2011年07月26日

Sheila Landis『Guess I'll Call It Love』

夏らしい女性ジャズ・ヴォーカル作品☆Sheila Landis『Guess I'll Call It Love』
Guess I’ll Call It Love
発表年:1981年
ez的ジャンル:ローカル系女性ジャズ・ヴォーカル
気分は... :チームづくりって難しい!

「ウルグアイ対パラグアイ」のコパ・アメリカは、先制、中押し、ダメ押しというの完璧な試合運びで見事ウルグアイが南米王者に輝きました。

終わってみれば、最も成熟したチームがNo.1になったという印象ですね。
やはり、ウルグアイの戦いぶりを観てしまうと、アルゼンチン、ブラジルはチームとしての成熟度が欠けていたと言わざるを得ませんね。

ただし、ウルグアイはもうこれ以上伸び代がないチームという印象も受けます。
逆にブラジルあたりは2014年の地元ブラジルW杯に向けて、ネイマール、パト、ガンソといった若手スターを中心に据えたチームの成長が期待できそうです。アルゼンチンはメッシをどう生かすのかという命題の解答が見出せない限り、まだまだ迷走が続きそうですが・・・

ある程度チームの成熟は必要であるが、伸び代も残しておかねばならず、新たな刺激も必要となる・・・サッカーのチームづくりって難しいですね。サッカーに限らず組織づくりってそうですが・・・

今回は夏らしい女性ジャズ・ヴォーカル作品Sheila Landis『Guess I'll Call It Love』(1981年)です。

Sheila Landisはデトロイト出身の女性ジャズ・シンガー。

1981年に自身のレーベルSheLan Recordsよりデビュー・アルバム『Jazz Rendezvous』をリリースし、その後も『Guess I'll Call It Love』(1981年)、『Bebop Angel』(1982年)、『Singer/Songwriter』(1983年)、『G-Gosh!』(1985年)等コンスタントに作品をリリースしています。

ローカルな女性ジャズ・シンガーのSheila Landisですが、こうしたアーティストの作品が発掘され国内盤CDとして聴くことができるのは有難いことですね。

本作『Guess I'll Call It Love』はSheila Landisの2ndアルバムであり、正式にはSheila Landis And Her Bandits Of Bebop名義の作品であり、Sheila Landis(vo、per)以下、David Reinstein(sax、fl)、Gary Blumer(p、el-p)、Eddie Nuccilli(flh)、Joe Lo Duca(g、el-g)、Kendon Everts(ds)、Gary Leach(b、el-b)というメンバーでレコーディングされました。

内容的には小粋なスウィンギー・ジャズとブラジリアン・フレイヴァーの作品から構成されています。やはり、ブラジリアン・フレイヴァーの作品が気になってしまいますが、小粋なスウィンギー・ジャズも楽しげでグッドです。

夏の夜は女性ジャズ・ヴォーカルなのていうのも乙なのでは?

全曲紹介しときやす。

「Guess I'll Call It Love」
オススメその1。ブラジリアン・フレイヴァーのオープニング。軽快なSheilaのスキャットが爽快に駆け巡ります。

「Lonely Wine」
本作で唯一のSheilaのオリジナルではない曲(Scott Durbin作)。気だるくブルージーな雰囲気がいい感じです。まさにワインでホロ酔い気分といったところです。
http://www.youtube.com/watch?v=KvHj5AseSZY

「Mythica」
オススメその2。ヒンヤリ・モードのアコースティック・ワルツ。幻想的なムードがいいですね。フルートの音色も涼しげです。

「There's Never Enough There For Me」
オススメその3。ワルツ調の小粋なヴォーカル&演奏を楽しめます。David Reinsteinのサックスが心地好く響き渡ります。
http://www.youtube.com/watch?v=HaxG0bY-j9U

「Talk Dirty To Me」
オススメその4。アーバン・テイストのジャジー・ソウル。エレピを中心としたメロウ・サウンドはAORファンあたりにも好まれそうなです。

「Cole's Eye View」
ジャズ・サックス奏者Richie Coleに捧げられた1曲。スウィンギーに疾走します。

「Love Robs Your Reason」
美しくロマンチックなバラード。艶やかなSheilaのヴォーカルを満喫しましょう。

「Where You Gonna Put Your Blues?」
女性ジャズ・ヴォーカル作品らしい1曲。落ち着いた大人のブルージー感がいいですね。

「Parenthe-Seizure」
オススメその5。本作のハイライト。スウィンギー&ボッサな仕上がりがSheila Landisらしいのでは?クラブ・ミュージック好きにはLes Gammasによるリミックスもお馴染みですね。
http://www.youtube.com/watch?v=9iJ-FRQG6BI

CDにはボーナス・トラックとして、小粋なボッサ・ジャズ「Starlights, The Song That's In Your Eyes」が追加収録されています。同曲はデビュー・アルバム『Jazz Rendezvous』に収録されていた曲です。ボートラですが個人的には本作で一番好きな曲であり、オススメその6としてプッシュします(笑)

興味がある方はSheila Landisの他作品もチェックを!

『Bebop Angel』(1982年)、
Bebop Angel

『Singer/Songwriter』(1983年)、
Singer/Songwriter

『Colors Of Brazil』(2001年)、
Colors of Brazil
posted by ez at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする