2010年12月23日

Charlie Wilson『Just Charlie』

前作『Uncle Charlie』に続き、Charlieおじさんは絶好調!☆Charlie Wilson『Just Charlie』
Just Charlie
発表年:2010年
ez的ジャンル:現役バリバリ・ベテラン男性R&B
気分は... :何だったんだろう?

今日はCharlie Wilsonの新作『Just Charlie』です

The Gap Bandのリーダーであり、現在も人気R&Bシンガーとして活躍するCharlie Wilsonの紹介は、『Uncle Charlie』に続き2回目となります。

前立腺ガンを克服した後にリリースされた前作『Uncle Charlie』(2009年)では、The Underdogsをメイン・プロデューサーに起用し、Snoop DoggT-PainJamie Foxx等もゲスト参加し、バリバリ現役モードの今時R&Bを聴かせてくれました。ファンは復帰に安堵すると同時に、その素晴らしい内容に歓喜してしまいましたね。

その『Uncle Charlie』から長いインターバルを置かず新作をリリースしたあたりに、Charlieおじさんの充実ぶりが覗えるのでは?

新作『Just Charlie』ですが、プロデュースはCharlie Wilson本人とWirlie Morris、Greg Pagani、Emile Ghantous、Erik Nelsonが務めています。ゲストもFantasiaのみということで、『Uncle Charlie』のような華やかさはありませんが、その分Charlieおじさん自身がやりたいことをやっているのでは?

本作でも大人のセクシー&メロウなR&Bを存分に楽しむことができます。Rogerの大ヒット曲「I Wanna Be Your Man」のカヴァーや80年代テイストのダンス・チューンなどオールド・ファンを喜ばせてくれる楽曲や、今時R&Bサウンドを取り入れた楽曲がバランス良く配されているのがいいですね。

Eric Benet『Lost In Time』R. Kelly『Love Letter』のように、オールド・ソウルへ回帰した充実作が目立つ年末の男性R&Bシンガーの新作ですが、"レジェンド・シンガー"であるCharlie Wilsonが世代を超えたR&Bアルバムを届けてくれるのも嬉しいですね。

『Uncle Charlie』に続き、絶好調のCharlieおじさんの歌声を堪能しましょう!

全曲紹介しときやす。

「My Girl Is A Dime」
オープニングから大人のセクシー・チューンでガンガンきています。何度か聴いていると♪Dime,Dime,Dime,Dime,Dime,Dime,Dime〜♪のコーラス部分が脳内リピートしてきます(笑)。Wirlie Morris & Charlie Wilsonプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=O0jjk6NoZp4

「You Are」
アルバムからのリード・シングル。壮大なスケール感のあるラブ・ソングです。聴き終わった後に感動で胸一杯になる素晴らしい出来栄えです。Wirlie Morris & Charlie Wilsonプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=WtcbnbJBvfY

「I Wanna Be Your Man」
アルバムの中でも話題の1曲。当ブログでも紹介したRogerの大ヒット曲をカヴァー(Larry Troutman/Roger Troutman作)。Fantasiaをフィーチャーしています。トークボックスを使っていないこと以外は、オリジナルの雰囲気を上手く受け継いだカヴァーに仕上がっています。Greg Pagani & Charlie Wilsonプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=KnY2TsthqOI

「Never Got Enough」
僕の一番のお気に入り曲。80年代テイストを上手く取り入れたダンサブルなアップ・チューンです。Charlieおじさんにはこういう曲がよく似合う!と思います。Emile Ghantous/Erik Nelson/Charlie Wilsonプロデュース。ヴォーカル・アレンジにはFrankie JやSam Salterの名もクレジットされています。

「Once And Forever」
Greg Pagani & Charlie Wilsonプロデュース。『Uncle Charlie』に続いて参加のGreg Paganiのいい仕事ぶりが目立つ、美メロのバラードです。バック・コーラスのLauren Evansもグッド!

「Life Of The Party」
この曲もGreg Pagani & Charlie Wilsonプロデュース。軽快なリズムが心地良い1曲に仕上がっています。

「I Can't Let Go」
全体的にサラッとした作りの中にもメロウネスが上手く散りばめられています。Wirlie Morris & Charlie Wilsonプロデュース。

「Crying For You」
どこかで聴いたことがあるメロディ・・・何の曲だったろう???思い出せません。Wirlie Morris & Charlie Wilsonプロデュース。

「Where Would I Be」
今時のR&Bトラックにも軽々と対応できてしまうところが、さすがCharlieおじさんですな。Wirlie Morris & Charlie Wilsonプロデュース。

「Lotto」
この曲も若手R&Bシンガーが歌いそうなタイプの楽曲ですが、Charlieおじさんが大人のセクシー・ヴォーカルで聴かせてくれます。

『Uncle Charlie』(2009年)
Uncle Charlie
posted by ez at 14:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする