発表年:1974年
ez的ジャンル:ブラジリアン・フォーキー・グルーヴ
気分は... :週末はフォーキーな気分で...
今日はピュア&ナチュラルなフォーキー作品が聴きたい気分・・・
今回はブラジリアン男女デュオJaime & Nairの1stアルバム『Jaime & Nair』(1974年)です。
Jaime & Nairはコンポーザー/アレンジャー/ギタリストのJaime Alemと女性シンガーNair Candiaのデュオ。
Jaime & Nair名義で『Jaime & Nair』(1974年)、『Amanheceremos』(1979年)という2枚のアルバムを残しています。
その後、Jaime AlemはMaria Bethaniaの音楽ディレクターなども務めています。
さて、今日紹介する1st『Jaime & Nair』(1974年)ですが、ブラジリアン・フォーキー・グルーヴの最高峰として再評価が高まったアルバムです。
プロデュースはDurval Ferreiraが務めています。レコーディングには、Wilson das Neves(ds)、Orlandivo(per)、Carlos Roberto Rocha(g)、Azymuth(当時はAzimuth)のJose Roberto Bertrami(p、el-p、org)等が参加しています。
アルバムの裏ジャケやブックレットにはEdu LoboやDori Caymmiが賛辞を寄せています。
ブラジル音楽に関わらず、親しみやすいフォーキー・サウンドが好きな人であれば、気に入る作品だと思います。個人的にはハワイアンAORあたりと一緒に聴きたくなります。
キュートなNairの歌声とJaimeの優しい歌声の相性は抜群です。
また、Jaimeのコンポーザー&アレンジャーとしての優れたセンスを満喫できるのも本作の魅力です。
人気曲「Sob O Mar」や「Reino Das Pedras」のような格好良いフォーキー・グルーヴがハイライトですが、それ以外の親しみやすくナチュラルな楽曲も落ち着きます。
全曲紹介しときやす。
「Sob O Mar」
オススメその1。本作のハイライトとなるアコースティック・メロウ・チューン。ブラジリアン&ミステリアスなフレイヴァーで独特の雰囲気を醸し出します。
http://www.youtube.com/watch?v=lx9Zxa_Tuv8
「Nao Valia Tanto」
哀愁フォーキー・チューン。Nairの切ないヴォーカルにグッときます。フルートとストリングスが雰囲気を盛り上げてくれます。
「Samuel Arcanjo, Anjo」
親しみやすいメロディとポップな味わいが印象的なフォーキー・チューン。
「Nevoa Seca」
オススメその2。ここではJaimeがリード・ヴォーカルをとります。イントロにグッときます。爽快AORがお好きな人あたりも気に入る曲なのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=DkC0hi6X6Nw
「A Bica de Chororo」
Nairのキュートな歌声を満喫できるフォーキー・チューン。ポルトガル語ですがNHK"みんなのうた"あたりで流れていそうな雰囲気です。
「Nigue-Ninhas e Coco do Norte」
マッタリとスタートしますが、一変して軽快なリズムで突っ走ります。この緩急の繰り返しで盛り上げます。
「Das Minas」
ナチュラルなフォーキー感の中にもエレガントな味わいがあります。Nairのピュアな歌声に何故か懐かしさを感じます。
「Olhos Para Sao Paulo」
Jaimeがしみじみと歌うと美しいフォーキー・チューン。なかなか感動する仕上がりです。
「Reino Das Pedras」
オススメその3。ブラジリアン・フォーキーらしい軽快な仕上がり。爽快な疾走感の中にミステリアスな雰囲気が漂うのがいいですね。Nairのヴォーカルには、こういう曲がマッチしていると思います。
「Sabia (Diga La)」
オススメその4。開放的な気分にさせてくれる仕上がり。休日モードでゆったりした気分になれます。
「Boi-Le-Le」
哀愁モードですが、ゆったりとした空気感がいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=eTn6U_XHUlg
「Zabumba do Nego」
少し不穏な空気の小曲でアルバムは幕を閉じます。
MLBのワールドシリーズ第6戦は歴史に残る劇的な試合でしたね。
絶対絶命のピンチから2度同点に追いついたカージナルスが奇跡のサヨナラ勝ちを収めましたが、勝ちきれなかったレンジャーズのショックは大きいですね。第7戦はカージナルスがあっさり勝利して優勝すると予想しますが、どうなることやら・・・