Hop!といった感じの小粋なジャジー感がたまりません。ひたすら心地好い!
http://www.youtube.com/watch?v=J417EGgYaas

「Eyes Like Blue Skies」
Need Not Worryをフィーチャー。タイトルそのまま青空のように爽快メロウな仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=XgoHsuJBc8I

「Away With Me」
Nicholas Smalc(Vitium)をフィーチャー。ひたすら美しくエレガントなトラックに魅了されます。
http://www.youtube.com/watch?v=XyDcG4AkQLE

「What You Rappin' For」
特にサイコー!その3。Nieveをフィーチャー。僕が最も好きなアーバン・メロウなヴァイヴに溢れたトラックがサイコーです。
http://www.youtube.com/watch?v=tBfNnPF4KnU

「Wanted」
The 49ersをフィーチャー。エレガントな鍵盤の響きにグッとくるピアノHip-Hopに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=fWC4l_34hbg

「Say Somethin'」
Nieve、Noah King, Adub & Tunjiをフィーチャー。哀愁モードのトラックとソウルフルなフロウの組み合わせが絶妙です。
http://www.youtube.com/watch?v=uF-KeaY3QM0

「Oh No」
Hydroponikzをフィーチャー。ヴァイヴの音色の心地好い響きに魅了されるジャジー・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=gLcarD0mQXk

「I Just Wanna See」
KO The Knockoutをフィーチャー。ここではホーンで盛り上げてくれます。いい感じで擦りが入っていますね。
http://www.youtube.com/watch?v=MSKAHg3TtOA&

「Tonight」
特にサイコー!その4。Deep Foundation & Ashley Roblesをフィーチャー。キュートな女性ヴォーカル入りの華やかな仕上がりがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=iedmipwR_VA

「First Class」
特にサイコー!その5。Nicholas Smalc(Vitium)をフィーチャー。アングラ・ジャジーHip-Hopにはたまらないメロウ・グルーヴを堪能できます。
http://www.youtube.com/watch?v=StuGZ9nUaps

「Blunt Love」
特にサイコー!その6。The Black Sunnをフィーチャー。至極のピアノ・ループに歓喜すること間違いナシ!
http://www.youtube.com/watch?v=4EEJVU_8ZfQ

「Write This Down」
Nieveをフィーチャー。黄昏モードのトランペットが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=SfhGuxJpYyA

「The Rest Of My Life」
Awon & Tif The Giftをフィーチャー。お正月に似合いそうな(?)和風モードの1曲です(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=SRRdlSqDPR0

「Blind Man See」
特にサイコー!その7。The 49ersをフィーチャー。ラストは心地好いギター・ループに酔いしれましょう。これぞメロウHip-Hop!
http://www.youtube.com/watch?v=wKM_ItrP0XY

これがあるからジャジーHip-Hopはやめられませんな!
posted by ez at 04:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする