発表年:2011年
ez的ジャンル:エモーショナル&オーガニック系女性R&B
気分は... :森本初ゴール!
サッカーのセリアAではノヴァラのFW森本が今季初得点を挙げました。
チームは1対2で敗れましたが、チーム内でのポジションを確立する意味で大きな1得点だったと思います。生中継で観ていましたが、あっけなく初ゴールを決めてしまいました(笑)
やはり日本代表のエースFWは森本でいて欲しいというのが僕の希望です。
そのためにもまずはクラブでエースFWの地位を確立して欲しいですね。
今回は女性R&Bの新作Maya Azucena『Cry Love』です。
Maya AzucenaはN.Y.ブルックリン出身の女性R&Bシンガー。
これまで『Maya Who?!』(2005年)、『Junkyard Jewel』(2007年)という2枚のアルバムをリリースししています。また、レゲエ、Hip-Hopなど幅広いジャンルのアーティストと共演している模様です。
まずは女性ヴォーカリストとして圧倒的な存在感があるのが魅力ですね。そのパワフルでエモーショナルなヴォーカルは、聴く者の心を揺さぶる何かを持っています。
また、サウンド・プロダクションも含めて自分のやりたい音楽をやっている感じがとても好感を持てる1枚です。レゲエ、Hip-Hop、ロック、ジャズなど多様な音楽のエッセンスを自然に統合している感じも僕好みです。アルバム全体としても、よく構成が練られた飽きのこない1枚という気がします。
オーガニックな中に本物の歌心を感じる女性R&Bをぜひ!
全曲紹介しときやす。
「Cry Love」
エモーショナルなタイトル曲でアルバムは幕を開けます。この曲を聴くと、Lauryn Hillあたりの影響も感じられます。
http://www.youtube.com/watch?v=wqZQjzCtgT4
「Shine」
Mayaの魂のヴォーカルが心を揺さぶるソウル・バラード。ジャジーなミュート・トランペットも雰囲気を盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=ehVnpDZj0W0
「Near」
ライト・グルーヴィーな仕上がり。爽快な中にもしっかりパンチは効いています。
「Changed My Mind」
さり気ないですが、Mayaのソウル・マインドを実感できる1曲です。柔らかさと力強さが同居する感じがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=AqSIBw6AWMg
「The Half」
Dj Black Pantherとの共作。Living ColourのVernon Reidがギターで参加しています。ロッキン・ファンク・テイストの仕上がりです。
YouTubeに本アルバムのヴァージョンが無かったので、Dj Black Pantherのアルバムに収録されたヴァージョン(Vernon Reidのギター無し)の音源を紹介しておきます。
Dj Black Panther Feat. Maya Azucena「The Half」
http://www.youtube.com/watch?v=kwkv6bZyNuE
「Belong To the Sun」
アンプラグドなバックで聴かせる感動的なアコースティック・ソウル。彼女の素晴らしい表現力を実感できます。
「My Back's Not Up Against the Wall」
ジャマイカン・レゲエ・シンガーiNi Kamozeをフィーチャー。かなり素晴らしい出来栄えのソウルフル・レゲエです。Stephen Marley(Bob Marleyの息子)などレゲエ・アーティストとの共演経験を持つMayaなので、レゲエ・チューンを歌っても全く違和感がありません。
「Run Into the Light」
ミステリアスな雰囲気を持つミッド・グルーヴ。パワフルなMayaのヴォーカルが光の中を駆け抜けます。
「Warriors」
ジャケ・イメージに最もフィットする曲タイトルですよね。闘志あふれるMayaのヴォーカルが圧倒的な存在感を放ちます。
「Live On」
ブルージーな雰囲気で徐々に高揚していく感動バラード。ここでも堂々としたMayaの歌いっぷりがいいですね。
「Little Ghetto Boy」
ラストはDonny Hathawayでお馴染みの名曲(Earl DeRouen/Eddy Howard作)。当ブログでは『Wake Up!』収録のJohn Legend & The Rootsヴァージョンも紹介済みです。Chris Robの男性ヴォーカルをフィーチャーし、オリジナルの雰囲気を上手く受け継いだデュエットで聴かせてくれます。Mayaにジャスト・フィットしたカヴァーですね。
『Maya Who?!』(2005年)
『Junkyard Jewel』(2007年)