2011年07月28日

Opolopo『RF Presents Opolopo』

爽快ハウス/ブロークンビーツが心地好い☆Opolopo『RF Presents Opolopo』
RF プレゼンツ・オポロポ
発表年:2007年
ez的ジャンル:爽快ハウス/ブロークンビーツ
気分は... :今週はハウス漬けです・・・

いろいろワケあって、ここ1週間はハウスをよく聴いています。
その流れで今回はハウス作品をセレクト。

スウェーデン在住のクリエイターOpolopoをフィーチャーしたコンピ・アルバム『RF Presents Opolopo』(2007年)です。

これは日本でも大人気のハウス・クリエイターRasmus Faberがお気に入り作品、アーティストを紹介するRF Presentsシリーズの第3弾です。

ちなみに、第1弾は『RF Presents Simon Grey』(2007年)、第2弾は『RF Presents Far Into The Sun (Summer Selection) 』(2007年)、第4弾は『RF Presents Richard Earnshaw』(2008年)です。

オーストラリア出身のSimon Greyは、当ブログでも紹介したReel Peopleによるコンピ・アルバム『Reel People Presents Golden Lady』でもフィーチャーされていました。UK出身のハウス・クリエイターRichard Earnshawは最新作『In Time』が最近国内リリースされました。

さて、本作の主役Opolopo(本名:Peter Major)はハンガリー出身、スウェーデン在住のクリエイター。2003年にアルバム『Omnifarious』をリリースしています。

Simon Greyを介してRasmus Faberと交流を持つようになり、RF Presentsシリーズに抜擢された模様です。

本作『RF Presents Opolopo』では、Opolopo名義の楽曲に加え、他アーティスト作品のOpolopoによるリミックスも収録されています。

全曲ヴォーカル入りのハウス/ブロークンビーツですが、随所に70-80年代ジャズ、フュージョン、ディスコ、ソウル等の影響が感じ取られます。このあたりはキーボード奏者であった父親の影響で、70-80年代ジャズ、フュージョン、ソウル等に慣れ親しんできたことに拠るもののようです。

全体的には、全曲ヴォーカル入りということもあり、実に聴きやすいハウス/ブロークンビーツ作品に仕上がっています。Rasmus Faber作品にも通じる爽快感がアルバムを貫いているのがいいですね。

こういう作品であれば、"踊る"目的がなくても"聴く"だけで楽しめると思います。

全曲紹介しときやす。

「Street Lights (Laser Beam Mix)」
Opolopo Feat. Amalia。オープニングはAmaliaをフィーチャー。Amalia(Amalia Townsend)はロンドンを拠点に活動するカナダ出身、イギリス人とフィリピン人の両親を持つ女性シンガー。Sekoyaというアフロ・ファンク・グループのメンバーとしても活動していたようです。本曲はAmaliaのエモーショナルなヴォーカルの魅力を生かした、レーザー・ビームなブギー・ディスコに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=SN8tl59Iu54

「Close To Paradise (Opolopo Remix)」
Bennson Feat. Karl Wagner。オーストラリア人アーティストBennsonの作品をOpolopoがリミックス。スペイシーな中にも爽快感が漂うハウス・チューン。フュージョン・テイストのリズムが実に心地好いですね。
http://www.youtube.com/watch?v=doBRzrcYpfA

「Life's A Dance (After Hours Glide Mix)」
Opolopo Feat. Amalia。Amaliaをフィーチャーした2曲目。2006年に12" でリリースした楽曲のリミックス。オリジナルをより聴きやすくした爽快かつキャッチーなリミックスです。
http://www.youtube.com/watch?v=U2odIu7A6BQ

「Keep Walking (Opolopo Remix)」
Chamade Beat Feat. Mpho Skeef。Burt Bacharach作の名曲「Walk On By」にインスパイアされたOpolopoのリミックス。メロウネス漂うブロークンビーツに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=Xw9adnVoh9U

「All Systems Down」
Opolopo Feat. Amalia。Amaliaをフィーチャーした3曲目。OpolopoとAmaliaの相性の良さが実感できるフューチャー・ソウル。ライナーノーツで"Chaka Khanを彷彿させる"と評されたAmaliaのヴォーカルですが、本曲などは正にChaka Khanばりのヴォーカルを堪能できます。
http://www.youtube.com/watch?v=9f4gcK-VbmI

「Deeper Love」
Opolopo Feat. Stephanie Renee。夏の危険な恋といった雰囲気のブギー・ソウル。セクシー&ソウルフルなStephanie Reneeのヴォーカルに惹かれます。
http://www.youtube.com/watch?v=vduG-nv8pis

「I Do」
Opolopo Feat. Amalia。Amaliaをフィーチャーした4曲目。ネオ・ソウルな雰囲気も漂う哀愁メロウなミディアム・スロウです。
http://www.youtube.com/watch?v=ia6pJyubrdw

「Too Small (Skint Mix)」
Opolopo Feat. Anna Sise。1stアルバム『Omnifarious』収録曲のリミックス。ブリブリベースにスペイシーなシンセという本作らしい仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=mIqzs72zc_E

「Sweatin' Bullets」
Opolopo Feat. Amalia。Amaliaをフィーチャーした5曲目。80年代エレクトリック・ファンクのエッセンスを巧みに取り入れたブロークンビーツ。
http://www.youtube.com/watch?v=GxdwcPaqO1E

「Madness (Reach For The Stars Mix)」
Opolopo Feat. Nadine Francois。個人的には一番のお気に入り。80年代ガラージ・サウンドを流れを汲みつつ、21世紀らしいスタイリッシュなセンスで聴かせてくれます。この手のタイプの曲に弱いんです(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=_sC0LFKjAGQ

「Tickled Zinc (Opolopo Remix)」
Sugar Beats。UKのグループSugar Beatsの楽曲をOpolopoがリミックス。ブラジリアン・フュージョン+ブロークンビーツな仕上がり。駆け巡るシンセ・サウンドが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=HP3STSasAG0

「Under The Radar」
Opolopo Feat. Amalia。Amaliaをフィーチャーした6曲目。80年代テイストのシンセ・サウンドが印象的なエレクトリック・ソウル。
http://www.youtube.com/watch?v=6KKZF-1FleQ

「Trips To The Moon」
Opolopo Feat. Ed Blak。ラストはダウンテンポのソウル・チューン。ネオソウル風の仕上がりがいい感じです。

興味のある方は他のRF Presentsシリーズもチェックを!

『RF Presents Simon Grey』(2007年)
RF プレゼンツ・サイモン・グレイ

『RF Presents Far Into The Sun (Summer Selection) 』(2007年)
RFプレゼンツ・ファー・イントゥ・ザ・サン-サマー・セレクション

『RF Presents Richard Earnshaw 』(2008年)
RF プレゼンツ・リチャード・アーンショー

Richard Earnshawについては、前述のように最新作『In Time』が国内リリースされたばかりです。僕のiPodのヘビロテになっており、近々ブログでも取り上げたいと思います。
posted by ez at 10:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする