発表年:1976年
ez的ジャンル:瞑想系コズミック・ジャズ・ファンク
気分は... :瞑想モードで!
GWだと言うのに、仕事のトラブル等で全く寛げない3日間になってしまいました。
そんな中で唯一寛げたのが、サッカーの「バルセロナ対レアル・マドリー」のクラシコ最終戦でした。
結果は1対1のドローで2戦トータル3対1でバルサが見事ファイナル進出を決めました。派手なプレーは少なかったですが、両チームのプライドが激突した前半はなかなか興奮しました。バルサが先制した後半は多少気の緩みが見られましたが・・・終了間際に病から奇跡の復活を遂げたアビダルの交代シーンは感動的でしたね。グアルディオラも心憎い演出をしますね!
今回は若い世代からの人気も高いジャズ・キーボード奏者Lonnie Liston Smithの4回目の登場です。
これまで当ブログで紹介したLonnie Liston Smith作品は以下の3枚です。
『Expansions』(1975年)
『Reflections Of A Golden Dream』(1976年)
『Loveland』(1978年)
4枚目に紹介するのは1975年リリースの『Visions of a New World』(1975年)です。
『Visions of a New World』は、『Astral Traveling』(1973年)、『Cosmic Funk』(1974年)、『Expansions』(1975年)に続く、Lonnie Liston Smith & The Cosmic Echoes名義の4thアルバムとなります。
レコーディング・メンバーは、Lonnie Liston Smith(key)、Donald Smith(vo、fl)、 Reggie Lucas(g)、Greg Maker(b)、Art Gore(ds)、Angel Allende(bongos、per)、Lawrence Killian(congas、per)、Michael Carvin(per)、Ray Armando(per)、 Dave Hubbard(horns)、Clifford Adams(tb)、Cecil Bridgewater(tp)です。
本作でもLonnie Liston Smithらしい、コズミックなジャズ・ファンク、心を浄化するメロウ・ジャズ、瞑想へと誘うスピリチュアル・ジャズがバランス良く配され、オープニングからエンディングまで存分に楽しめる1枚になっています。
Lonnie Liston Smithを聴くと、いつも瞑想モードになってしまう僕なのでした・・・
邪念を捨て無心になろう・・・
全曲紹介しときやす。
「A Chance For Peace」
オープニングはレア・グルーヴ好きにはお馴染みのジャズ・ファンク・チューン。弟Donald Smithのヴォーカルに導かれ、コズミック&スピリチュアルなジャズ・ファンク・ワールドへ誘われます。
http://www.youtube.com/watch?v=Nxq1tZ5Tdig
「Love Beams」
僕の一番のお気に入り。至極のメロウ・ジャズ・グルーヴ。誰もいない秘境で心を浄化されたような気分になれます。これぞ癒しのメロウ・ジャズ。エレピ好きにはたまりません!
http://www.youtube.com/watch?v=4KYec2zvcUo
「Colors Of The Rainbow」
瞑想系のスピリチュアル・ジャズ。都会の喧騒や日常生活の中の些細な悩み事を忘れて無心になれるような気分になれます。このタイプのスピリチュアル・ジャズもLonnie Liston Smith作品の魅力ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=EEEEL5uY3_8
「Devika (Goddess) 」
この曲のみDave Hubbard作。 当ブログでも紹介したDigable Planets「Pacifics」のサンプリング・ソースになっています。その「Pacifics」でも使われたGreg Makerのベースラインにグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=Dtrr9E2-Bos
「Sunset」
ブラジリアン・フレイヴァーのメロウ・ジャズ。「Love Beams」とセットで聴くと気分は楽園モードとなり、ゆっくりとした時間の流れの中で心が癒されます。
http://www.youtube.com/watch?v=XL-0kah87sE
「Visions Of A New World (Phase I) 」
タイトル曲のパート1。兄Lonnieの瞑想するような美しいピアノと弟Donaldの祈りのようなヴォーカルがスピリチュアルな音世界を創り出します。
「Visions Of A New World (Phase II) 」
タイトル曲のパート2。パート1から一転し、ブラジリアン・フレイヴァーのコズミック・フュージョンが繰り広げられます。Nu Jazz/クロスオーヴァー好きの人はグッとくるはず!
「Summer Nights」
ラストが一足早いサマー・フュージョン。夏の夜の瞑想といった雰囲気ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=VYrVxbsm_mM
Lonnie Liston Smithの過去記事もご参照下さい。
『Expansions』(1975年)
『Reflections Of A Golden Dream』(1976年)
『Loveland』(1978年)