2011年11月22日

Directions『Directions』

Brunswickレーベルからリリースされたマイナー・ソウル☆Directions『Directions』
ダイレクションズ(紙ジャケット仕様)
発表年:1975年
ez的ジャンル:Brunswick系シカゴ・ソウル
気分は... :ドルフィンズ3連勝!

NFLでは我がドルフィンズが開幕7連敗の後に3連勝。

今週は前半の台風の目であったビルズを相手に完勝しました。
ビルズをTDゼロに抑え込み、自らは5TDをあげる完璧な試合運び!とても開幕7連敗のチームとは思えません。プレーオフ進出は難しい状況ですが、この調子で上位チームを撃破して欲しいですね。

今回はシカゴ・ソウルの名門レーベルBrunswickの作品から、Directions『Directions』(1975年)です。

ソウル・ファンにはお馴染みの作品ですね。かつてはコレクターズ・アイテムとしてレアな作品でしたが、CD化されて入手しやすくなりました。僕は2002年にCD化された際に購入しましたが、今ならば2008年にソウル・ウォーカー・シリーズとして再発されたCDを購入できると思います。

本作の主役Directionsですが、詳しいプロフィールは不明です。

メンバーはEarl HaskinHoward HopgoodKenneth PerryLawrence WoodenWillie Morrisonの5名。今回紹介する『Directions』(1975年)が唯一のアルバムです。

さて、その『Directions』ですが、厳密にはDirectionsおよびバックバンドであるDirections Bandの作品と呼ぶのが適切かもしれません。アルバムにはヴォーカルなしのインスト曲も3曲含まれています。その意味では、Directions本体のスウィート・コーラスとDirections Bandのメロウ&ファンキー・サウンドを楽しむアルバムと言えると思います。プロデュース&アレンジはBenny Clark & Willy Bridges。

フリーソウルのコンピにも収録されている人気曲「We Need Love (Vocal)」がお目当ての方が多いと思いますが、「I Want To Be Your Special Man」あたりも引けをとらない良い曲ですよ!

大騒ぎするほどの名盤だとは思いませんが、Brunswick好きの方であれば楽しめる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「I Want To Be Your Special Man」
アコギとエレピのメロウ・サウンドをバックに、バリトン・ヴォーカルのリードとスウィート・コーラスで魅了してくれる爽快メロウ・ソウル。個人的には「We Need Love」以上にお気に入りの1曲です。Col Chet Fisher作。
http://www.youtube.com/watch?v=u2p6yBSj87k

「We Need Love (Vocal)」
本作のハイライト。シカゴ・マナーのスウィートなファルセットのリード・ヴォーカルと適度にグルーヴ感のあるメロウ・サウンドが心地好いです。また、リードに絡むベース・ヴォーカルも耳に残り、思わずマネしてしまいます(笑)。Directions Band作。
http://www.youtube.com/watch?v=o-94hdgygks

「Too Many Secrets (Vocal)」
ファンキー・サウンド&気合いの入ったコーラスで盛り上げるアゲアゲな1曲。特に終盤はハイ・テンションです。Howard Hopgood/Directions Band作。

「Copy Cat」
Directions Bandによるジャズ・ファンクなインスト・チューン。グループ本体のみならずDirections Bandも魅力的であることを実感できます。

「She'll Never Say It」
Benny Clark作。エモーショナルなソウル・チューン。この曲のみ録音状態が悪く聴こえるのは気のせいでしょうか・・・

「I Love You So」
しっとりとしたスウィート・バラード。コーラスなしのファルセットのリード・ヴォーカル一本で聴かせてくれます。Directions Band作。

「Soup Line」
DirectionsおよびDirections Bandが一体となって盛り上げるファンキー・グルーヴ。B級感たっぷりですが好きです!

「We Need Love (Inst)」
「Too Many Love (Inst)」
「We Need Love」と「Too Many Love」のインスト・ヴァージョン。楽曲とDirections Bandの演奏の魅力を再認識できます。

「If You Ever」
最後はスウィートなバラードで締め括ってくれます。Willie Morrison/Directions Band作。

ご興味のある方は、この時期の他のBrunswick作品もチェックを!

The Eliminators『Loving Explosion』(1974年)
Loving Explosion

Maryann Farra & Satin Soul『Never Gonna Leave You』(1975年)
Never Gonna Leave You

Strutt『Time Moves On』(1975年)
タイム・ムーヴス・オン

Exit 9『Straight Up』(1975年)
ストレイト・アップ(紙ジャケット仕様)

Step by Step『I Always Wanted to Be in the Band』(1976年)
アイ・オールウェイズ・ウォンテッド・トゥ・ビー・イン・ザ・バンド(紙ジャケット仕様)
posted by ez at 01:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする