2011年12月27日

Sir Joe Quarterman & Free Soul『Sir Joe Quarterman & Free Soul』

人気曲「(I Got) So Much Trouble In My Mind」収録のストリート・ファンク☆Sir Joe Quarterman & Free Soul『Sir Joe Quarterman & Free Soul』
Sir Joe Quaterman & The Free Soul
発表年:1973年
ez的ジャンル:JBフォロワー系ストリート・ファンク
気分は... :気力、体力ともにそろそろ限界かも・・・

世間では年末モードに突入といったところなのでしょうが、とても年末とは思えないバタバタ感・・・

大晦日まで怒涛の日々が続きそうです。
気力、体力ともにそろそろ限界かも?

こんな僕を救済しておくれるのはやはり音楽なのか・・・

今回はレア・グルーヴ・ファンにはお馴染みの1枚。Sir Joe Quarterman & Free Soul『Sir Joe Quarterman & Free Soul』(1973年)です。

Sir Joe Quarterman & Free Soulは1970年にワシントンDCで結成されたファンク・グループ。リーダーのSir Joe Quarterman(vo、tp)をはじめ、George R. Lee(g)、Willie Parker Jr.(g)、Gregory C. Hammonds(b)、Allen Stewar(ds)、Karissa Freeman(key)、Leon Rogers(sax)という7人編成です。

グループは何枚かのシングルと唯一のアルバム『Sir Joe Quarterman & Free Soul』(1973年)をリリースしています。

クラシックとも呼べる人気曲「(I Got) So Much Trouble In My Mind」が目玉ですが、それ以外もJBフォロワーらしい怒涛のファンク・オンパレード作品に仕上がっています。

B級感が漂うのは事実ですが、B級ならではの楽しさがあるファンク・アルバムだと思います。

全曲紹介しときやす。

「(I Got) So Much Trouble In My Mind」
オススメその1。本作のハイライト。レア・グルーヴ好きにはたまらない怒涛のファンク・チューン。シングルとして全米R&Bチャート第30位となっています。直球なファンクのりで押しまくるのがいいですね。後半のロッキン・ギターがいいアクセントになっています。
http://www.youtube.com/watch?v=0w7Ccje1jho

本曲はUTFO「Wanna Rock」、Stezo「Put Your Body Into It」、3rd Bass「Oval Office」、Shinehead「Trouble」等の定番サンプリング・ネタとしてもお馴染みです。

UTFO「Wanna Rock」」
 http://www.youtube.com/watch?v=HoQiXDcTXIM
Stezo「Put Your Body Into It」」
 http://www.youtube.com/watch?v=eSfsvfgTCTU
3rd Bass「Oval Office」」
 http://www.youtube.com/watch?v=i3L65gcFZKo
Shinehead「Trouble」」
 http://www.youtube.com/watch?v=tv9Lo10kATs

「I Made A Promise」
インパクトは弱いですが、小気味良いストリートなファンク・チューン。

「The Trouble With Trouble」
オススメその2。ニューソウルな空気感が漂うファンク・チューン。JB+Curtisといった趣がいい感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=Ap4XxzP_GBo

「The Way They Do My Life」
オススメその3。さらにCurtis Mayfieldテイストが強くなったファンキー・グルーヴ。美しいストリングスもグッド!

「Find Yourself」
ニューソウルなメッセージをファンキー・サウンドに乗せて高らかに歌い上げます。♪Find Yourself!

「Gonna Get Me A Friend」
ホーン隊とロッキン・ギターが印象的なファンク・チューン。

「Give Me Back My Freedom」
自由を求めるニューソウルな仕上り。哀愁モードのファンキー・サウンドです。
http://www.youtube.com/watch?v=F9lGVe3E0I4

「I Feel Like This」
オススメその4。Sly & The Family Stoneっぽい雰囲気も感じるミッド・ファンク。混沌とした空気感が好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=Yix4IRiLiVI

「Live Now Brothers」
サザン・ソウル風味のイナたいソウル・チューンです。

ここまではオリジナルLPの4曲。僕の保有するCD(94年再発盤)にボーナス・トラックとして以下の4曲が追加収録されています。この4曲がかなりいいですね。

「This Girl Of Mine (She's Good To Me)」
オススメその5。1973年のシングル曲。疾走するホーン隊と黒いファンク・リズムが実に格好良いです。
http://www.youtube.com/watch?v=lPASqnSjsTE

「Thanks Dad」
1973年のシングル曲。8分超の長尺曲です。シングルではAB面でPart 1 & 2に分かれていました。個人的にはインスト中心でパーカッシヴなPart 2に惹かれます。
http://www.youtube.com/watch?v=GoKU21Kj_Cg

「I'm Gonna Get You」
オススメその6。1974年のシングル曲。「(I Got) So Much Trouble In My Mind」と並び本作のハイライトと呼べるファンク・チューン。グループの魅力がコンパクトにまとまっています。また、3rd Bass「Oval Office」、Stop The Violence Movement「Self-Destruction」のサンプリング・ソースにもなっています。
http://www.youtube.com/watch?v=XizKnYgdJX8

「No」
この曲もSly & The Family Stoneっぽい雰囲気です。ポジティブなピースフル感が漂います。

最近のCDはさらにボーナス・トラックが増えて全18曲のお得盤になっているようです。
posted by ez at 04:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする