2011年08月03日

Loose Ends『The Real Chuckeeboo』

ジャケが夏らしくて好きです!☆Loose Ends『The Real Chuckeeboo』
Real chuckeeboo
発表年:1988年
ez的ジャンル:ライトタッチ系UKファンク
気分は... :オンガクタノシー!

昨晩は音楽好きの後輩と自由が丘で飲んでいましたが、振り返ると殆ど音楽の話しかしていませんでした。さらに音楽好き向けの小粋なバーも開拓でき、楽しみが増えました。仕事の話を一切せず、音楽の話で盛り上がるのはいいですね。

今回はUKのファンク/ソウル・グループLoose Endsの4thアルバム『The Real Chuckeeboo』(1988年)です。

Steve NicholCarl McIntoshJane Eugeneの3人組Loose Endsの紹介は、1st『A Little Spice』(1984年)、3rd『Zagora』(1986年)に続き3回目になります。

ジャケからして夏らしいバカンス・モードでいいですよね。

『A Little Spice』(1984年)、『So Where Are You』(1985年)、『Zagora』(1986年)という、それまでの3枚のアルバムではNick Martinelliが全面プロデュースしてきましたが、本作『The Real Chuckeeboo』では2曲を手掛けるに止まり、残りはSteve NicholCarl McIntoshというメンバー2人がプロデュースしています。また、"ミスター・メロウネス"Leon Wareがプロデュースに参加している曲もあります。

さらにCaron WheelerCarroll Thompson、Juliet RobertsといったUKの歌姫たちがゲスト参加しています。

Loose Endsらしいライトタッチなブラコン/ファンク・サウンドを楽しめる1枚です。全体的にJam & Lewis的なサウンドが多いですかね。

ジャケに惹かれたぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Watching You」
アルバムからの2ndシングル。全米R&Bチャートで第2位となりました。良くも悪くも80年代後半らしい打ち込みサウンドですが、ブラコン好きにはメロディも含めて捨て難い魅力があります。
http://www.youtube.com/watch?v=szNyu42bruo

「(There's no) Gratitude」
Loose Endsらしいライト感覚のブラコン。Jane Eugeneの艶やかなヴォーカルがいいですね。ダミ声で絡んでくる男性コーラスもいいアクセントになっています。
http://www.youtube.com/watch?v=rOBKEZ8qv0E

「The Real Chuckeeboo」
「Tomorrow」「Mr. Bachelor」「You've Just Got to Have It All」の3曲で構成される11分に及ぶファンク・チューン。このうち「Mr. Bachelor」はアルバムからの1stシングルになっています。
http://www.youtube.com/watch?v=nv7w6wpMJU0

「Mr. Bachelor」
http://www.youtube.com/watch?v=Ifv-n_p5C6o

「Life」
このファンク・チューンもシングルになりました。ヴォーカルが少しラガ調なのが面白いですね。
http://www.youtube.com/watch?v=wJJnFF44vLo

「What Goes Around Comes Around」
僕の一番のお気に入り。アーバン・ナイトなブラコン・サウンド満喫できるメロウ・チューン。サウンドをやや抑え気味にして、ヴォーカルをしっかり聴かせてくれるのがグッド!

「Easier Said Than Done」
"ミスター・メロウネス"Leon Wareがプロデュース&ソングライティングで参加しています。勿論メロウネスたっぷりの仕上がりです。ジャケ・イメージをそのままサウンドにしたような哀愁メロウを満喫できます。
http://www.youtube.com/watch?v=sDzu2xQn3EU

「What Goes Around Comes Around」「Easier Said Than Done」というメロウなブラコン2連発が僕のハイライトです。

「Hungry」
哀愁メロディでグイグイと押してきます。
http://www.youtube.com/watch?v=WRhKgWDMF0E

「Is It Ever Too Late?」
前述のハイライト2曲に次ぐ僕のお気に入り。Loose Endsらしいライト&メロディアスなシンセ・ファンクです。
http://www.youtube.com/watch?v=8AlFloDmEB8

「Remote Control」
Jam & Lewis風サウンドにエキゾティックなスパイスを効かせた雰囲気の仕上がり。
http://www.youtube.com/watch?v=4uh2t-uQ08E

「Until a Tear Becomes a Rose」
ロマンチックなバラード。ヴォーカル・メインでしっとりと聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=ISgt7WTJktk

「Too Much」
打ち込みリズムが少しうっとうしいですが、落ち着いたミディアム・スロウです。

「Johnny Broadhead Pt. 2」
ラストはクールに締め括ってくれます。

Loose Endsの過去記事もご参照下さい。

『A Little Spice』(1984年)
A Little Spice

『Zagora』(1986年)
Zagora
posted by ez at 11:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月02日

Azimuth『Azimuth』

ブラジルを代表するフュージョン・グループAzymuthのデビュー作☆Azimuth『Azimuth』
Azimuth
発表年:1975年
ez的ジャンル:ブラジリアン・フュージョンの草分け
気分は... :今日と明日が出会う時・・・

今回はブラジルを代表するクロスオーヴァー/フュージョン・グループAzymuth(Azimuth)のデビュー・アルバム『Azimuth』です。

Azymuth(Azimuth)は1971年頃に知り合ったJose Roberto Bertrami(key)、Alexandro(Alex) Malheiros(b)、Ivan Conti(ds)によって結成されたグループ。当初はAzimuthというスペルでの表記でした。

グループ名はMarcos ValleがNovelliと共作した楽曲「Azimuth」に由来しています。

グループは1975年にデビュー・アルバム『Azimuth』をリリース。2ndアルバムとなる『Aguia Nao Come Mosca』(1977年)より、"i"を"y"に改めたAzymuthという表記になりました。

日本では、2nd『Aguia Nao Come Mosca』収録の「Voo Sobre O Horizonte」、3rd『Light As A Feather』(1979年)収録の「Fly Over The Horizon (Vôo Sobre O Horizonte)」、4th『Outubro 』(1980年)収録の「Outubro 」といった楽曲が、NHK-FMの人気番組『クロスオーバーイレブン』のオープニング/エンディングに使われたことで、一気にその知名度が上がりました。

「Voo Sobre O Horizonte」(From 『Aguia Nao Come Mosca』)
 http://www.youtube.com/watch?v=fvAL2nS7yAw
「Fly Over The Horizon (Voo Sobre O Horizonte)」
 (From 『Light As A Feather』)
 http://www.youtube.com/watch?v=iq8wAlookHA
「Outubro」(From 『Outubro 』)
 http://www.youtube.com/watch?v=H8KGlYqmhDY

その後もコンスタントに作品をリリースしていたAzymuthでしたが、1988年にBertramiがグループを脱退し、後釜としてJota Moraesがグループに加入しています。さらにMoraesが抜けた後にはMarinho Boffaがグループに参加していました。

1996年にBertramiがグループに復帰し、その後はオリジナル・メンバー3名で今日までコンスタントに活動し続けています。

これまで当ブログでは、Azymuthが参加したMarcos Valle『Previsao Do Tempo』Jazzanova『Of All The Things』Marcos Valle E Celso Fonseca『Pagina Central』や、Alex Malheirosの娘Sabrina Malheiros『New Morning』といった作品を紹介してきましたが、ようやくAzymuth本体の作品を紹介することができます。

一定年齢以上のクロスオーヴァー/フュージョン・ファンには『クロスオーバーイレブン』のイメージ(特に「Fly Over The Horizon」)が強いグループかもしれませんね。一方、若いリスナーはクラブ方面での再評価からAzymuthに興味を持った方が多いのかもしれません。

僕も年代的には『クロスオーバーイレブン』世代であり、実際に番組やオープニングの「Fly Over The Horizon」はよく聴いていました。しかしながら、『クロスオーバーイレブン』を懐かしんでAzymuthを聴きたいというよりも、若いリスナーからも高い支持を得ているAzymuthを再確認したいというニーズの方が強いですね。

その意味でデビュー・アルバム『Azimuth』(1975年)は僕のニーズにマッチした1枚です。派手なシンセ・サウンドは控えめで、ブラジルらしさが強調されたメロウ・サウンドの楽曲が多いのがいいですね。

再発CDの中にはリミックス盤の付いた2枚組CDもあります。

『Azimuth』(リミックス盤付2枚組)
Azymuth

なお、本作ではJose Roberto Bertrami(key)、Alex Malheiros(b)、Ivan Conti(ds)の3名に加え、Arinvaldo Contesini(per)もメンバーとしてクレジットされています。

クール&メロウなブラジリアン・フュージョンは実に涼しげです。

全曲紹介しときやす。

「Linha Do Horizonte」
オススメその1。Paulo Sergio Valle/Luis Alberto Del Parana作。メロウ・サウンドと爽快ヴォーカルが魅力のオープニング。フュージョン・ファン以上にブラジル音楽ファンがグッとくるメロディアスな仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=QphbSRFWKxE

「Melo Dos Dois Bicudos」
Alex Malheiros/Ivan Conti/Jose Roberto Bertrami作。ブラジルのグループらしいジャズ・ファンク・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=5ucP95nML9Y

「Brazil」
オススメその2。Alex Malheiros/Ivan Conti/Jose Roberto Bertrami作。Bertramiのフェンダー・ローズのメロウな響きが心地好い1曲。
http://www.youtube.com/watch?v=nrG0cqnCOEY

「Faca De Conta」
オススメその3。Jose Roberto Bertrami作。僕のど真ん中のブラジリアン・メロウ・グルーヴ。メロウなフュージョン・サウンドと幻想的なヴォーカルにグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=xWkEw3x_BAM

「Caca A Raposa」
Alex Malheiros/Ivan Conti/Jose Roberto Bertrami作。壮大なスケール感を持ったジャズ・ファンク・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=RqLg0f0vF7I

「Estrada Dos Deuses」
Alex Malheiros/Ivan Conti/Jose Roberto Bertrami作。ブラジリアン・リズムとスペイシーなシンセが印象的な仕上がり。

「Esperando Minha Vez」
オススメその4。Alex Malheiros/Thereza Malheiros作。サンバのリズムが心地好く響く、ヴォーカル入り爽快フュージョン。涼しげなサウンドは素麺のようにツルっといけちゃいます(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=frIWN4jbaNc

「Montreal City」
オススメその5。Jose Roberto Bertrami作。クールなミッド・チューン。ダバダバ・スキャットとソウルフルなサウンドがグッド!

「Manha」
Jose Roberto Bertrami作。ブラジリアン・メロウ・フュージョンらしい1曲。エレピのメロウ感と幻想的なシンセがAzimuthらしいのでは?

「Periscopio」
Alex Malheiros/Ivan Conti/Jose Roberto Bertrami作。ラストは骨太なロック調の仕上がり。何の情報もなく本曲を聴いても絶対Azimuthだとは思わないのでは?

『Aguia Nao Come Mosca』(1977年)
Aguia Nao Come Mosca

『Light As A Feather』(1979年)
ライト・アズ・ア・フェザー

『Outubro』(1980年)
オウトゥブロ

『Cascades』(1982年)
キャスケイズ
posted by ez at 02:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月01日

Innocence『Build』

クールなグラウンドビートでヒンヤリ☆Innocence『Build』
Build
発表年:1992年
ez的ジャンル:グラウンドビート系UKクラブ・ミュージック
気分は... :クール・サウンドで暑さ対策!

サッカー男子のブラジルW杯アジア3次予選の組み合わせが決まりましたね。
最終予選ではないので、余裕で勝ち抜けるでしょ!なんて思っていましたが、いざ対戦国が決まるとそんな余裕はない感じがしてきました。

ウズベキスタン、シリア、北朝鮮という相手は日本より格下ですが、決して侮れない相手だと思います。長丁場の予選期間中に、海外組が多くなった日本代表が、果たしてベスト・メンバー、ベスト・コンディションで臨めるのかという点で不安が残ります。また、チーム力で大躍進した女子代表や、スター選手を揃えながらコパ・アメリカで惨敗したアルゼンチン代表を目の当たりにした後では、海外組が多く準備期間が少ない中でチーム力が向上するのかという点も心配ですね。

さて、今回は90年代に活躍したUKクラブ・ミュージックInnocenceの2ndアルバム『Build』(1992年)です。

Anna JolleyBrian HarrisMark Jolleyというプロダクション・チームがリード・ヴォーカルGee MorrisをフィーチャーしたInnocenceは、Soul II Soul的なグラウンドビートとダウンテンポ/チルアウトな音で90年代UKクラブ・ミュージックを盛り上げました。

グループは「Natural Thing」「Silent Voice」「Let's Push It」「A Matter Of Fact」等のシングル曲を収録したデビュー・アルバム『Belief』(1990年)、シングル「I'll Be There」を含む2nd『Build』(1992年)という2枚のアルバムをリリースしています。

グループ解散後、リード・ヴォーカルGee Morrisはソロ・アルバム『Gee Morris』(1994年)をリリースしています。

今日紹介する2ndアルバム『Build』(1992年)は、1st『Belief』ほどのインパクトはありませんが、90年代らしいUKクラブ・ミュージックを満喫できます。

特にシングル曲「I'll Be There」は、Soul II Soul好き、グラウンドビート好きにはたまりません。

クール&ファッショブルなUKクラブ・ミュージックは暑さ対策にピッタリですよ!

前作に続き、Billy Osborne(元L.T.D.、Jeffrey Osborneの兄弟)が数曲で参加し、プロダクションをサポートしています。

全曲紹介しときやす。

「Family Ties」
民族音楽のエッセンスも取り入れたオープニング。Enigmaあたりの影響があるかもしれません。
http://www.youtube.com/watch?v=RxrMLiZQ9Sg

「I'll Be There」
オススメその1。本作のハイライト。シングル・カットもされたファッショナブルなグラウンドビート。僕が本作を取り上げたのも本曲が聴きたかったからです。Gee Morrisのヴォーカルにはグラウンドビートが良く似合います。フルートの音色も涼しげ!Masters At Workによるリミックスもあります。
http://www.youtube.com/watch?v=yc6PVqPJS2k

「Build」
タイトル曲は美しいピアノの響きをバックに、Gee Morrisの切ないヴォーカルが胸に響くバラード。
http://www.youtube.com/watch?v=XEwtMFWFJiU

「Looking For Someone」
Mark Felthamのハーモニカと共にスタートする美しく切ない哀愁グルーヴ。ジャケのイメージそのままのヒンヤリ感がグッド!

「Solitude」
感動的なバラード。厚みのあるゴスペル調のコーラス隊も盛り上げてくれます。

「Family Ties (Reprise) 」
「Family Ties」のリプライズ。

「One Love In My Lifetime」
オススメその2。Diana Rossの1976年のシングルをカヴァー(アルバム『Diana Ross』収録)。Lawrence Brown/Leonard Perry/Terri McFaddin作。90年代UKクラブ・ミュージックらしいカヴァーに仕上がっています。Gee Morrisのヴォーカルも何所となくDiana Ross調です(笑)

「Promise Of Love」
オススメその3。クールなグルーヴ感は打ち水のような涼しさがあります。

「Hold On」
オススメその4。キャッチーなグラウンドビート。1st『Belief』がお好きな方であれば気に入る1曲だと思います。

「Respect」
避暑地で聴くと似合いそうなバカンス・モードの仕上がり。

「No Sacrifice」
オススメその5。サウンドのファッショナブル感が90年代のUKクラブ・ミュージックらしいですね。そんなサウンドに呼応してGee Morrisのヴォーカルも艶やかです。

「Build (Reprise) 」
タイトル曲のリプライズでアルバムは幕を閉じます。

1st『Belief』(1990年)もセットでどうぞ!

『Belief』(1990年)
Belief

ゴルフの全英女子オープンは昨日の僕の予想通り、ヤニ・ツェンが別次元の強さで逆転優勝しましたね。いやぁ、凄かった!
posted by ez at 02:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする