2011年01月31日

Jimmy Sabater『El Hijo De Teresa/Teresa's Son』

レア・グルーヴ好きも楽しめるラテン/サルサ作品☆Jimmy Sabater『El Hijo De Teresa/Teresa's Son』
El Hijo de Teresa
発表年:1970年
ez的ジャンル:N.Y.ラテン/サルサ/レア・グルーヴ
気分は... :本格的に風邪かも?

早くも1月の最終日。年明け早々バタバタ状態で、今月は更新もサボりがちでした。
しかも現在体調が最悪!本格的に風邪かも?
風邪薬とドリンク剤で何とか仕事をこなしている状態です。気持ち悪いっす!

今回はラテン・アーティストJimmy Sabaterが1970年にリリースした『El Hijo De Teresa/Teresa's Son』です。

久々のラテン/サルサ系作品の紹介となります。
体調が悪いときはラテンで血流よくするといいかも(笑)

Jimmy Sabaterは1936年N.Y.生まれのラテン歌手/ティンバレス奏者。

ラテン/ブーガルーの大御所Joe Cubaのグループで活躍し、1962年にはヴォーカルを務めた「To Be With You」がヒットし、N.Y.のラテン・コミュニティで高い支持を得ました。

ソロ名義では、『Solo』(1969年)、『El Hijo De Teresa/Teresa's Son』(1970年)、『Gusto』(1980年)、『Mo』(2002年)といったアルバムをリリースしています。

また、1976年にはかつてのヒット曲「To Be With You」のディスコ・ヴァージョンをヒットさせています。

「To Be With You」(1976年)
http://www.youtube.com/watch?v=rMfeT_AZVW8

正直、Jimmy Sabaterについて知っているのは、この程度です。

今日紹介する『El Hijo De Teresa/Teresa's Son』の魅力は、N.Y.ラテン/サルサ作品でありながら、ソウル/ファンク系の楽曲も収録されている点です。特に本作のハイライトとも呼べるKool & The Gangのカヴァー「Kool It (Here Comes The Fuzz)」はレア・グルーヴ好きの人を歓喜させるはずです(ラテン/サルサ好きの方は別の曲がハイライトでしょうが・・・)。

Louie Ramirez、Martin Shellerの二人がアレンジを担当し、Nick Jimenez(p)、Louie Ramirez(per)等のミュージシャンが参加しています。

N.Y.ラテン/サルサ時々ソウル/ファンク・・・ありそうでない1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「La Flauta」
オープニングは軽快なサルサ・チューン。聴いているだけでテンションが上がる開放感と歯切れの良いリズムにグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=MS1b_tAoT0E

「Now That You've Gone (Ahora Que Te Has Ido)」
一転して2曲目はソウルフルなミディアム・スロウ。普通にソウル好きの方が聴いて楽しめる1曲に仕上がっています。

「Por Primera Vez」
サルサらしい哀愁メロディが印象的です。サルサ好きの方ならば間違いのない1曲。
http://www.youtube.com/watch?v=_9zfqVvVOWA

「Kool It (Here Comes The Fuzz)」
前述のように本作のハイライトとなるKool & The Gangのカヴァー。レア・グルーヴ好きの人にはたまらない超カッチョ良いファンク・チューンです。
http://www.youtube.com/watch?v=1sbUCjNC2Q4

「La Peleona」
疾走感が格好良いアッパー・サルサ・チューン。炸裂するホーン隊と妖しく響くフルートの音色が印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=5AKHqJbKkPk

「Dona Teresa」
哀愁のラテン・チューン。なぜラテンのリズムに哀愁メロディがこんなにマッチするんですかね。
hhttp://www.youtube.com/watch?v=fCvlvwE4czM

「Vida」
疾走感の中にエレガントな雰囲気が漂うのがいいですね。

「Wichita Lineman」
Glen Campbellの大ヒットでお馴染みのJimmy Webb作品のカヴァー。多くのアーティストがカヴァーしている名曲を、ここでは見事なソウル・チューンとして聴かせてくれます。

「Yroco」
♪イロコー♪イロコー♪エスニック調の序盤から一転、ロッキンな展開への変化が格好良いですね。
http://www.youtube.com/watch?v=ZsVVfA6KWzs

「El Albanil」
エキサイティングなスピード感にグッときます。

「Sufre Como Yo Sufri」
前半と後半のコントラストが楽しいエンディング。

『Solo』(1969年)
Solo

『Gusto』(1980年)
Gusto
posted by ez at 11:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする