2011年10月08日

Serge Gainsbourg Et Brigitte Bardot『Bonnie And Clyde』

BonnieとClydeに扮したBardotとGainsbourg☆Serge Gainsbourg Et Brigitte Bardot『Bonnie And Clyde』
Bonnie & Clyde
発表年:1968年
ez的ジャンル:恋する二人のフレンチ・ポップ
気分は... :3-4-3は難しい・・・

サッカーの日本代表はベトナムに1対0で辛勝でした。
やはり、今の代表では3-4-3は難しい気がします。

個人的に疑問に感じるのは、本来は攻撃的布陣である3-4-3なのに、4-3-3の布陣と比較してDFの数が増えている点です。例えば、今季3-4-3を導入しているバルサであれば、4-3-3の布陣からセンターバックを1枚減らし、攻撃的MFを1枚増やした3-4-3になっています。それに対して、日本代表の3-4-3は、4-3-3から攻撃的MFを1枚減らし、DFを1枚増やした3-4-3になっています。

日本代表にバルサと同じ3-4-3を持ち込むのは難しいですが、少なくとも両サイドのMFについて2枚ともサイドバック本職の選手を配する必要はないと思います。

とりあえず、11日のダジキスタン戦は4-3-3で臨んで欲しいですね。
あとトップはハーフナーを起用して欲しいです。

エロ不良オヤジSerge Gainsbourgとフランスのセックス・シンボルであった人気女優Brigitte Bardotによる企画アルバム『Bonnie And Clyde』(1968年)です。

Serge Gainsbourg(1928-1991年)の紹介は、『Love On The Beat』(1984年)、『Histoire De Melody Nelson』(1971年)に続き3回目の紹介となります。

本作のもう一人の主役Brigitte Bardotは当ブログ初登場です。歌手というよりも女優、ファッションモデルとしてお馴染みですね。

さて、本作『Bonnie And Clyde』(1968年)ですが、当然ながらアルバム・タイトルのモチーフは、アメリカン・ニューシネマの傑作である Arthur Penn監督、主演Warren Beatty、Faye Dunawayの映画『Bonnie And Clyde(邦題:俺たちに明日はない)』です。ジャケのBardotは実にFaye Dunawayっぽいですよね。

本作は1968年1月に放送されたBardotのTVショーがきっかけで企画されたアルバムです。TVショーでBardotとGainsbourgは映画『俺たちに明日はない』のような強盗カップルを演じ、タイトル曲「Bonnie And Clyde」を披露していました。

TVショーでは「Bonnie And Clyde」「Harley Davidson」「Contact」「Bubble Gum」という4曲のGainsbourg作品が披露されました。このうち、「Bonnie And Clyde」「Bubble Gum」の2曲が本作に収録されています。

Brigitte Bardot「Harley Davidson」
 http://www.youtube.com/watch?v=r8Y0W_Rf3n4
Brigitte Bardot「Contact」
 http://www.youtube.com/watch?v=lwViypF8PeU

厳密にはGainsbourgとBardotの共演曲は1曲のみ、残りはGainsbourgとBardotの作品を寄せ集めた企画アルバムです(実際に前述のTVショで歌われた楽曲は6曲)。それでも当時恋仲だった二人(不倫カップル)の熱い関係が詰め込まれた興味深い1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Bonnie And Clyde」
タイトル曲は、前述のように『俺たちに明日はない』で有名な強盗カップルBonnie ParkerとClyde Barrowについて歌ったものです。当時のBardotとGainsbourgはBonnie & Clydeのような危険なカップルだったのかもしれません。実にGainsbourgらしい曲調であり、ビジュアル&サウンド両面で魅了されます。
http://www.youtube.com/watch?v=QKfBJMIANsM

「Bubble Gum」
この曲もTVショーでBardotが歌ったGainsbourg作品です。元々は1965年にBardotのシングルとしてリリースされた曲です。1930〜40年代を思わせる曲調は本作にフィットしています。
http://www.youtube.com/watch?v=vPq1CnlM9Ps

「Comic Strip」
元々はGainsbourgの1967年のシングル。以前に『お色気ジャケに弱いんです!〜お気に入りサントラ10選』でも紹介したJane Fonda主演のカルト・ムービー『Barbarella』にインスパイアされた楽曲です。前述のTVショーではBardotがBarbarella役(?)を演じています。『Barbarella』の監督はBardotも元夫Roger Vadimであったというのも興味深いですね(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=URr37OUyC6I

「Un Jour Comme Un Autre」
Bardotの2ndアルバム『B.B.』(1964年)収録曲。哀愁のフレンチ・ポップに仕上がっています。悪くはありませんが、本作の雰囲気には馴染んでいないかも?
http://www.youtube.com/watch?v=M8ti0C-0K_U

「Pauvre Lola」
Gainsbourgの人気作『Gainsbourg Percussions』(1964年)収録曲。グルーヴィーな雰囲気は今聴いてもメチャ格好良いですよね!ちなみにバックのキュートな笑い声は、一世を風靡したフレンチ・ポップのアイドルFrance Gallです。
http://www.youtube.com/watch?v=AIx3r5nsdug

「Du Film "L'eau À La Bouche"」
Gainsbourgの出世曲。映画『唇によだれ』(1959年)のテーマ曲です。ムーディーな雰囲気が印象的です。この頃のGainsbourgはまだお行儀が良かった(笑)

「La Javanaise」
Gainsbourgのセクシーな魅力を満喫できます。
http://www.youtube.com/watch?v=Mh2CoAseDg0

「La Madrague」
Bardotのデビュー・アルバム『Brigitte Bardot』(1963年)に収録されていた楽曲。どこか寂しげな雰囲気が秋っぽいです。
http://www.youtube.com/watch?v=5Fhxvswgodg

「Intoxicated Man」
Gainsbourgの人気作『No. 4』(1962年)収録曲。怪しげなオルガン・ジャズ・サウンドがグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=xB9YSSUcmqM

「Everybody Loves My Baby」
「La Madrague」同様、Bardotのデビュー・アルバム『Brigitte Bardot』(1963年)収録曲です。チャールストン調のサウンドは本作の雰囲気にマッチしています。
http://www.youtube.com/watch?v=LoBBMZpkkAc
1st『Brigitte Bardot』(1963年)

「Baudelaire」
「Intoxicated Man」同様、Gainsbourgの『No. 4』(1962年)収録曲。ボサノヴァ調のサウンドは僕好みです。Gainsbourgの格好良さを満喫できる1曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=mVLhoDfu54M

「Docteur Jekyll And Mister Hyde」
ラストはGainsbourgが1966年にリリースしたシングル「Qui Est „In” Qui Est „Out”」収録曲。ロック・サウンドをバックに、セクシーなGainsbourgの囁きヴォーカルが栄えます。
http://www.youtube.com/watch?v=Cmnbio8GtsY

Serge Gainsbourgの過去記事もご参照下さい。

Original Soundtrack『Anna』(1967年)
Anna

『Histoire De Melody Nelson』(1971年)
Histoire de Melody Nelson

『Love On The Beat』(1984年)
Love on the Beat
posted by ez at 05:38| Comment(2) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月07日

Miles Davis『Dark Magus』

最も狂暴なエレクトリック・マイルスを聴けるライブ作品☆Miles Davis『Dark Magus』
ダーク・メイガス
録音年:1974年
ez的ジャンル:暗黒グルーヴ系エレクトリック・マイルス
気分は... :内なる声に従って生きよ!

久々に帝王Miles Davisです。
当ブログ最多登場のMilesですが、今年1度も紹介していないことに気付き、慌てて取り上げた次第です。

これまで紹介してきたMiles作品は以下の14枚(録音年順)♪

 『Bag's Groove』(1954年)
 『'Round About Midnight』(1955、56年)
 『Cookin'』(1956年)
 『Miles Ahead』(1957年)
 『Milestones』(1958年)
 『Someday My Prince Will Come』(1961年)
 『E.S.P.』(1965年)
 『Miles Smiles』(1966年)
 『Filles De Kilimanjaro』(1968年)
 『In A Silent Way』(1969年)
 『On The Corner』(1972年)
 『Get Up With It』(1970、72、73、74年)
 『Agharta』(1975年)
 『The Man With The Horn』(1981年)

15枚目に紹介するのは、1974年3月30日のN.Y.カーネギー・ホール・コンサートを収録したライブ作品『Dark Magus』です。

オリジナルLPは1977年に日本のみでリリースされていました。

メンバーは、Miles Davis(tp、org)以下、Dave Liebman(ts、ss、fl)、Azar Lawrence(ts)、Pete Cosey(g、syn)、Reggie Lucas(g)、Dominique Gaumont(g)、Michael Henderson(b)、Al Foster(ds)、James Mtume(per)という布陣です。

このうち、Azar Lawrence、Dominique Gaumontの2人は、オーディションを兼ねてライブ当日に急遽メンバーに入り、ぶっつけ本番で演奏に臨んでいます。そんな緊張感や戸惑いが演奏に独特の空気を与えています。結果として、Lawrenceはオーディション不合格、Gaumontは合格となりました。

オリジナルはLP2枚組であり、各面に「Moja」「Wili」「Tatu」「Nne」というタイトルが付けられていますが、プロデューサーTeo MaceroがLPサイズに編集したものです。

この時期のMilesのライヴと言えば、エレクトリック・マイルス最終章となった1975年2月1日の大阪公演を収めた『Agharta』および『Pangaea』の2枚が決定盤だと思いますが、それら2枚とセットで聴くべきライブ作品が『Dark Magus』だと位置づけられると思います。

『Agharta』『Pangaea』ほどの完成度はありませんが、最も狂暴でへヴィーなエレクトリック・マイルスを堪能することができます。

難を言えば、オーディション不合格だったAzar Lawrenceのプレイが邪魔ですね。ライナーノーツには「場に緊張を与える異物として機能している」と書いてありますが、僕には余計なものとしか聴こえてきません。まぁ、そのあたりも含めて面白い作品なのかもしれませんが・・・

狂暴な暗黒グルーヴで突っ走るエレクトリック・マイルスを満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Moja (Part1) 」
本作を支配する暗黒のグルーヴを象徴するオープニング。「Turnaroundprase」という曲名も付けられています。Al FosterのドラムとReggie Lucasのギター、Mtumeのパーカッションが狂暴に疾走してスタートします。この暗黒グルーヴをバックに、Milesのトランペットが狂ったように駆け巡ります。終盤にはPete Coseyのギターが盛り上げてくれます。このインパクト大のオープニングで本作の虜になってしまいました。
http://www.youtube.com/watch?v=ZQ0XnzgIgdY
http://www.youtube.com/watch?v=eLlqGB5LRXQ

「Moja (Part2) 」
「Tune In 5」という曲名も付けられています。Part2でも暗黒のリズムが狂暴に鳴り続けます。Dave Liebmanのサックスも堪能できます。
http://www.youtube.com/watch?v=uRVo_2C7FHE
http://www.youtube.com/watch?v=DFrgZ3-8xLo

「Wili (Part1) 」
ここでも黒くウネりまくるグルーヴが支配します。ここでもMilesのテンションの高いフレーズがブラックホールのように全てを飲み込んでしまいます。
http://www.youtube.com/watch?v=8NnY5oX0Yf8

「Wili (Part2) 」
「For Dave」という曲名も付けられています。タイトルからして主役はDave Liebmanなのかもしれません。不気味なオルガンに続き、前半はLiebmaのプレイを満喫できます。後半はMilesのトランペットが登場し、コズミックな音世界を展開します。

「Tatu (Part1) 」
『Agharta』収録の「Prelude」と同じ曲です。『Agharta』ヴァージョンと比べると、少しテンポが遅いですね。それでも、このリズムを聴くと体中からアドレナリンが噴出してきます。前半はReggie Lucas→Dominique Gaumont→Pete Coseyの順で3人のギタリストのプレイを楽しむことができます。ただし、後半はAzar Lawrenceのサックスが雰囲気をぶち壊してしまいます(すかさずLiebmanのフォローが入るのが面白いですが)。これではオーディション不合格なのがわかりますね。
http://www.youtube.com/watch?v=zioYzbmWrDE
http://www.youtube.com/watch?v=r6f5YnqTmxs

「Tatu (Part2) 」
『Get Up With It』で「Calypso Frelimo」の曲名で録音された曲です。やはり、暗黒のオルガン・フレーズが印象的な曲ですね。狂暴なエレクトリック・マイルスを満喫できます。
http://www.youtube.com/watch?v=c6IHMDXT9S4

「Nne (Part1) 」
「Ife」という曲名も付けられています。リズムボックスをバックにした前半はLiebmanのサックス、混沌とした展開となる後半はMilesのトランペットが楽しめます。
http://www.youtube.com/watch?v=VfLvpp0FZhE

「Nne (Part2) 」
再びオープニングの「Turnaroundprase」のリズムが唸りを上げます。しかし、Azar Lawrenceのサックスが入ると興醒めが・・・それでも持ち直して、最期はJames Mtumeのパーカッションが盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=ks4VpgU9Sa0

エレクトリック・マイルス作品の過去記事もご参照下さい。

『Filles De Kilimanjaro』(1968年)
Filles de Kilimanjaro

『In A Silent Way』(1969年)
In a Silent Way (Dlx)

『On The Corner』(1972年)
Blu-spec CD オン・ザ・コーナー

『Get Up With It』(1970、72、73、74年)
ゲット・アップ・ウィズ・イット

『Agharta』(1975年)
Agharta
posted by ez at 03:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月06日

Anthony David『The Red Clay Chronicles』

India Arie、Earl Klughも参加。温もりのインディー男性ソウル☆Anthony David『The Red Clay Chronicles』
レッド・クレイ・クロニクルズ
発表年:2006年
ez的ジャンル:温もり系インディー男性ソウル
気分は... :この味わいはやみつきに・・・

今回は男性R&BシンガーAnthony Davidの2ndアルバム『The Red Clay Chronicles』(2006年)です。

Anthony Davidの紹介は、今年リリースされた新作『As Above So Below』(2011年)に続き2回目となります。

Anthony Davidと言えば、"現代のBill Withers"とも称される独特の温もりのあるヴォーカルが魅力ですよね。彼の作品を聴いていると、いつもホッとした気分になります。

本作『The Red Clay Chronicles』(2006年)も、そんなホッとする1枚に仕上がっています。
インディー作品ならではの作り込みすぎていない感じが、逆にAnthony Davidというシンガーの魅力を際立たせている気がします。

Anthony David本人とBranden Burchが共同プロデュースを務め、India Arie、Earl Klugh、Keisha Jackson(Millie Jacksonの娘)等がゲスト参加しています。

なお、上記に示したのは僕が保有する国内盤ジャケであり、輸入盤ジャケは異なるのでご留意下さい。

『The Red Clay Chronicles』 ※輸入盤
Red Clay Chronicles (Dig)

なお。本作収録曲のうち、「Stop Playin'」「Smoke One」「Words」「Lady」「Something About You」「Kin Folk」は、Universalからのメジャー・リリースとなった『Acey Duecy』(2008年)にも収録されています。

温もりのインディー男性ソウルは秋がよく似合います。

全曲紹介しときやす。

「Stop Playin'」
リラックスしたグルーヴ感が心地好いオープニング。Anthony Davidらしい温もりのソウル・ヴォーカルも絶好調!思わず一緒にハンド・クラップしてしまいます。
http://www.youtube.com/watch?v=bZkbzu7vcj8

「Smoke One」
エレピのメロウ・サウンドとAnthonyのジェントル・ヴォーカルが絶妙にマッチしたミディアム・スロウ。個人的にはアルバムで一番のお気に入り。
http://www.youtube.com/watch?v=mpAGc5_NntU

「Everything Is Everything」
この曲もエレピ・サウンドを中心としたソウル・チューン。熱唱するのではなく、淡々としたヴォーカルが逆に良かったりします。

「Words」
India Arieとのデュエット曲。前述のように次作『Acey Duecy』にも収録され、同作のリード・シングルとなり、2008年のグラミーにもノミネートされました。感動的なラブソングに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=JgW4s3Z5jKA

「On & On」
本来のAnthony Davidらしいアコースティック・ソウルに仕上がっています。作り込みすぎていない味わい深さがあります。
http://www.youtube.com/watch?v=-hRC9XLGi4o

「Lady」
Keisha Jacksonをフィーチャー。アーバン・ナイトなバラードに仕上がっています。Keishaが母親譲りの素晴らしいヴォーカルを聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=tMUrvxeu2HA

「ATL Sunshine」
ラッパーのD.R.E.S. Tha Beatnikも参加したアップ・チューン。ど派手ではなく、控えめなアッパー感が奥ゆかしいのでは(笑)

「Something About You」
本作唯一のカヴァー曲。UKジャズ・ファンク・グループLevel 42の1985年のシングルをカヴァー。シングルにもなりました。爽快なグルーヴ感が心地好いです。
http://www.youtube.com/watch?v=q7883DbN4d4

「Sho Nuff」
アルバムで最もファンキーな味わいのミッド・グルーヴ。バック・コーラス陣に、日本でも人気の男性ソウル・シンガーPJ Morton、80年代に活動していたソウル・ユニットLove Twinsの元メンバーであった女性シンガーLaurnea Wilkerson、Pussycat Dollsがヒットさせた「Don't Cha」のオリジナルを歌っていた女性R&BシンガーTori Alamazeという興味深いメンバーが参加しています。

「Better Than」
哀愁モードのソウル・チューン。Anthonyの憂いのあるヴォーカルが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=TKCuMOB0XzU

「Red Clay Chronicles」
タイトル曲は、地元アトランタの現状を歌った社会派ソング。70年代ニューソウルに通じる雰囲気を持っています。
http://www.youtube.com/watch?v=gTUbyYzCaHQ

「Kin Folk」
前曲から一変、親しみやし雰囲気の仕上がり。Shannon Sanders、Slick、Crook Brownをフィーチャーしています。
http://www.youtube.com/watch?v=iHS1x6o6LeM

「Smoke One with Earl」
ラストは「Smoke One」の人気ジャズ・ギタリストEarl Klughが参加したヴァージョン。意外な顔合わせですよね。

国内盤にはボーナス・トラックとして、「GA Peach (Club Mix)」「Anthony David No Name」の2曲が追加収録されています。

Anthony Davidの他作品もチェックを!

『3 Chords & the Truth』(2004年)
3 Chords & The Truth

『Acey Duecy』(2008年)
Acey Duecy

『As Above So Below』(2011年)
Above So Below
posted by ez at 01:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月05日

『音楽の園』2011年7月-9月アクセス数Top10

恒例の四半期アクセス数Top10です。今回は2011年7月1日から9月30日までのアクセス数が多かったエントリー10本をご紹介します。

いつもならば、集計期間の翌日にエントリーしていましたが、今回はログ解析データの一部がしばらく集計できない状態にあったため、遅れてしまいました。

第1位:Celso Fonseca『Rive Gauche Rio』(2005年)
Rive Gauche Rio

第2位:Tania Maria『Olha Quem Chega』(1971年)
Olha Quem Chega

第3位:Alzo『Alzo』(1972年)
アルゾ(紙ジャケット仕様)

第4位:Mackey Feary Band『From The Heart』(1979年)
フロム・ザ・ハート

第5位:Starship Orchestra『Celestial Sky』(1980年)
Celestial Sky

第6位:Faith Pillow『Live 1981』(1981年)
Live 1981

第7位:Blaze『Basic Blaze』(1997年)
Basic Blaze

第8位:Black Sugar『Black Sugar II』(1974年)
II

第9位:The Jazzinvaders『Blow!』(2008年)
ブロウ!

第10位:Stanley Turrentine with The Three Sounds『Blue Hour』(1960年)
ブルー・アワー

やはり夏らしい作品が上位に入っていますね。

第1位のCelso Fonsecaは過去記事のアクセスを見ても、意外に当ブログで人気があるアーティストです。個人的にはMackey Feary Bandのランクインが嬉しいですね。一方、Blazeのランクインは意外です。多分人気のない作品だろうなぁ・・・なんて思いながらエントリーしたもので。

最近では珍しく新作が1枚も入っていません。
今夏の新作エントリーはマイナーな作品ばかりだったのが影響しているのかも?

Top10入り一歩手前だったのが、Leblanc & Carr『Midnight Light』The Rebirth『This Journey In』Banda Brasileira『Radio Bossa』Taj Mahal『Taj Mahal』Niteflyte『Niteflyte』Richard Earnshaw『In Time』Tamy『Tamy』、です。

いよいよ秋らしくなってきました。
秋はジャズがいいかなぁ・・・なんて言いながら、ブラジルものばかり聴いていそうな予感(笑)
posted by ez at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月04日

The Chimes『The Chimes』

Jazzie B.、Nellee Hooperも関与したグラウンドビート作品☆The Chimes『The Chimes』
The Chimes
発表年:1990年
ez的ジャンル:UKグラウンドビート
気分は... :早くスッキリしたいなぁ・・・

ここ先週末から判然としないことがいくつかありモヤモヤ状態(泣)
なんか記事投稿のパワーもダウン気味です。
早くスッキリしたいなぁ・・・

今回は90年代初頭のUKクラブミュージックらしいグラウンドビート作品The Chimes『The Chimes』(1990年)です。

The Chimesは、紅一点の黒人女性ヴォーカリストPauline HenryJames LockeMichael Pedenという白人ミュージシャン2人からなるUKの3人組ユニット。

Soul II Soulが火をつけたグラウンドビートのムーヴメントに乗り、「1-2-3」「I Still Haven't Found What I'm Looking For」「True Love」「Heaven」といったシングルをリリースしています。

そんなヒット・シングル4曲を収録したThe Chimes唯一のアルバムが『The Chimes』(1990年)です。

基本的にはSoul II Soulフォロワー的なグラウンドビート作品です。そのSoul II Soulの中心メンバーJazzie B./Nellee Hooperが2曲をプロデュースしている点も要注目です。また、元Steel Pulse、当時The Reggae Philharmonic Orchestraを率いていたMykaell Rileyが数曲でアレンジ(ヴォーカル&ストリングス)を担当しています。

まぁ、当時のUKクラブミュージック/グラウンドビートがお好きな人であれば、十分に楽しめる1枚だと思います。

結局、グループは本作『The Chimes』を残したのみで解散し、Pauline Henryはソロ活動、残りのメンバーは裏方として活動するようになります。

我が家のCD棚をチェックすると、Pauline Henryの1stソロ『Pauline』(1993年)や、同作からのシングル「Feel Like Making Love」があったりします。記憶が曖昧ですが、彼女のパワフルなヴォーカルが結構好きだったのかも?ただし、殆どハウスに近い感覚で聴いていた気がします。

Soul II SoulCaron Wheelerあたりがお好きな方はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Love So Tender」
オープニングはしっとりとしたバラードでスタートします。本作らしからぬ1曲ですが、Pauline Henryのヴォーカルは素晴らしいです。

「Heaven」
シングル曲。Pauline Henryのパワフルなヴォーカルとクールなピアノの響きのコントラストがいいですね。この時期のUKクラブミュージックらしい仕上がり。
http://www.youtube.com/watch?v=HmMr5u7cl3U

「True Love」
Jazzie B./Nellee Hooperプロデュース曲。シングルにもなりました。Soul II Soulと一緒に聴きたくなるクール&エレガントなミディアムです。
http://www.youtube.com/watch?v=MJeqTN7zHEg

「1-2-3」
この曲もJazzie B./Nellee Hooperプロデュース曲。こちらもシングル・リリースされています。当時のクラブ・ミュージック好きの人であれば、かなりグッとくる仕上がりだと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=PrVBP4-CRdY

「Underestimate」
Frankie Foncettがリミックスを担当し、ストリングスでThe Reggae Philharmonic Orchestraが参加しています。シングル曲ではありませんが、なかなかキャッチーな哀愁ビートがグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=Ryt7TFjhQb4

「Love Comes To Mind」
エレガントなミディアム・スロウ。Pauline Henryのソウルフル・ヴォーカルを満喫できます。
http://www.youtube.com/watch?v=WjjrRhKjNeE

「Don't Make Me Wait」
アルバムの中では地味な曲ですが、ダビーなサウンドが印象的です。

「Stronger Together」
シングル4曲以外では一番のお気に入り。ビューティフルなグラウンドビートに仕上がってします。ここでもThe Reggae Philharmonic Orchestraがストリングスを担当しています。

「I Still Haven't Found What I'm Looking For」
U2の大ヒット曲のグラウンドビート・カヴァー。アフリカン・コーラス風のコーラスも加わった感動的な仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=epWSITIDQW0

「Stay」
ラストはThe Chimesらしいグラウンドビートで締め括ってくれます。

僕が保有する輸入CDはオリジナル10曲のみの収録ですが、盤によっては「I Still Haven't Found What I'm Looking For (Street Mix) 」「Heaven (Physical Mix) 」が収録されています。後者はDavid Moralesがリミックスを担当しています。

興味がある方はPauline Henryのソロもチェックを!

Pauline Henry『Pauline』(1993年)
Pauline
posted by ez at 14:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする