発表年:1988年
ez的ジャンル:ライトタッチ系UKファンク
気分は... :オンガクタノシー!
昨晩は音楽好きの後輩と自由が丘で飲んでいましたが、振り返ると殆ど音楽の話しかしていませんでした。さらに音楽好き向けの小粋なバーも開拓でき、楽しみが増えました。仕事の話を一切せず、音楽の話で盛り上がるのはいいですね。
今回はUKのファンク/ソウル・グループLoose Endsの4thアルバム『The Real Chuckeeboo』(1988年)です。
Steve Nichol、Carl McIntosh、Jane Eugeneの3人組Loose Endsの紹介は、1st『A Little Spice』(1984年)、3rd『Zagora』(1986年)に続き3回目になります。
ジャケからして夏らしいバカンス・モードでいいですよね。
『A Little Spice』(1984年)、『So Where Are You』(1985年)、『Zagora』(1986年)という、それまでの3枚のアルバムではNick Martinelliが全面プロデュースしてきましたが、本作『The Real Chuckeeboo』では2曲を手掛けるに止まり、残りはSteve Nichol、Carl McIntoshというメンバー2人がプロデュースしています。また、"ミスター・メロウネス"Leon Wareがプロデュースに参加している曲もあります。
さらにCaron Wheeler、Carroll Thompson、Juliet RobertsといったUKの歌姫たちがゲスト参加しています。
Loose Endsらしいライトタッチなブラコン/ファンク・サウンドを楽しめる1枚です。全体的にJam & Lewis的なサウンドが多いですかね。
ジャケに惹かれたぜひチェックを!
全曲紹介しときやす。
「Watching You」
アルバムからの2ndシングル。全米R&Bチャートで第2位となりました。良くも悪くも80年代後半らしい打ち込みサウンドですが、ブラコン好きにはメロディも含めて捨て難い魅力があります。
http://www.youtube.com/watch?v=szNyu42bruo
「(There's no) Gratitude」
Loose Endsらしいライト感覚のブラコン。Jane Eugeneの艶やかなヴォーカルがいいですね。ダミ声で絡んでくる男性コーラスもいいアクセントになっています。
http://www.youtube.com/watch?v=rOBKEZ8qv0E
「The Real Chuckeeboo」
「Tomorrow」 、「Mr. Bachelor」、「You've Just Got to Have It All」の3曲で構成される11分に及ぶファンク・チューン。このうち「Mr. Bachelor」はアルバムからの1stシングルになっています。
http://www.youtube.com/watch?v=nv7w6wpMJU0
「Mr. Bachelor」
http://www.youtube.com/watch?v=Ifv-n_p5C6o
「Life」
このファンク・チューンもシングルになりました。ヴォーカルが少しラガ調なのが面白いですね。
http://www.youtube.com/watch?v=wJJnFF44vLo
「What Goes Around Comes Around」
僕の一番のお気に入り。アーバン・ナイトなブラコン・サウンド満喫できるメロウ・チューン。サウンドをやや抑え気味にして、ヴォーカルをしっかり聴かせてくれるのがグッド!
「Easier Said Than Done」
"ミスター・メロウネス"Leon Wareがプロデュース&ソングライティングで参加しています。勿論メロウネスたっぷりの仕上がりです。ジャケ・イメージをそのままサウンドにしたような哀愁メロウを満喫できます。
http://www.youtube.com/watch?v=sDzu2xQn3EU
「What Goes Around Comes Around」、「Easier Said Than Done」というメロウなブラコン2連発が僕のハイライトです。
「Hungry」
哀愁メロディでグイグイと押してきます。
http://www.youtube.com/watch?v=WRhKgWDMF0E
「Is It Ever Too Late?」
前述のハイライト2曲に次ぐ僕のお気に入り。Loose Endsらしいライト&メロディアスなシンセ・ファンクです。
http://www.youtube.com/watch?v=8AlFloDmEB8
「Remote Control」
Jam & Lewis風サウンドにエキゾティックなスパイスを効かせた雰囲気の仕上がり。
http://www.youtube.com/watch?v=4uh2t-uQ08E
「Until a Tear Becomes a Rose」
ロマンチックなバラード。ヴォーカル・メインでしっとりと聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=ISgt7WTJktk
「Too Much」
打ち込みリズムが少しうっとうしいですが、落ち着いたミディアム・スロウです。
「Johnny Broadhead Pt. 2」
ラストはクールに締め括ってくれます。
Loose Endsの過去記事もご参照下さい。
『A Little Spice』(1984年)
『Zagora』(1986年)