2011年08月08日

Splendor『Splendor』

Philip Baileyプロデュース!夏モードのライト&メロウなファンク☆Splendor『Splendor』
スプレンダー(紙ジャケット仕様)
発表年:1979年
ez的ジャンル:ライト&メロウ系ポップ・ファンク
気分は... :嬉しいCD再発!

今回はEarth,Wind & FirePhilip BaileyがプロデュースしたSplendor『Splendor』(1979年)です。

Splendorは、Robertt Nunn(vo、key)、Billy Nunn(key)というNunn兄弟を中心に、Sasha Meeks(vo)、Lorenzo Shaw(ds)、Richard Shaw(b、vo)、Eric Salter(g)、Royal Lynch(sax、per)というメンバーで結成された7人組です。

メンバーのうち、Robertt NunnBilly NunnLorenzo ShawRichard Shawの4人は、Rick Jamesのバック・バンドStone City Bandのメンバーでした。

今日紹介する『Splendor』(1979年)はSplendor唯一のアルバムです。

1994年にCD化されましたが、その後入手しづらい状況が続いていました。今回、Verdine WhiteがプロデュースしたEW&Fの弟分的グループ
Pockets『Come Go With Us』(1977年)、『Take It On Up』(1978年)と共に紙ジャケ仕様でCD再発され、入手しやすくなりました。

僕の場合、1994年のCD化の際に本作を入手しましたが、EW&Fをさらにライト&メロウにした内容に魅了されました。EW&F的ポップ・ファンクとAOR/フュージョン的サウンドの中間くらいな感じが実に心地好いですね。また、紅一点Sasha Meeksのヴォーカルもアルバムを魅力的なものにしています。

プロデュースはPhilip BaileyとメンバーのRobertt Nunn。ゲスト・ミュージシャンとして、James Gadson(ds)、Melvin Webb(ds)、Nathan Watts(b)、Johnny Graham(g)、Paulinho Da Costa(per)等が参加しています。

サマー・モードの楽曲が多く、今の時期に聴くとフィットしますよ。

全曲紹介しときやす。

「All Night Long」
オススメその1。Robertt Nunn/Billy Nunn/Philip Bailey作。シングル・カットされたダンス・クラシック。EW&Fテイストのライト&ポップなファンク・チューンです。EW&F好きには鉄板の仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=um-ENcsQ9TA

「Special Lady」
オススメその2。Robertt Nunn/Eric Salter/Richard Shaw作。イントロのギター・カッティングにグッとくるメロウ・グルーヴ。このサマー・ブリーズなメロウネスはEW&Fでは聴けないですね。Splendorならではの魅力がよく出だ1曲だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=RsezmnMrFq0

「Always On Your Side」
Robertt Nunn作。ブラジリアン・フュージョン風のメロウ・グルーヴ。紅一点Sasha Meeksの伸びやかなヴォーカルが爽快に響き渡ります。

「Splendorland」
オススメその3。Robertt Nunn作。フリーソウル・クラシックとしてもお馴染みの1曲。サンセット・モードのロマンティックな仕上がり。AORファンもグッとくる1曲だと思います。Sasha Meeksのしっとりとしたヴォーカルがたまりません。
http://www.youtube.com/watch?v=uSEJd-NWjRU

「Take Me To Your Disco」
Robertt Nunn/Richard Shaw作。EW&Fテイストのディスコ・チューン。ライトな感覚が暑苦しくなくていいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=8BArhrHZgFo

「Sunny Side Up」
Robertt Nunn作。ライト&ポップなダンス・チューンです。悪くはないけど、他のダンス・チューンと比較すると少しこぢんまりとしているかも?
http://www.youtube.com/watch?v=w5k5tTWluJw

「Follow Your Dream」
Robertt Nunn作。Sasha Meeksのヴォーカルに魅了されるロマンティックなバラード。
http://www.youtube.com/watch?v=evrk77-hz1c

「A Brighter Day」
オススメその4。Robertt Nunn作。ライト&メロウな爽快ファンキー・グルーヴ。夏モードに浸れる1曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=2tOslh6zBAc

「Carnival」
James Gadson/Marlo Henderson/Nathan Watts/Philip Bailey作。ラストはブラジリアン・フレイヴァーのインスト・チューン。アルバムの中では少し浮いているように感じますが。

グループ解散後、メンバーのRobertt NunnBobby Nunn名義でソロ・アルバム『Second To Nunn』(1982年)、『Private Party』(1983年)をリリースしています。

Bobby Nunn『Private Party』(1983年)
Private Party

興味がある方はPockets『Come Go With Us』(1977年)、『Take It On Up』(1978年)もチェックを!

Pockets『Come Go With Us』(1977年)
平和の使者(紙ジャケット仕様)

Pockets『Take It On Up』(1978年)
戦士の凱旋(紙ジャケット仕様)
posted by ez at 02:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする