2011年07月14日

Omar『Sing (If You Want It)』

Stevie Wonder、Angie Stone、Commonも参加の6thアルバム☆Omar『Sing (If You Want It)』
Sing (If You Want It)
発表年:2006年
ez的ジャンル:ミステリアスUKソウル
気分は... :なでしこ歴史をつくれ!

まもなくサッカー女性W杯の準決勝「日本対スウェーデン」のキックオフです。

なでしこらしいサッカーでドイツ戦に続き世界を驚かせて欲しいですね。

今回はアシッド・ジャズ期から活躍するUKソウルの男性シンガーOmarの6thアルバム『Sing (If You Want It)』(2006年)です。

Omar(Omar Lye-Fook)の紹介は、デビュー・アルバム『There's Nothing Like This』(1990年)に続き2回目となります。

前回『There's Nothing Like This』を紹介した時点では、1st『There's Nothing Like This』から2nd『Music』(1992年)、3rd『For Pleasure』(1994年)、4th『This Is Not a Love Song』(1997年)までしか所有していませんでしたが、その後5th『Best By Far』(2001年)、6th『Sing (If You Want It)』(2006年)もゲットし、何気に全アルバム揃ってしまいました(笑)
今日紹介する6th『Sing (If You Want It)』(2006年)は、現時点での最新アルバムということになります。

本作にはAngie StoneCommonStevie WonderEstelleといった豪華ゲスト陣が参加しています。

アフリカ、ラテン、ブラジル、ジャズ、ファンクなどのエッセンスを取り入れたミステリアスなUKソウルは本作でも健在です。相変わらず独特の音世界を展開してくれます。ネオ・ソウルやNu Jazz/クロスオーヴァー寄りの楽曲もあり、さらに音楽性の幅が広がっている印象を受けます。

90年代アーティストという印象が強いOmarですが、本作を聴くと21世紀に入っても進化し続けていることを確認できます。

なかなか侮れないUKソウル作品だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Lift Off」
ミステリアスなインストでアルバムは幕を開けます。

「Sing (If You Want It) 」
Omarらしい独特の音空間を満喫できるUKソウル・チューン。Omar作品を聴いているなぁ!という気分になる1曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=w1bv6zsnaGU

「Be A Man」
オススメその1。J.C. Bentleyの女性ヴォーカルをフィーチャー。ひと捻り効かせたラテン・フレイヴァーがいい感じです。

「Kiss It Right」
ジャジー・ソウルな中にOmarらしいスパイスが効いています。 Omar自身が弾くベースラインが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=bd5P40OqAr4

「Get It Together」
オススメその2。モロに僕好みのメロウ・ボッサ・ソウル。ブラジリアン・フレイヴァーも昔からOmarの得意技ですよね。
http://www.youtube.com/watch?v=aH-k13Z-owo

「Your Mess」
Omar流ファンク・チューン。グイグイと推進力のあるファンク・サウンドで突き進みます。ホーン隊も盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=00z1NyVkHGY

「All For Me」
Angie Stone参加の1曲目。ネオ・ソウルな仕上がりはAngie姐さんにもマッチしています。
http://www.youtube.com/watch?v=33nC3JFhQiA

「It's So....」
オススメその3。Nu Jazz/クロスオーヴァー好きの人がグッてくるであろう1曲。アフロ・ファンク・テイストのパーカッシヴな疾走感が僕好みです。ホーン隊も盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=qYLxZdBLz-I

「Gimme Sum」
オススメその4。Common参加曲。他にもAshman、Canitbe、Rodney Pのラップがフィーチャーされています。Herbie Hancockにインスパイアされたというブリブリのシンセ・ベースが唸るジャズ・ファンクなトラックをバックに、Commonがらしいフロウを聴かせてくれます。

「Feeling You」
オススメその5。Stevie Wonder参加曲(vo、key)。ライトタッチな疾走感が心地好いキャッチーなソウル・チューン。Glen Nightingaleのギターも印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=wuFZYD8O1iQ

「Lay It Down」
オススメその6。当ブログでも紹介した期待のUK女性R&Bシンガー/ラッパーEstelleをフィーチャー。哀愁モードのソウル・チューンにEstelleのラップが絡みます。
http://www.youtube.com/watch?v=rMFImq-YkRI

「I Want It」
シンプルながらもスペイシーな音空間に魅了される1曲。

「Stylin'」
Angie Stone参加の2曲目。黒いグルーヴでゴリゴリ押してきます。
http://www.youtube.com/watch?v=jf-ADMu1THQ

「Ghana Emotion」
オススメその7。ラストはリズミックなメロウ・チューン。アフロな中にもメロウな味わいが漂うのがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=DmWeGXMCrHE

僕が保有するのは輸入盤CDですが、国内盤CDには「Gimme Sum」の別ヴァージョン(Commonのラップをフィーチャーしたもの)が収録されています。

『There's Nothing Like This』(1990年)
There's Nothing Like This
posted by ez at 02:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする