2011年01月21日

Webster Lewis『Let Me Be the One』

アーバン・メロウなブラコン/フュージョン☆Webster Lewis『Let Me Be the One』
Let Me Be the One
発表年:1981年
ez的ジャンル:アーバン・メロウ・グルーヴ
気分は... :メロウ・グルーヴで乗り切る!

アーバン・メロウなキーボード奏者Webster Lewisの2回目の紹介です。

『Touch My Love』(1978年)に続いて紹介するのは、1981年リリースの『Let Me Be the One』です。

Michael Wycoff「Looking Up To You」のプロデュースやLove Unlimited Orchestraとの共演でも知られるWebster Lewisですが、やはりEpicからリリースした『On the Town』(1977年)、『Touch My Love』(1978年)、『Eight for the Eighties』(1980年)、『Let Me Be the One』(1981年)という4枚のアルバムがサイコーですね。

『Touch My Love』の記事でも書きましたが、僕がWebster Lewisの名前を初めて知ったのは、本作収録の「Dancer」が収録されたコンピ・アルバム『Quiet Paradide』でした。さらにフリーソウルのコンピ『Free Soul Lovers』で同じく本作収録の「El Bobo」を聴き、ますますWebster Lewisの名前が気になるようになりました。

その意味で「Dancer」「El Bobo」の2曲が収録された本作『Let Me Be the One』は、前述の4枚の中でも特に思い入れの強い1枚です。

まさに"アーバン・メロウ"という形容が相応しいブラコン/フュージョン作品です。やはりこの人のサウンド・センスは抜群ですな。

全10曲中、Webster Lewis & Skip Scarboroughで6曲、Webster Lewis & Charles Veal Jr.で4曲をプロデュースしています。

Webster Lewis (p、syn、vo)以下、Nathan Watts(b)、James Gadson(ds)、David T. Walker(g)、Skip Scarborough(key)、Herbie Hancock(syn)、Paulinho Da Costa(per)、
Willie Bobo(per)、Jim Gilstrap(vo)等のメンバーがレコーディングに参加しています。

大人のアーバン・メロウ・グルーヴで寛ぎましょう!

全曲紹介しときやす。

「'Bout The Love」
リズミックなピアノ・タッチにグッとくるキャッチーなソウル・チューン。夜遊びモードのアーバン・ナイトにピッタリ!
http://www.youtube.com/watch?v=xLdytvfAgMY

「Open Up Your Eyes」
アーバン・メロウなスロウ・チューン。ブラコン好きな人ならばグッとくるはず!
http://www.youtube.com/watch?v=85sDUdaP1Ss

「You Are My Life」
まるでQuincy Jonesプロデュース、Rod Temperton作曲といった趣のキャッチーなダンス・チューン。この時期らしい音ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=sidSA00BxHw

「Dancer」
前述のように『Quiet Paradide』にも収録されたアーバン・メロウなインスト・チューン。ゆっくり寛ぎたい夜にピッタリ!
http://www.youtube.com/watch?v=xpz8EMpAqpA

「Let Me Be The One」
タイトル曲は人気のアーバン・ダンサー。スタイリッシュな疾走感にグッときます!
http://www.youtube.com/watch?v=S5yYmRhnxtA

「Love Won't Harm No One」
大人のアーバン・メロウ・チューン。優しい低音ヴォーカルとメロウ・サウンドが心を癒してくれます。

「El Bobo」
前述のようにフリーソウル・クラシックとしてもお馴染み!ラテン・フレイヴァーのメロウ・ダンサー。UKジャジー・ソウルとかお好きな方にジャストフィットだと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=9l_qWCG0e4U

「Kemo-Kimo」
ブンブン鳴り響くシンセ・ベースにラップ風のヴォーカルがのったダンス・チューン。今聴くとなかなか楽しめます。
http://www.youtube.com/watch?v=AawqQCFdBig

「Flying High」
ファンキーなホーン隊とセクシー女性コーラス隊とゴキゲンなギター・サウンドで盛り上げてくれるフュージョン・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=zyr8HX5eyas

「A Quiet Thing」
ラストはピアノ・ソロでロマンティックに締め括ってくれます。

CDにはボーナス・トラックとして、「Reach Out」「Boston」の2曲が追加収録されています。前者はアーバン・メロウ、後者はラテン・フレイヴァーのロマンティックなな仕上がりで、なかなかお得感のある2曲です。

「Reach Out」
http://www.youtube.com/watch?v=Mv-3SwhdJjM

『On the Town』(1977年)、『Touch My Love』(1978年)、『Eight for the Eighties』(1980年)の3枚もぜひチェックを!

『On the Town』(1977年)
On the Town

『Touch My Love』(1978年)
Touch My Love

『Eight for the Eighties』(1980年)
8 for the 80s
posted by ez at 00:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする