発表年:1977年
ez的ジャンル:ライト感覚ファンキー&メロウ
気分は... :自分を戒める
なでしこジャパン関連のニュースでは、なでしこDF熊谷選手のツイッター問題が話題になっていますね。
投稿した男子大学生とやらには、それ程悪気はなかったのかもしれませんが、やっていることだけ見れば芸能記者やパパラッチと同じですよね。
今回の問題に限らず、ツイッターやブログ等のソーシャル・メディアにおける"メディア・リテラシー"が、ずっと気になっています。
自分の何気ない投稿が、他人を傷つけたり、迷惑をかけたり、他人のプライバシーを侵害する可能性があることを十分考慮しなければいけませんよね。一度情報を流してしまえば、物凄いスピードで多くの人に伝播してしまうソーシャル・メディアの特性を踏まえればなおさらです。
わざわざ書かずとも、このような事は殆どの人がわかっているはずだと思います。一方で、あまりにソーシャル・メディアが身近になりすぎて、感覚が麻痺している部分があることも事実だと思います。
僕自身もブロガーの一人として戒めたいと思います。。
熊谷選手のツイッター問題の陰であまり話題になっていませんが、男子サッカーではロンドン五輪男子日本代表の秘密兵器として期待されていた指宿選手のセビージャ移籍が決まりましたね。当面はBチームでのプレーとなる模様でリーガ・デビューは先かもしれませんが、ますます期待が高まります。
何とか国内組で予選を突破し、五輪本番では宇佐美、宮市、指宿という海外組が合流してパワー・アップ!なんてシナリオを勝手に描いてしまいます。
今日はCrackin'の4thアルバム『Special Touch』(1978年)の紹介です。
サンフランシスコを拠点に活躍した白人黒人混合のファンク・グループCrackin'の紹介は、2nd『Makings Of A Dream』(1977年)に続き、2回目となります。
Michael Omartianプロデュースによる本作『Special Touch』は、AORファンにはお馴染みの1枚ですね。
前作『Crackin'』(1977年)からMichael Omartianを迎えましたが、グループとOmartianのタッグが進み、よりAOR色の強い仕上がりになっています。
本作におけるメンバーは、Arno Lucas(vo、per)、Leslie Smith(vo、per)、Bob Bordy(g)、Brian Ray(g)、G. T. Clinton(key、syn)、Rick "Cheese" Chudacoff(b)、Peter Bunetta(ds、per)。
それ以外にJay Graydon(prog)、Ernie Watts(sax、fl)、Gayle Levant(harp)等がゲストで参加しています。
個人的には『Makings Of A Dream』が一番好きですが、完成度という点では本作に軍配が上がるかもしれませんね。ツボを押さえた曲作り、演奏に感心することしきりです。ファンキーさとメロウネスのバランスが抜群ですね。個人的には全編を通して、Rick Chudacoffのベースに魅了されます。
グループは本作を最後に解散し、Rick Chudacoff、Peter Bunettaの二人は、Robbie Dupreeの1st『Robbie Dupree』をはじめプロデューサー・チームとして活躍しました。Leslie Smithは、その>Rick Chudacoff & Peter Bunettaのプロデュースにより、ソロ・アルバム『Heartache』(1982年)をリリースしています。
ジャケのイメージ通り、夏にピッタリの爽快ファンキー&メロウを満喫しましょう。
全曲紹介しときやす。
「Double Love」
オススメその1。Arno Lucas/Bob Bordy/Michael Omartian作。ファンキー・リズム&ハッピー・コーラスで盛り上がるオープニング。アルバムで一番のお気に入り。ファンキーかつ爽快というのは魅力ですね。
「Too Young」
オススメその2。Arno Lucas/Bob Bordy/Michael Omartian/Rick Chudacoff作。この曲も大好き!Crackin'のセンスの良さを実感できる1曲ですね。小粋なサウンドと切ないヴォーカル&コーラスにグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=Cn_cgSZsdkM
「Heavenly Day」
オススメその3。Arno Lucas/Bob Bordy/Michael Omartian/Rick Chudacoff作。AOR好きの方はぐっとくるであろうアーバンなファンキー・メロウです。
「Nobody Else」
オススメその4。Robbie Dupree作。『Robbie Dupree』におけるRobbie自身のヴァージョンでご存知の方も多いと思います。個人的にはCrackin'ヴァージョンの方が好きですね。
http://www.youtube.com/watch?v=083eioEmqfQ
「I Could Be Anything」
G.T. Clinton/Peter Bunetta作。ファンキー&メロウなミッド・グルーヴ。演奏面でもG.T. Clintonが大活躍です。ツボを押さえた作りに感心してしまいます。
「I Can't Wait Forever」
Arno Lucas/Bob Bordy/Rick Chudacoff/Peter Bunetta作。ファンキー・リズムでグイグイ迫ってくる1曲。女性コーラス隊も加わり、華やかに盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=nZ2-NLnIXOg
「In Between」
Michael Omartian/Stormie Omartian作。Michael Omartianらしいアーバン・モードのバラード。
「Don't Cha Love Me」
オススメその5。J. Carter/R. White/Arno Lucas/Leslie Smith作。ライト&メロウなサマー・グルーヴ。女性コーラス隊も加わった爽快な仕上がりが今の季節にピッタリ!爽快といってもCrackin'らしいファンキーさも兼ね備えています。
「On The Wing」
オススメその6。J. Carter/R. White/Leslie Smith作。メロウなイントロからグッとくるミディアム・スロウ。サンセット・モードが似合いそうですね。
「Kalalee」
Arno Lucas/Peter Bunetta作。ラストはロマンティックなバラードで締め括ってくれます。Gayle Levantのハープ、Ernie Wattsのフルート&サックスとゲスト陣が盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=-OYVFhbupwU
『Makings Of A Dream』(1977年)
『Crackin'』(1977年)