発表年:1996年
ez的ジャンル:モンド・ラウンジ系スウェディッシュ・ポップ
気分は... :近未来レトロ・・・
今日はスウェディッシュ・ポップのグループKomedaの2ndアルバム『The Genius of Komeda』(1996年)です。
スウェーデン北部の大学街ウメオで1991年に結成されたモンド・ラウンジなポップ・グループKomedaの紹介は、3rdアルバム『What Makes It Go?』(1998年)に続き2回目です。
前にも書きましたが、Stereolab好きは気に入るグループだと思います。
モンド・ラウンジなポップ感覚をストレンジ&スタイリッシュに昇華させた『What Makes It Go?』と比較すると、本作『The Genius of Komeda』は近未来レトロなモンド・ラウンジ感が魅力のアルバムです。何処となく70〜80年代ニューウェイヴを彷彿させる点も気に入っています。
レトロな近未来像といった雰囲気のアルバム・ジャケをそのままサウンドにしたような1枚です。
本作におけるメンバーはLena Karlsson(vo)、Mattias Norlander(g)、Marcus Holmberg(b)、Jonas Holmberg(ds)の4名。紅一点Lena Karlssonのクール・ヴォーカルが、近未来レトロなモンド・ラウンジ・サウンドをさらに際立たせています。
楽曲は全てグループのオリジナルです。
ジャケに惹かれたならば、ぜひチェックを!
全曲を紹介しときやす。
「More Is More」
近未来レトロなモンド・ポップ。ジャケのイメージそのままのレトロな近未来像をそのまま音にしたようなポップ感覚に彼らのセンスを感じます。
http://www.youtube.com/watch?v=tOsESjzgGhI
「Fire」
Lenaのクール・ヴォーカルが引き立つラウンジ・ポップ。ダークなカフェ・ミュージックといった感じでしょうか(何じゃそりゃ?)。
「Rocket Plane (Music On The Moon)」
シングルにもなった曲。近未来的なノスタルジーでまとめたラウンジ・ポップ。ジャズのエッセンス上手く採り入れている点が巧みです。
http://www.youtube.com/watch?v=c-6stBqU4Mg
「Boogie Woogie/Rock'N'Roll」
この曲もシングルになりました。チープな疾走感がニューウェイヴっぽくて好きです!
http://www.youtube.com/watch?v=OcXD97vUla4
「Disko」
モンド・ラウンジなポップ感がたまりません。ピコピコ・ノイズもグッド!この頃のStereolabがお好きな人であれば気に入る1曲だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=Q7nstltc_pY
「Top Star」
ポップに疾走するギター・ポップ。このタイプの曲はLenaのクール・ヴォーカルが栄えます。終盤のストリングスも効果的です。
http://www.youtube.com/watch?v=wF2m_F9I88A
「Light O' My Life」
レトロ感を逆手にとったジャジー・ポップ・チューン。このあたりのセンスも心憎いですな。
http://www.youtube.com/watch?v=k_iLy6YphfY
「If」
この曲もノスタルジックな哀愁感を巧みに演出したポップ・チューンに仕上がっています。
「Frolic」
近未来ポップ感覚に魅了されます。この曲もStereolab好きな人向けの仕上がり。
「In Orbit」
スピーディーなアルバムのアウトロ。
僕の所有しているCDはここまでの10曲ですが、「Arbogast」、「New New No」の2曲が追加収録されているものもあります。
他のKomeda作品もチェックを!
『Pop Pa Svenska + Plan 714 till Komeda』
※デビュー・アルバム+1995年作のEP
『What Makes It Go?』
『Kokomemedada』