2011年10月29日

Jaime & Nair『Jaime & Nair』

ブラジリアン・フォーキー・グルーヴの最高峰☆Jaime & Nair『Jaime & Nair』
Jaime e Nair
発表年:1974年
ez的ジャンル:ブラジリアン・フォーキー・グルーヴ
気分は... :週末はフォーキーな気分で...

今日はピュア&ナチュラルなフォーキー作品が聴きたい気分・・・

今回はブラジリアン男女デュオJaime & Nairの1stアルバム『Jaime & Nair』(1974年)です。

Jaime & Nairはコンポーザー/アレンジャー/ギタリストのJaime Alemと女性シンガーNair Candiaのデュオ。

Jaime & Nair名義で『Jaime & Nair』(1974年)、『Amanheceremos』(1979年)という2枚のアルバムを残しています。

その後、Jaime AlemはMaria Bethaniaの音楽ディレクターなども務めています。

さて、今日紹介する1st『Jaime & Nair』(1974年)ですが、ブラジリアン・フォーキー・グルーヴの最高峰として再評価が高まったアルバムです。

プロデュースはDurval Ferreiraが務めています。レコーディングには、Wilson das Neves(ds)、Orlandivo(per)、Carlos Roberto Rocha(g)、Azymuth(当時はAzimuth)のJose Roberto Bertrami(p、el-p、org)等が参加しています。

アルバムの裏ジャケやブックレットにはEdu LoboDori Caymmiが賛辞を寄せています。

ブラジル音楽に関わらず、親しみやすいフォーキー・サウンドが好きな人であれば、気に入る作品だと思います。個人的にはハワイアンAORあたりと一緒に聴きたくなります。

キュートなNairの歌声とJaimeの優しい歌声の相性は抜群です。
また、Jaimeのコンポーザー&アレンジャーとしての優れたセンスを満喫できるのも本作の魅力です。

人気曲「Sob O Mar」「Reino Das Pedras」のような格好良いフォーキー・グルーヴがハイライトですが、それ以外の親しみやすくナチュラルな楽曲も落ち着きます。

全曲紹介しときやす。

「Sob O Mar」
オススメその1。本作のハイライトとなるアコースティック・メロウ・チューン。ブラジリアン&ミステリアスなフレイヴァーで独特の雰囲気を醸し出します。
http://www.youtube.com/watch?v=lx9Zxa_Tuv8

「Nao Valia Tanto」
哀愁フォーキー・チューン。Nairの切ないヴォーカルにグッときます。フルートとストリングスが雰囲気を盛り上げてくれます。

「Samuel Arcanjo, Anjo」
親しみやすいメロディとポップな味わいが印象的なフォーキー・チューン。

「Nevoa Seca」
オススメその2。ここではJaimeがリード・ヴォーカルをとります。イントロにグッときます。爽快AORがお好きな人あたりも気に入る曲なのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=DkC0hi6X6Nw

「A Bica de Chororo」
Nairのキュートな歌声を満喫できるフォーキー・チューン。ポルトガル語ですがNHK"みんなのうた"あたりで流れていそうな雰囲気です。

「Nigue-Ninhas e Coco do Norte」
マッタリとスタートしますが、一変して軽快なリズムで突っ走ります。この緩急の繰り返しで盛り上げます。

「Das Minas」
ナチュラルなフォーキー感の中にもエレガントな味わいがあります。Nairのピュアな歌声に何故か懐かしさを感じます。

「Olhos Para Sao Paulo」
Jaimeがしみじみと歌うと美しいフォーキー・チューン。なかなか感動する仕上がりです。

「Reino Das Pedras」
オススメその3。ブラジリアン・フォーキーらしい軽快な仕上がり。爽快な疾走感の中にミステリアスな雰囲気が漂うのがいいですね。Nairのヴォーカルには、こういう曲がマッチしていると思います。

「Sabia (Diga La)」
オススメその4。開放的な気分にさせてくれる仕上がり。休日モードでゆったりした気分になれます。

「Boi-Le-Le」
哀愁モードですが、ゆったりとした空気感がいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=eTn6U_XHUlg

「Zabumba do Nego」
少し不穏な空気の小曲でアルバムは幕を閉じます。

MLBのワールドシリーズ第6戦は歴史に残る劇的な試合でしたね。

絶対絶命のピンチから2度同点に追いついたカージナルスが奇跡のサヨナラ勝ちを収めましたが、勝ちきれなかったレンジャーズのショックは大きいですね。第7戦はカージナルスがあっさり勝利して優勝すると予想しますが、どうなることやら・・・
posted by ez at 00:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする