2010年12月30日

Keyshia Cole『Calling All Hearts』

新世代R&Bクイーンの超強力4thアルバム!☆Keyshia Cole『Calling All Hearts』
Calling All Hearts
発表年:2010年
ez的ジャンル:新世代R&Bクイーン
気分は... :2010年最後の1枚

今日は年内最後の作品紹介です。
※明日は恒例の特別企画「ezが選ぶ2010年の10枚」をエントリーする予定です。

2010年最後の1枚は、年末のR&B新作ラッシュのトリを飾るKeyshia Cole『Calling All Hearts』です。
年末のR&B新作ラッシュの中でも最も楽しみにしていた1枚ですね。

これまで当ブログで紹介してきたKeyshia Cole作品は以下の3枚。

 『The Way It Is』(2005年)
 『Just Like You』(2007年)
 『A Different Me』(2008年)

最近の女性R&Bシンガーの中では、Chrisette Micheleと並ぶお気に入りアーティストがKeyshia Coleです。デビュー作『The Way It Is』(2005年)以来、彼女にゾッコンです!

新世代R&Bクイーンとしてアルバムをリリースするたびに存在感を増していくKeyshia Coleですが、4thとなる新作でもさらなる進化を遂げています。

前作『A Different Me』(2008年)の後、Keyshiaは私生活でNBAのプロバスケ選手Daniel Gibsonと婚約し、さらに長男を出産するという大きな転機を迎えました。そんなライフステージの変化がアルバムにも良い影響をもたらしていると思います。

本作『Calling All Hearts』ではKeyshia本人とRon Fairがエグゼクティブ・プロデューサーとなり、The ARE、J.U.S.T.I.C.E. League、Toxic、N8、Song Dynasty、Big WY、Tweek Beats、Jimmy Jam & Terry Lewis、Justin "Justa Beast" Graham、Chink Santana、Irv Gotti、Timbaland、Eddie Hustle、KC Hustleといった多彩なプロデューサーが起用されています。

ゲストとしてNicki MinajTankFaith EvansTimbaland、Dr. Yvonne Cole(Keyshiaの母親)が参加しています。

新世代R&Bクイーンに相応しい充実の1枚を堪能しましょう。

全曲紹介しときやす。

「I Ain't Thru」
アルバムからの1stシングル。注目の女性ラッパーNicki Minajをフィーチャーしたダンサブル・チューン。Kanye West『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』でも存在感を示していたNicki Minajでしたが、ここでも堂々としたラップを披露しています。The ARE/Ron Fairプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=jdLAvOMHpqo

「Long Way Down」
アルバムからの2ndシングル。美しいメロディとKeyshiaの切ないヴォーカルにグッとくるミディアム・スロウ。J.U.S.T.I.C.E. Leagueプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=wStWbG0g1Tc

「Tired Of Doing Me」
Tankをフィーチャー。スケール感の大きい哀愁バラードに仕上がっています。Toxic/Ron Fair/N8/Song Dynastyプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=Q-TjytAjMbg

「If I Fall In Love Again」
Faith Evansをフィーチャー。 Faithの新作『Something About Faith』の「Can't Stay Away」でKeyshiaが客演しており、これはそのお返しといったところかもしれませんね。The Notorious B.I.G「Warning」をサンプリングに使うあたりも興味深いですね。その「Warning」のリズム・トラックにのって新旧歌姫が熱唱します。Big WY/Tweek Beatsプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=M56StdhKo8I

Faith Evans feat. Keyshia Cole「Can't Stay Away」
 http://www.youtube.com/watch?v=73OcqVn3nj0

「So Impossible」
Jimmy Jam & Terry Lewisプロデュース。Jam & LewisがKeyshiaをどのようにプロデュースするのか楽しみでしたが、美メロのミディアム・スロウに魅了してくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=54vrAsvkGU8

「Sometimes」
アコギの響きと美しいストリングスが印象的なバラード。切ないメロディとKeyshiaの切ない歌声に胸が熱くなります。Justin "Justa Beast" Grahamプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=6zIktjI6bOI

「Take Me Away」
軽快なトラックとKeyshiaのキュートな歌声にグッとくるミッド・グルーヴ『The Way It Is』以来となるChink Santanaがプロデュースしています。さらにIrv Gottiもプロデュースに参加しています。
http://www.youtube.com/watch?v=uxQj4Hs7v9E

「What You Do To Me」
前曲に続きChink Santanaプロデュース。スケール感の大きな感動バラードです。Ron Fairのストリングス・アレンジもグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=GQUvO3U0QD8

「Last Hangover」
Timbalandプロデュース&客演。Timbalandらしいトラックがアルバムの中でいいアクセントになっています。
http://www.youtube.com/watch?v=0WsI-YvdYN0

「Thank You」
Keyshiaの母親Dr. Yvonne Coleをフィーチャー。家族愛に包まれた感動的な仕上がりです。Eddie Hustle/KC Hustleプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=2Jy7tBg6KQM

「Better Me」
ラストはバラードを堂々と歌い上げてアルバムは幕を閉じます。Song Dynasty/Ron Fairプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=rbdkzxxlr_I

Keyshia Coleの過去記事もご参照下さい。

『The Way It Is』(2005年)
The Way It Is

『Just Like You』(2007年)
Just Like You

『A Different Me』(2008年)
A Different Me
posted by ez at 01:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする