発表年:1975年
ez的ジャンル:Brunswick系シカゴ・ソウル
気分は... :ドルフィンズ3連勝!
NFLでは我がドルフィンズが開幕7連敗の後に3連勝。
今週は前半の台風の目であったビルズを相手に完勝しました。
ビルズをTDゼロに抑え込み、自らは5TDをあげる完璧な試合運び!とても開幕7連敗のチームとは思えません。プレーオフ進出は難しい状況ですが、この調子で上位チームを撃破して欲しいですね。
今回はシカゴ・ソウルの名門レーベルBrunswickの作品から、Directions『Directions』(1975年)です。
ソウル・ファンにはお馴染みの作品ですね。かつてはコレクターズ・アイテムとしてレアな作品でしたが、CD化されて入手しやすくなりました。僕は2002年にCD化された際に購入しましたが、今ならば2008年にソウル・ウォーカー・シリーズとして再発されたCDを購入できると思います。
本作の主役Directionsですが、詳しいプロフィールは不明です。
メンバーはEarl Haskin、Howard Hopgood、Kenneth Perry、Lawrence Wooden、Willie Morrisonの5名。今回紹介する『Directions』(1975年)が唯一のアルバムです。
さて、その『Directions』ですが、厳密にはDirectionsおよびバックバンドであるDirections Bandの作品と呼ぶのが適切かもしれません。アルバムにはヴォーカルなしのインスト曲も3曲含まれています。その意味では、Directions本体のスウィート・コーラスとDirections Bandのメロウ&ファンキー・サウンドを楽しむアルバムと言えると思います。プロデュース&アレンジはBenny Clark & Willy Bridges。
フリーソウルのコンピにも収録されている人気曲「We Need Love (Vocal)」がお目当ての方が多いと思いますが、「I Want To Be Your Special Man」あたりも引けをとらない良い曲ですよ!
大騒ぎするほどの名盤だとは思いませんが、Brunswick好きの方であれば楽しめる1枚です。
全曲紹介しときやす。
「I Want To Be Your Special Man」
アコギとエレピのメロウ・サウンドをバックに、バリトン・ヴォーカルのリードとスウィート・コーラスで魅了してくれる爽快メロウ・ソウル。個人的には「We Need Love」以上にお気に入りの1曲です。Col Chet Fisher作。
http://www.youtube.com/watch?v=u2p6yBSj87k
「We Need Love (Vocal)」
本作のハイライト。シカゴ・マナーのスウィートなファルセットのリード・ヴォーカルと適度にグルーヴ感のあるメロウ・サウンドが心地好いです。また、リードに絡むベース・ヴォーカルも耳に残り、思わずマネしてしまいます(笑)。Directions Band作。
http://www.youtube.com/watch?v=o-94hdgygks
「Too Many Secrets (Vocal)」
ファンキー・サウンド&気合いの入ったコーラスで盛り上げるアゲアゲな1曲。特に終盤はハイ・テンションです。Howard Hopgood/Directions Band作。
「Copy Cat」
Directions Bandによるジャズ・ファンクなインスト・チューン。グループ本体のみならずDirections Bandも魅力的であることを実感できます。
「She'll Never Say It」
Benny Clark作。エモーショナルなソウル・チューン。この曲のみ録音状態が悪く聴こえるのは気のせいでしょうか・・・
「I Love You So」
しっとりとしたスウィート・バラード。コーラスなしのファルセットのリード・ヴォーカル一本で聴かせてくれます。Directions Band作。
「Soup Line」
DirectionsおよびDirections Bandが一体となって盛り上げるファンキー・グルーヴ。B級感たっぷりですが好きです!
「We Need Love (Inst)」
「Too Many Love (Inst)」
「We Need Love」と「Too Many Love」のインスト・ヴァージョン。楽曲とDirections Bandの演奏の魅力を再認識できます。
「If You Ever」
最後はスウィートなバラードで締め括ってくれます。Willie Morrison/Directions Band作。
ご興味のある方は、この時期の他のBrunswick作品もチェックを!
The Eliminators『Loving Explosion』(1974年)
Maryann Farra & Satin Soul『Never Gonna Leave You』(1975年)
Strutt『Time Moves On』(1975年)
Exit 9『Straight Up』(1975年)
Step by Step『I Always Wanted to Be in the Band』(1976年)