発表年:2010年
ez的ジャンル:NZ産ジャジーHip-Hop
気分は... :ジャジーHip-Hopの決定版!
R&B系の注目新作が続々とリリースされていますが、たまにはジャジーHip-Hopの新作もいかがですか!
ということで今回はNZ産のジャジーHip-Hop作品SoulChef『Escapism』です。
先日紹介したEric Benet『Lost In Time』を「今年のベスト男性R&Bアルバムはコレで決まり!」と大プッシュしましたが、同じく本作も「今年の最優秀Hip-Hopアルバムはコレでしょ!」と大プッシュしたいと思います。
SoulChefはニュージーランド、オークランド生まれのトラックメーカー。
元々はラッパーでしたが、NZのHip-Hopシーンを盛り上げるため、トラックメーカーに専念するようになり、地元NZのラッパー以外にもネットを通じて、The 49ersやNieve、Need Not Worry、Nick Smalc(Vitium)といったUSラッパーのプロデュースも手掛け、世界のアングラHip-Hopシーンで注目される存在となってきました。
そして、待望のデビュー・アルバムとなる本作『Escapism』には、The 49ers、Tunji(Inverse)、Nieve、Need Not Worry、Nicholas Smalc(Vitium)、Noah King、Hydroponikz、The Outfit等多彩なゲストが参加した、至極のジャジーHip-Hop作品に仕上がっています。
ジャジーHip-Hopの方であれば、間違いなく気に入る1枚なのでは?
今年は素直にジャジー&メロウ路線を追求するジャジーHip-Hop作品が少ないなぁ?なんて思っていたのですが、最後になってジャジー&メロウ路線ど真ん中の作品に出会うことができハッピーですね。
特に日本人にはCradle、Cradle Orchestra、re:plus、Inherit等のジャパニーズHip-Hop作品でお馴染みのラッパーが多数参加しているので、そういった面からも楽しめると思います。また、モロに和風なトラックがあるあたりにも愛着を感じます。
とにかく全曲サイコーです。
その中でも超サイコーなオススメを7曲ピックアップしておいたので、ぜひ試聴してみて下さい。
これぞジャジーHip-Hop!決定版と言いたくなります。
マジでヤバすぎな1枚!とにかく聴いてみて下さいね!
全曲紹介しときやす。
「Drifting In A Daydream」
Need Not Worryをフィーチャー。琴線に触れるピアノの響きにグッとくるジャジーHip-Hop
http://www.youtube.com/watch?v=dzHYVlumwdY
「When I Close My Eyes」
特にサイコー!その1。InverseのTunjiをフィーチャー。 少し哀愁モードのメロディアス・トラックにグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=78x2_grOXLc
「Franki Valli」
特にサイコー!その2。The Outfitをフィーチャー。タイトルからして惹かれますよね。これぞアングラ・ジャジーHip-Hop!といった感じの小粋なジャジー感がたまりません。ひたすら心地好い!
http://www.youtube.com/watch?v=J417EGgYaas
「Eyes Like Blue Skies」
Need Not Worryをフィーチャー。タイトルそのまま青空のように爽快メロウな仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=XgoHsuJBc8I
「Away With Me」
Nicholas Smalc(Vitium)をフィーチャー。ひたすら美しくエレガントなトラックに魅了されます。
http://www.youtube.com/watch?v=XyDcG4AkQLE
「What You Rappin' For」
特にサイコー!その3。Nieveをフィーチャー。僕が最も好きなアーバン・メロウなヴァイヴに溢れたトラックがサイコーです。
http://www.youtube.com/watch?v=tBfNnPF4KnU
「Wanted」
The 49ersをフィーチャー。エレガントな鍵盤の響きにグッとくるピアノHip-Hopに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=fWC4l_34hbg
「Say Somethin'」
Nieve、Noah King, Adub & Tunjiをフィーチャー。哀愁モードのトラックとソウルフルなフロウの組み合わせが絶妙です。
http://www.youtube.com/watch?v=uF-KeaY3QM0
「Oh No」
Hydroponikzをフィーチャー。ヴァイヴの音色の心地好い響きに魅了されるジャジー・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=gLcarD0mQXk
「I Just Wanna See」
KO The Knockoutをフィーチャー。ここではホーンで盛り上げてくれます。いい感じで擦りが入っていますね。
http://www.youtube.com/watch?v=MSKAHg3TtOA&
「Tonight」
特にサイコー!その4。Deep Foundation & Ashley Roblesをフィーチャー。キュートな女性ヴォーカル入りの華やかな仕上がりがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=iedmipwR_VA
「First Class」
特にサイコー!その5。Nicholas Smalc(Vitium)をフィーチャー。アングラ・ジャジーHip-Hopにはたまらないメロウ・グルーヴを堪能できます。
http://www.youtube.com/watch?v=StuGZ9nUaps
「Blunt Love」
特にサイコー!その6。The Black Sunnをフィーチャー。至極のピアノ・ループに歓喜すること間違いナシ!
http://www.youtube.com/watch?v=4EEJVU_8ZfQ
「Write This Down」
Nieveをフィーチャー。黄昏モードのトランペットが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=SfhGuxJpYyA
「The Rest Of My Life」
Awon & Tif The Giftをフィーチャー。お正月に似合いそうな(?)和風モードの1曲です(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=SRRdlSqDPR0
「Blind Man See」
特にサイコー!その7。The 49ersをフィーチャー。ラストは心地好いギター・ループに酔いしれましょう。これぞメロウHip-Hop!
http://www.youtube.com/watch?v=wKM_ItrP0XY
これがあるからジャジーHip-Hopはやめられませんな!