2011年09月01日

The Jazzinvaders『Blow!』

ラテン/ブラジリアンなクラブジャズ好きの方には鉄板な1枚☆The Jazzinvaders『Blow!』
ブロウ!
発表年:2008年
ez的ジャンル:オランダ産クラブジャズ
気分は... :拝啓 ○○様・・・

気付けば、9月へ突入・・・
今年の夏はいろいろと消化不良なことが多かったかも?

そんなモヤモヤを吹き飛ばすために(?)
昨日は仕事帰りに某中古CDショップのファイナルサマーセールへ・・・

今回はジャズ/レア・グルーヴ館とクラブミュージック館を集中的にチェックしてきました。特にクラブミュージック館で格安品をさらに値引きで多数入手でき、大満足で帰路につくことができました。久々にクラブミュージック館へ行きましたが、他の館とは異なる独特の雰囲気が好きだったりします(笑)

今回はオランダのニュー・ジャズ・コンボThe Jazzinvadersの2ndアルバム『Blow!』(2008年)です。

The Jazzinvadersの紹介は3rdアルバム『Three』(2010年)に続き2回目となります。

本作『Blow!』(2008年)は、デビュー作『Up & Out』(2006年)に続く2ndアルバムです。

以前に紹介した3rd『Three』は、70年代フュージョンの影響が強いアダルト・オリエンティッド・フュージョンで楽しませてくれました。一方、本作『Blow!』ではデビュー作『Up & Out』の流れを汲み、60年代ハードバップの影響が強く、かつラテンのエッセンスを存分に取り入れたスタイリッシュなクラブジャズ・サウンドを満喫できます。

本作におけるメンバーはLinda Bloemhard(vo)、Rolf Delfos(as、bs)、Tom Beek(ts)、Jan van Duikeren(tp、flh)、Erwin Hoorweg(p、org)、Phil Martin(ds、per)という6名。前作でメンバーでったMarius Beets(b)はゲスト扱いでの参加となり、前作にゲスト参加していた紅一点のヴォーカリストLinda Bloemhard(vo)が正式にメンバーに加わっています。

女性ヴォーカリストを正式にメンバー加えたように、前作以上にヴォーカルを重視した作品に仕上がっています。

プロデュースはリーダーのPhil Martinが務めています。

ラテン/ブラジリアンなクラブジャズ好きの方には鉄板な1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「The Sun In Motion」
オススメその1。オープニングは、ニュー・ジャズらしく格好良くキメてくれます。ラテンの軽快さとハードバップなスリリング感が満喫できます。

「Day By Day」
オススメその2。オランダ人男性シンガーFrank Montisがゲスト参加しています。ボッサ・ジャズ調のサウンドをバックに、Frank Montisが男臭い激シブ・ヴォーカルを聴かせてくれます。ホーン隊のアンサンブルもなかなかグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=htdZe1p2Cq8

「Perugia」
オススメその3。クラブジャズ好きにはたまらない高速ラテン・ジャズ。僕が大好きなパーカッション乱れ打ちパターンですっ!
http://www.youtube.com/watch?v=h27V1wbg93A

「Max Roach」
オススメその4。2007年に亡くなった偉大なジャズ・ドラマーMax Roachに捧げられたブーガル調の仕上がり。Linda Bloemhardのキュートな女性ヴォーカルが華やかなでいいですね。終盤のホーンの掛け合いもグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=mYZ1Fh8yLt8

「Art Mbekie」
The New MastersoundsのギタリストEddie Robertsがゲスト参加しています。前曲がMax Roachならば、こちらはArt Blakeyを意識したものでっしょうか?アフロ・ジャズな仕上がりが印象的です。

「Broad Minds」
オススメその5。小粋なセンスのラテン・ジャズ。熱くなりすぎずクールにラテン・ジャズを聴かせてくれるのがJazzinvadersらしいですね。

「Blow!」
タイトル曲は、Linda Bloemhardのヴォーカルを満喫できる哀愁モーダル・チューン。

「Cancao Pequena」
オススメその6。Nicole Conte関連作品でも知られるイタリア人女性シンガーStefania Dipierroがゲスト参加しているブラジリアン・ジャズ。僕の一番のお気に入り曲です。

「Waltz Of Glory」
オススメその7。エレガントなワルツ・ジャズ。Linda Bloemhardのヴォーカルもクールでいい感じです。ハモンド・オルガンの音色もいいアクセントになっています。

「Back To Edirne」
エキゾチックなラテン・チューン。妖しい魔力が漂います!

「What The Bleep」
オススメその8。ラストはLinda Bloemhardの生き生きとしたヴォーカルの魅力を前面に打ち出したソウル・ジャズで締め括ってくれます。グループの持つファンキーな魅力に触れることができます。

『Up & Out』(2006年)
アップ・アンド・アウト

『Three』(2010年)
スリー

サッカー日本代表は、本田、中村憲が離脱してしまいましたね。

攻撃陣が手薄と懸念されていますが、清武、原口といった期待の若手を起用しやすくなり、密かに楽しみにしています。ベストメンバーが組めずとも大幅な戦力ダウンはなし!というくらいでなければ、世界とは戦えませんからね!
posted by ez at 01:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする